HOMEライフスタイル 座るだけ、ペダルを漕がない‟自転車”のシェアリングサービス 2024年に東京などで約3,000台投入へ

座るだけ、ペダルを漕がない‟自転車”のシェアリングサービス 2024年に東京などで約3,000台投入へ

前地美優

2024/04/19(最終更新日:2024/04/19)


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OpenStreet株式会社(以下、「OpenStreet」)が運営するシェアサイクルプラットフォーム、HELLO CYCLING。自転車のように座り、フル電動でペダルを漕がないことを特徴とした「電動サイクル」のシェアリングサービスを、2024年1月に千葉市とさいたま市から提供を始めました。

その車両数は2023年4月現在、合計で200台にのぼっており、今後は東京都など提供地域を拡大しながら、2024年に約3,000台の投入を目指します。

だれでも手軽に遠くへ行けるように

OpenStreet株式会社(以下、OpenStreet)が運営するHELLO CYCLINGは、自転車のように座り、すべて電動でペダルを漕がないことを特徴とした「電動サイクル」のシェアリングサービスを、1月31日(水)から千葉市とさいたま市で開始しました。

この電動サイクルは「だれもが自転車のように座って走行しながら、バイクのように手軽に遠くへ移動ができる世界を実現したい」という思いからサービスラインアップに加える取り組みが行われたといいます。

積載するバッテリーを大容量化したことで、40kmという航続可能距離を実現。

最高速度20km/hの車道専用モードと最高速度6km/h歩道可モードが選択でき、はじめての乗車でも安心して運転できるといいます。

この「電動サイクル」は原則として車道を走行。「普通自転車及び歩行者等専用」の道路標識などが設置された歩道であれば、歩道可モードでの走行が認められているようです。

急な下り坂などで速度調節ができるようにディスクブレーキを採用しています。

対応エリアの拡大へ

千葉市では、千葉市役所本庁舎やJR千葉駅西口駅前広場、さいたま市ではさいたま新都心バスターミナルや大宮駅西口空地(リトル保育園前)に電動サイクル対応ステーションに加わったとのこと。

2024年4月時点で、千葉市に135カ所、さいたま市で21カ所の電動サイクル対応ステーションが設置されています。

OpenStreetによると、2023年7月1日(土)に道路交通法が一部改正され、電動キックボードなどの違反・事故が増加傾向を示しているといいます。しかし、同社ではサービス開始以降、電動サイクルでの交通違反の検挙と交通事故は発生されていないと伝えています。

提供地域、ステーション数、車両台数といったサービスを拡充、2024年夏頃に東京都内で展開することを目指して、交通安全啓発を含めた活動を強化していくとのことです。

電動サイクルを利用するには?

電動サイクルには車両の鍵を開閉・管理を行えるスマートロックが搭載しているので、「HELLO CYCLING」アプリから「電動サイクル」の予約や貸し出し、返却が可能とのことです。

サービス利用者は、「HELLO CYCLING」アプリ上で「交通ルールテストの全問正解」と「16歳以上であることの確認」が必要です。

交通ルールテストについては、正しく交通ルールとマナーを理解できるようイラストを交えた解説を用意しているといいます。

年齢確認には、確認書類として、免許証、パスポート(日本国発行のもの)、在留カード、マイナンバーカードのいずれかを提出が求められます。

電動サイクルの利用料金は15分200円、4,000円/12時間。15分から利用可能で、15分ごとに200円、12時間まで最大4,000円で、利用開始から上限時間以内であれば上限金額以上の料金はかからないそうです。

<参照>

自転車のように座って走行できる「電動サイクル」、千葉市とさいたま市の車両数が200台を突破!

【リリース】HELLO CYCLING、自転車のように座って走行できる「電動サイクル」のシェアリングサービスを1月30日に開始

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