面接が晴れて決定しても、その時間がとても短い場合があります。その理由は次のようなものが考えられます。
(1)1人あたりに取れる時間が限られているため。
(2)すでに合否はほぼ決まっているが、形だけでも面接をしなければならないため。
(1)の場合は、いかに短い時間にアピール出来るかが鍵となります。(2)の場合も、逆転出来る可能性はあるので、全力を尽くすことは無駄ではありません。いずれにしても、短い時間のための対策は十分とらなければなりません。今回は面接の時間が短い場合に取るべき対策について紹介していきます。
1. 第一印象がとても大事
短い時間だけに、アピール出来る量は少なくなります。そのため、最初の印象が持つ意味合いがとても大きくなります。第一印象をよくするには、まずは常識的な見栄えを良くすることが必要です。常識的な面接のための身だしなみは、基本をしっかり押さえましょう。スーツのしわやほこり、靴の汚れなど、十分に気をつけて下さい。
もう一つ、第一印象において重要なことは、自信を持って臨むことです。面接というのはどうしても不安なものです。ちょっとした作法にも、これでいいのかという不安がつきまといます。
しかし、不安な感情は、声にも動きにもよく表れてしまいます。自信を持って臨むことで、不安な感情が伝わらなくなり、相手には好印象を与えます。自信を持つのが難しい場合は、迷わないことと、声をはっきり出すことに気をつけて臨むといいでしょう。
2. 簡潔にアピールすることに心がける
第一印象をよくしたら、あとは面接の内容です。聞かれた質問には、しっかり答えましょう。その上で、自分自身をアピールしていくことが必要です。短い時間なので、アピールも簡潔にわかりやすくすることが求められます。
まず、自分が何をアピール出来るかを考えておきましょう。その際に、相手にとってどのような利点があるかということを念頭に置き、自分の長所や経験からアピール出来るものを選んでおいて下さい。その上で、どのような形で簡潔にアピール出来るかということを考えます。
アピールの文言を考えておいて、その文言を言う練習を繰り返すという手もありますが、その方法は臨機応変さに欠けてしまいます。想定していた質問が出なかったなど、練習した文言を言う機会がなくなってしまう場合も十分に考えられます。そのため、アピール出来ることを自分の中で捉えておくことが肝要となります。
以上が、面接の時間が短い場合にとるべき対策です。短い時間の面接だけに、内容の濃さが重要になります。基本をしっかり押さえて、質の高い面接を目指していきましょう。
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