仕事で役立つ自己管理能力とは何か、それは自分自身を律し、管理する能力と言えます。しかし、自分自身を律することは理解していても、実際にどうすればよいのかについては、わからないという人もいるかもしれません。ですので、今回は仕事で役立つ自己管理能力を向上させるための方法について紹介したいと思います。
1.仕事で役立つ自己管理能力とは
自分自身を律し、管理する能力は細かく分類していくと以下のような要素に分解することができます。それは 顧客満足、 計数(結果)、 時間、 仕事の進め方(プロセス)、 他者とのコミュニケーション、 自己学習、 健康の7つの要素です。
フレームワークとして、ロバート・キャプラン(ハーバード・ビジネス・スクール教授)とデビッド・ノートン(コンサルタント)が1992年に、Harvard Business Review誌上に発表した業績評価システムに似通っています。二人は、戦略・ビジョンを4つの視点(財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点)で分類しています。評価指標は、バランススコアカードと呼ばれています。
仕事で役立つ自己管理能力を定義する場合も、バランススコアカードと同様に、上記7つの視点があると考えられます。
2.自己管理能力を向上させるための方法
自己管理能力を向上させるための方法としては、上記の7つの要素通り、以下の方法が挙げられます。
1.つねに顧客満足を意識する、サービスレベルの基準と比較する
2.計数(結果)を分析・評価する
3.どれくらいの時間で自分は仕事をできるのかを正確に理解し、適切なスケジュール計画が組めるようになる
4.ITの活用などを通じて仕事の進め方(プロセス)を常に改善していく
5.他者とのコミュニケーションの工夫、改善をおこなう
6.つねに自己学習、死ぬまで学び続ける、自分より若い人からも学ぶ
7.健康を維持するため、食事に気を付け、運動する、睡眠を十分にとる
これらを実行していくことで、自己管理能力が向上し、仕事に役立たせていくことができるのです。
自己管理能力について、遅刻や欠勤など、明らかに上司や会社から見て問題があるとき以外、指摘されることは少ないものと思われます。まさに自己責任で、仕事で役立つ自己管理能力を向上させていかなくてはなりません。ですので、以上の7つの自己管理能力を向上させる方法を実践し、しっかりと社会人らしく自己管理できるようにしましょう。
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