「視野を広げて物事を見るように」と言われても、いきなり実行に移すのは難しいかもしれません。しかし、視野を広げるということは、仕事においても重要なことですので、ビジネスマンなら、視野を広く物事を見るように努めたいもの。
今回は、仕事において物事の視野を広げることの重要性について、どこに視点を置くかという観点から考えてみたいと思います。
相手の立場から物事を見る
相手の立場になって物事を見ると、簡単に問題が解決することが世の中にはたくさんあります。例えば、夫婦喧嘩の種が「旦那の帰りがいつも遅い」ことだったとしましょう。夫からすると、家族のために一生懸命働いているのに、帰りが遅いと批判するのは何事か、という気持ちになり、よりいっそう激しくケンカをしてしまいそうになるところですが、それは自分達だけの視点で見た物事です。
視野を広げて、妻の立場になって考えて見たら、「仕事が遅くて休息がとれていなくて体が心配」や「一緒にいる時間が少なくて寂しい」ということなのかもしれません。
相手の視点から物事を見れば、「心配してくれてありがとう」「今度の休みは一緒に外出しようか」という言葉で、あっという間に夫婦ゲンカが片付くかもしれません。仕事の上でも取引先や顧客の立場から、物事を見ることができるのは大きな戦力となるのです。
鳥の視点から物事を見る
相手の立場にたって物事を見るだけでなく、視野を広げて俯瞰で物事を見ることができるようにしておくことも必要です。例えば、会社内で利害関係が相反するものに、営業部と製造部がありますが、営業部は製造部を目の敵にし、製造部は営業部を目の敵にし、社内でずっといがみあって両者で足を引っぱりあっていたら、営業部と製造部のパイプがしっかりした同業他社に、あっという間にシェアを奪われていた、ということもあるでしょう。
目先の敵にばかり目がいっていたために、もっと大きなライバルに出し抜かれてしまっていては、いがみあっていた意味がありません。ライバルがいると、切磋琢磨してお互いによい結果を残すこともありますが、はたして、意地だけで意味のない争いをしているのではないか、ということにも留意する必要があります。
鳥のように、物事を上から俯瞰的に見るようにすれば、そういった事態は起こりにくくなるのではないでしょうか。
仕事において、物事の視野を広げることの重要性について考えてみました。視野が狭いと、仕事だけでなく家族関係にも打撃を受けるかもしれません。相手の立場から物事をみたり、俯瞰したりしながら、視野を広げることに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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