仕事において重要といわれる行動力ですが、その本当の意味を理解しているでしょうか。仕事における行動力とは、単にフットワークの軽さを意味するものではありません。目標を立て、筋道を示して努力する。それこそが本当の意味での行動力です。自分が信じるものに向かって進むような力を行動力と呼ぶのであり、単に行動するだけでは行動力とは呼べません。仕事の成果につながる行動力をつけるためには、どのようにすればよいのでしょうか。今回は、仕事で役立つ行動力をつけるための方法について紹介します。
1.小さなことから始める
行動力をつけるための第一歩は、確実に達成できる小さなことから始めることです。目標を大きなところに設定した場合でも、いきなり目標につながる行動を起こすことは不可能ですので、最初の一歩は自分で確実にこなせる小さなことから始め、小さな成果を次の成果につなげていく意識が重要になります。
小さな仕事であっても、成功したという体験は自信に繋がり、次の仕事につながる貴重な経験になります。「千里の道も一歩から」といいますがまさにその通りで、いきなりゴールへ向かって突き進むのではなく、着実な歩みを進めていくことが最終的な目標へとつながるスタートになるのです。
大きな目標を達成することは重要ですが、大きな目標は小さな成果を積み重ねていくことでしか到達しません。土台が広ければ広いほどピラミッドの頂点が高くなるように、最初の小さな成果の積み重ねが最終的な仕事の成果より大きなものにします。
2.仕事の意味を考える
目の前にある仕事がどのような意味を持つのか。常に自分にそう問いかけながら仕事をすることでより効率的な仕事の方法が見つかり、行動力をつけるきっかけになります。仕事を手順通りに進めることは重要ですが、仕事の本質的な意味を知らなければ改善することはできません。逆に言えば仕事の本質的な意味さえ知ってしまえば、手順を変えたとしても成果を上げることはできるのです。
「チラシを作る」という仕事を考えた場合、目の前にある仕事に集中するのであれば望ましい成果は「客足が伸びるチラシを作る」ということになります。しかし、チラシを作る本質的な意味を考えれば、重要なのはチラシの出来栄えだけではありません。配布場所やタイミング、誰に配るのかといったことまで総合的に考える必要があります。そしてそれこそ行動力をつけることであり、質の高い仕事であるともいえます。
仕事の意味を知ることでより効率的な仕事のやり方を探ることができるようになり、正しい行動力をつけることができるでしょう。
行動力をつけるといっても、方法は一つではありません。積極的なチャレンジが行動力につながることもあれば、慎重に行動を選択することで行動力が高まることもあります。大切なのは、常に行動力をつけると意識しておくことです。行動力をつけるという意識を持っていれば、すべての経験を役立てることができるでしょう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう