様々な面接において最近増えてきたのが、雑談形式の面接です。雑談形式とは、従来のように「自己紹介」から始まり「志望動機は?」「大学で学んだことは?」といった型にはまった質問に答えるのではなく、担当者とニュースの話題や趣味などについてフランクに話をするというやり方です。
一見、堅苦しい面接よりも対応しやすいように感じられるかもしれません。しかし実際には逆で、雑談形式のほうが対策が立てにくく、失敗しやすいのです。ここでは、雑談形式のの面接に備えた対策について、おすすめの方法を紹介します。
対策が立てにくい雑談形式の面接
一般的なスタイルの面接は質問項目が予想できますし、ノウハウ情報も豊富にあります。ですから、答え方を準備するのもそれほどむずかしくはありません。むしろ対策の講じやすい面接スタイルと考えていいでしょう。
しかし、雑談形式はそうはいきません。どういう話題を振られるのか事前に予想することが難しく、臨機応変のコミュニケーション能力が問われるからです。「その場になってみないとわからない会話を、事前にどう準備すればいいのか。対策の方法はあるのは」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。また、フランクな会話では自分の「地」が出やすいもの。つい緊張感が薄れ、失礼な言葉遣いをしたり、話し方の悪い癖が出てしまうことが多いというのも雑談形式の面接のやっかいなところです。ですから事前に対策を講じ、十分な準備をしておかなくてはなりません。
3人1組で行う、面接シミュレーション
そこでおすすめしたい対策方法が、3人で行う雑談面接のシミュレーションです。面接する役と受ける役、そしてそれを客観的の観察し問題点をチェックする役の3人で練習をする方法です。
面接する役は、社会・外交・経済などの時事ネタや、スポーツ・芸能などのニュース、あるいは季節の話題などをテーマに選びます。できるだけ面接者が苦手な分野の話題を選ぶと効果的でしょう。話題を振り、受験者がそれに答える形で会話がスタートし、そこから雑談に入っていきます。友人同士でやるのですから、どうしてもフランクになってしまうでしょう。普段の口癖も出てしまうにちがいありません。それを観察者役の人が細かくチェックし、終了後に指摘して改善策を3人で話し合うということを繰り返します。
こうしたトレーニングで、かなりの効果はあらわれるはずです。あとは、毎日のニュースをチェックし、自分なりの意見を持つように習慣づけること。常に広い視野を持って、多方面の情報をキャッチすることを心がけてください。
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