プレゼンにおいて大切な事は、流れをわかりやすくして説明することです。最初から最後まで一本の道にすれば一番わかりやすいわけですが、そこには問題が発生します。根拠を示す具体例が無ければ説得力が無く、例え話が無ければイメージがつきにくくなります。
けれども、その根拠や例え話があまりにも多ければ話の流れが止まってしまいますし、またそれを示す場所によってはどこまで話が進んだのか、聞いている人にはわからなくなる恐れがあります。それでは、どのような流れで説明すればよいのでしょうか。
一番最初に課題や問題点を出しておく
プレゼンの流れの組み立て方としては、まず始めにつかみ、いわゆる聞き手を惹きつけることが必要とされます。また、このつかみの段階ではあまり時間を取らないというのが定石です。けれども、あえて初めに話を少し広げておくこともひとつの方法です。つまり、提案したい事に関しての課題や問題点は最初に挙げておくわけです。
人は中途半端な状態でいると居心地が良くないものです。問いかけだけしておいて答えが出ていないと、どうにも落ち着かないものです。と同時に、あなたの話にすでに入り込んでいる状態になります。続きを聞きたくなるのです。また、当然ながらこの段階では、話の流れは見えていません。それでも、興味を引くことができればそれで十分です。
根拠をポイントを絞って挙げる
次に、導入部分で触れた課題や問題点の解決策と根拠を提示することになります。プレゼンの一番の肝です。ただし、ここで気をつけるのは、あまり詳しくしすぎない事です。広げた風呂敷を手早く畳むような感覚で、要点をまとめておきます。
つまり、最初は広かった道路も、最初は広かった道路が、車線が減って狭くなっていくイメージです。根拠となるデータを提示することは必要ですが、とにかく手早く説明できるようにまとめておく必要があります。あまり長くなると、聞き手も注意力が、なくなってきますし、疲れます。この段階でほぼ結論は出しておきます。
最後にポイントとなることをまとめてもう一度話す
同じことを繰り返すようですが、大事なことです。最初に問題点の提示、次にその解決策という流れを作りました。しかも、問題点は大きく広げても、解決策の提示では手早く駆け足になっています。
そこで、その間の流れをもう一度おさらいの意味で、簡単に繰り返すことによって、聞き手により印象づけるようにします。すでに前半部分で根拠となるデータも示し、納得をしてもらっているので、あとは今回伝えたい事の利点をしっかりと頭に入れてもらうだけです。後半部分にアピールすべきことを集中しているので、話の流れはしっかりと聞き手の頭の中に残っていることと思います。
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