仕事ができるビジネスマンになるためには、仕事の段取りを上手につけられるようにならなければなりません。段取りよく仕事をすることで、少ない労力で大きな成果を上げることが可能になり、仕事の効率を改善しながらさらに仕事の質を高めていくような理想的な働き方が実現します。
では、仕事の段取りはどのようなポイントに注意すれば上手に組めるのでしょうか。今回は、仕事の段取りを考える上でなくてはならない重要なポイントを紹介します。
1. 仕事のゴールを意識する
仕事の段取りとは、どのような手順で仕事を完成させていくのかという道筋をつけるための作業であり、仕事のゴールまで最も効率の良い進め方を探すための作業でもあるのです。仕事の段取りを考える時に、目標とすべきゴールがはっきりしていなければ、どのような道筋をつけてよいのか分からず、段取りを組むことができなくなってしまいます。
「売り上げを上げる」というだけでは目標にはなりますが、具体性に欠け仕事のゴールとしては不適格です。このケースでは「売り上げを10%上げる」というように、売り上げ目標として明確な数値を設定することで具体的な仕事のゴールがはっきりします。ゴールが明確になっていれば、そのゴールの基準から逆算して出発点まで辿ることが可能になり、最適な段取りを組むことができるでしょう。
2. 余裕を持たせる
どんなに完璧な段取りを組んだとしても、仕事が段取り通りに進むとは限りません。何か突発的なトラブルが起こったり、事前の想定よりも仕事効率が悪かったりすれば段取りは狂ってしまい、予定通りに仕事が進まなくなってしまいます。
もし段取りに余裕を持たせていなかったとしたら、小さなトラブルが全体に大きな影響を及ぼすことになり、仕事を完成させることができなくなってしまうでしょう。最適な段取りを組むことはいいのですが、段取りに余裕を持たせておかなければ柔軟性のない、僅かなズレで崩れてしまうような非常に脆い段取りになってしまいます。
最初に段取りを立てるときに、あらかじめ余裕を持たせておけば、トラブルが起きたときも柔軟に対処することができるよう備えておくことができます。もし何のトラブルもなく段取り通りに仕事が進んだのであれば、余裕の時間を仕事の質を高める作業に充てるようにすると、限られた時間の中でより質の高い仕事を仕上げることができるでしょう。
3. 平行に作業する
一つの仕事を完成させてから次の作業に取り掛かるような仕事の仕方をしていると、何かの都合で仕事がストップしてしまった時に全部の作業が中断してしまいます。同時に進められる作業はなるべく並行して作業を進めておけば、一つの仕事がストップしてもほかの作業を続けることができるので、時間を無駄にすることなく効率よく仕事ができるでしょう。
仕事の段取りはポイントさえ押さえておけば、誰でもきちんと組むことが可能です。重要なのは段取りを守ることではなく、いかに段取りを生かして仕事をするのかということです。
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