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転職を考えている人が面接で「集中力」を自己PRする際のポイント

Kazuhiko Tanabe

2014/03/31(最終更新日:2014/03/31)


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by @Saigon

 転職時の面接で集中力を自己PRしたいという場合。確かに集中力というのは、担当者が採用を検討する中で重大なファクターとなります。集中力が欠けた社員が近くにいることで、周囲にも影響を及ぼす事もあるからです。そう考えると集中力というのは、採用担当者にとっては「必要とされる能力」かもしれません。では、集中力をアピールするにはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

状況に応じて集中力をアピールすべきかを考える

 恐らく自己PRの内容を「集中力」にしたい、と考えている方は、比較的若年層で、かつ転職経験も少ないほうかと思います。実際、ある程度の年齢に達している方にとって、「集中力」というのはあまり面接の際の自己PRとはなり得ません。それは当然の事であり、わざわざ自己PRするようなことではないからです。また、転職経験が多い人が面接で集中力を自己PRしたとしても、あまり説得力がないというのは想像に難くないと思います。

 逆に言えば、比較的若く、かつ転職経験も少ない人で言えば、面接時に集中力を自己PRとするのは強みとなり得ます。やはり企業の採用担当者としては、若年層の集中力について危惧感を抱いているはずですし、また採用する以上、仕事に集中力を発揮し、ずっと勤務してほしいという希望があるのは当然のことだからです。となると、自分の年齢と経歴を考慮し、「面接の際に、集中力を自己PRした場合、採用担当者の理解を得られるか?」判断するのが第一のポイントだと言えます。

実績を付け加える

 面接の時に集中力を自己PRする際重要になってくるのが、「集中力が高いこと」による実績です。単に「どれだけ物事に集中できたか」という実績だけでは不充分です。例えば、「仕事に没頭していて休憩時間にも気付かなかった」ということだけでは、集中力の自己PRにはなり得ないのです。

 担当者が求めているのは、集中力によりどのような功績があったかどうかです。具体的な数字を盛り込み、結果付きで自己PRをすることが大切です。例えば「集中して物事に取り組むため、同僚が二時間かかる事務作業を自分は一時間で終わらせていた」などというのが、集中力の実績を自己PRしているということになります。集中力が高いことが、採用する側のメリットになると感じさせなければ意味がありません。面接ではこのことを忘れないようにしましょう。これが面接の際に集中力を自己PRとする際の第二のポイントです。

自己PRすることにばかりに集中しすぎないこと

 最後に覚えておいてほしいことは、集中している間であっても周囲の状況にも気を配ることができるということを自己PRの中に盛り込む事です。「仕事に集中していて、気が付いたらみんな退社していた」というのは笑い話にはなり得たとしても、面接での自己PRにはならないでしょう。「集中力はあるが、周りの状況も把握できる」という点をも自己PRできなければ、単に「自分の仕事にだけ熱心になり、協調精神がない」と判断されてしまうかもしれません。

 面接における応対においても一緒です。自分の話そうとする事に集中するだけではなく、担当者の話も集中して聞かなければなりません。集中力を自己PRにしようと考えている人は、以上の三点を忘れず面接に臨んで下さい。

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