HOMEビジネス 【成功の舞台裏】苦労は買ってでもしようと思える起業家成功までの3つのエピソード

【成功の舞台裏】苦労は買ってでもしようと思える起業家成功までの3つのエピソード

野口直希

2014/02/06(最終更新日:2014/02/06)


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【成功の舞台裏】苦労は買ってでもしようと思える起業家成功までの3つのエピソード 1番目の画像
 一見華々しい人生を過ごしてきたかのように見える起業家たち。しかし、彼らだって初めから成功していたわけではありません。ここでは3人の創業者の苦労した経験を紹介します。今のイメージとはかけ離れた意外な姿にびっくりするかもしれません。

なかなか流行らない冬の時代

 5億近い月間PV数を誇る日本最大級のレシピサイト「クックパッド」。今では知らない人はいないサービスですが創業者の佐野陽光氏にも長い冬の時代がありました。食に関するサービスに意欲を持ち続けた佐野氏は、クックパッドの前身となる有料の会員制サイト「コイン」を開始しました。しかし数年間続いたコインは全く振るわず、貧しい生活が続きました。

 その後サービス名をクックパッドに変更し、有料制を撤廃してカスタマーに寄り添ったサービスを展開。コイン開始後から14年後に遂に一部上場を果たしました。

ゼロからの起業で極貧生活

 スマホゲーム「フルボッコヒーローズ」が大ヒットの兆しを見せるドリコム。創業者の内藤裕紀氏は学生起業家の中でも最も有名な人物です。しかし、そんな彼も順風満帆だったわけではありません。

 起業を試みて始めた事業はあえなく失敗。その後はベンチャービジネスコンテストに出場して資金を集め、家賃8万円の事務所を借りて事業の下地を作りました。この2年間の住み込み時代は、ゴキブリやネズミと同居するような古びた家での極貧生活だったそうです。泥まみれの学生生活でしたが、そこまでする起業への強い執念がのちの成功をもたらしたのでしょう。

妻と子供を幸せにできない苦悩

 36歳の若さで日本初の独立系インターネットベンチャーとして店頭公開を果たし、フリーMLを初めとした数々のネットサービスを展開するGMOメディア。創業者の熊谷正寿氏は波乱万丈の人生を送っています。高校に首席で入学したものの怠けてまったく勉強をせずに高校を中退。アルバイトを転々とし後、家業のパチンコ屋経営に関わりますが、なかなかお金がたまりませんでした。彼は20歳の時に婚約をし、子供も授かっています。彼女たちに満足な暮らしをさせてあげられないのが何よりも不満でした。

 その後は家族を幸せにするにはどうすればいいかを必死に考え、GMOメディアを立ち上げます。「礼儀を大切に」をモットーに誠実な活動を続けた結果、今ではグループ企業5社を一部上場させています。


 誰もが初めから成功していたわけではありません。しかし、彼らはその苦難を糧にすることで現在の成功を手にしています。何か辛いことがあっても、それは明るい未来のための準備期間だと考えてみてはいかがでしょうか。

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