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【2つのケース別】新入社員が始めて参加する会議で挨拶するときのポイント

Shingo Hirono

2014/03/27(最終更新日:2014/03/27)


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【2つのケース別】新入社員が始めて参加する会議で挨拶するときのポイント 1番目の画像
by kevin dooley
 新入社員が「企業人になった」と強く実感するのが、初めての会議かもしれません。会社の仕事は大小さまざまな会議・ミーティングによって意思決定され、実行に移されます。その点でも大変重要なビジネスシーンであると言っていいでしょう。初めて参加する会議ではリーダーや進行役から挨拶するように指示されることも多いはず。ここでは会議のタイプを2つに分けて新入社員挨拶のポイントを説明していきましょう。

1. セクション内の会議

 新入社員が初めて経験する会議は、多くの場合所属するセクション内のものでしょう。入社初日にさっそく会議があって、それに参加する場合は、自己紹介をかねた挨拶になります。とはいっても、会議は限られた時間内でさまざまな案件を検討、意思決定しなければなりません。参加者はみな、時間を有効に使うことに敏感になっています。ですから、スピーチめいた長い挨拶は避けなければなりません。ごく簡単に、必要最低限の自己紹介にとどめましょう。

例文:「この度、こちらの部署に配属になりました○○と申します。××校出身です。どうぞよろしくお願いいたします。」

 大学卒なら学部と専門分野をつけくわえる程度で十分でしょう。面接ではないのですから、趣味や特技などを話すのは場違い。失笑を買ってしまうかもしれません。入社して日数を経てからの会議の場合、この自己紹介も不要になります。すでに部署内のメンバーはあなたのことをある程度知っており、一緒に仕事をしているメンバーもいるのですから、自己紹介は省略し、その代わりに会議に参加する意気込みを述べるといいでしょう。

例文:「始めての会議で緊張していますが、最後まで集中してお話を傾聴し、できれば一言でも発言したいと意気込んでおります。」

 自分で自分に発言を課すような挨拶ですが、それをバネにして「有限実行」できればベスト。もし、進行役から発言を求められたとき、何も話すことを思いつかなかったら、「緊張していて、考えがまとまりません。あとでしっかり復習します」と答えればいいでしょう。

2. 複数のセクションにまたがる会議

 プロジェクト会議などでは、参加メンバーが複数のセクションにまたがる場合もあります。そうした会議では、新入社員の挨拶も少し変ってきます。「自分が何者であるか」を参加者全員に伝えることが主眼になるからです。所属部署をはっきり述べることがポイントになります。例えば、下記の例文を参考にすると良いでしょう。

例文:「こちらの会議に始めて参加させていただきます、○○部××課の△△と申します。この○月に入社いたしました。初めて経験する会議で緊張しております。どうぞよろしくお願いいたします」


 挨拶するときは顎を引いて、正しい姿勢で立ちます。会議の規模にもよりますが、挨拶しながら、参加者全員に視線を巡らせるようにすると自然でしょう。また、緊張すると早口になってしまいがち。ごく短い挨拶なのですから、慌てず、ゆっくり話すことを心がけましょう。

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