起業家として成功するには、一体何が必要なのでしょうか。 今回は、起業家として成功した人から見える特徴についてご紹介します。
1. 使命感を持つ
自分のお金のため、また自分で好きな事をやりたいから起業するなど、理由は自由です。ただ、それに人が協力してくれるかは疑問が残ります。こんな場合を想定してみてください。あなたの会社に全く同じものを扱っている二人の営業マンがやってきました。一人は「これは御社にとって素晴らしいものです」と力説し、確かにあなたもその提案に興味があります。もう一人は、あなたがこれを契約しないと自社の売上に響くといった気持ちが言葉の端々から見え隠れする営業マンです。あなたにとって元々興味のある商品です。どちらの営業マンから買いたいと思うでしょうか。ほとんどの人が前者から買いたいのではないでしょうか。他人の都合を押し付けられても困ってしまうと思います。
起業には、周りの人たちが応援したくなるような使命感が必要です。株式会社アトムの創業者である末松亜斗夢さんは使命感に燃えた起業家の一人です。元々グラフィックデザイナーであった末松さんは、アスキーに入社しました。その仕事の中で末松さんは「チャンスさえあれば、デザイナーの立場から、これからのコンピューターに関わっていきたい。デザインの世界を変えられるのは、デザイナーとコンピューターの両方を知る私の使命だ」と起業しました。その後末松さんは、世界初のオンラインマガジン、アートギャラリー、音楽などのコンテンツを揃えたウェブソリューションサイトを公開しました。その反響は凄まじく、サイトを立ち上げた翌日になんと2万件を超えるアクセスがありました。そして、業界のパイオニアとしての地位を確立していきます。「デザインの世界を変えたい」という思いの中には「きっと皆の役にたてるだろう」という思いもあったのではないでしょうか。だからこそ、人々に受け入れられたのでしょう。
2. 時代の先を読む
過去のネットバブルに上手く乗った起業家を紹介したいと思います。日本テレホンショッピング株式会社社長の小見山邦興さんです。ある時小見山さんは、電話を使った無店舗販売を思い立ちました。ただ、先発の会社も多くいました。そこで、一歩先を読み、「メーカーからの規格品ならば、どこで買っても同じだ。安く販売できれば必ず売れる」と考えました。そして、電話だけで商品を受注することで人権費などの費用を削減し、他社と比べて1割から2割安く販売しました。その後に起きたネットバブルの波に乗り、日本テレホンショッピングは急成長遂げました。現在では電話営業や商品受注は珍しくありませんが、時代の波を先読みし行動することが大切であることが分かります。
これらの特徴は彼らだからこそ身についているものではなく、全員が持っているものです。それを上手に扱うことで成功することができると言えるでしょう。起業を目指す方はぜひこの2点について考えてみてください。
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