斬新なアイデアを生み出すための発想法であるブレインストーミングは、ビジネスの現場でも様々な場面で活用されています。ビジネスの現場でブレインストーミングを用いることで、ブレイクスルーとなるような画期的なアイデアを生み出すことができるため、単なる発想術としての役目を超えたビジネスツールの一種としても認識されているでしょう。今回は、ブレインストーミングを業務で用いるときの有効な使い方を紹介します。
組織の課題を改善する
ブレインストーミングのメリットの一つに、参加者の積極性を引出して課題に対する主体的な取り組みを促すことができる、というものがあります。自由で制限のない発言を奨励することで、課題に対する意識が強まり自分自身の問題として捉える意識が生まれるでしょう。積極的な姿勢は問題解決への推進力と同時に、当事者意識を生み出す効果を発揮します。
職場や部署など組織が抱える問題をブレインストーミングの課題に取り上げることで、メンバーが組織の問題を他人事ではなく自分自身の問題だと捉えるようになり、組織に対して積極的に関わる姿勢が生まれるでしょう。
特に業務経験の浅いメンバーの場合、職場や組織に対する忠誠心や思い入れを持たせるのは難しい作業ですが、ブレインストーミングを実行することによって、組織に対する当事者意識が強まり、メンバーとしての自覚が生まれます。
新製品を提案する
ブレインストーミングで生まれるアイデアは、前例や常識に捉われない斬新で新鮮なアイデアです。他に似たものが無いようなアイデアを生み出すことこそが、ブレインストーミングが最も効果を発揮する使い方と言えるでしょう。
ブレインストーミングによって生み出されたアイデアを商品開発に用いることで、開発される新製品は他に類を見ない特徴を持ったものとなり、他の商品との差別化が実現します。競争市場において、差別化が成功するということは競争優位性を獲得するということでもあります。ライバル商品のシェアを奪うだけでなく、さらに一歩進んでまったく新しい顧客を開拓することも夢ではありません。
新市場の開拓
まったく新しい市場を開拓することができれば、企業はその新市場では事実上独占的な地位を獲得することができます。新市場の開拓に成功すればビジネス面において優位を獲得するだけでなく、顧客からは若々しく活発なイメージを獲得することができるでしょう。
市場開拓にブレインストーミングを導入することでまったく新しい切り口や発想から顧客をとらえることが可能になり、顧客自身も気づいていなかったような潜在的欲求に応える商品の開発や、まったく新しい価値を提供するサービスを生み出すことができます。
ブレインストーミングを活用できる場面はまだまだ他にもたくさんあります。使い方次第でいくらでも応用できるのがブレインストーミングの特徴であり、最大のメリットです。普段の業務を見直してみて、ブレインストーミングが活用できそうな場面を探してみてください。
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