HOMECareer Runners 「大切なのは手段ではなく目的」フリーランスを経て転職、ポジウィル若手社員のキャリアの土台になった恩師の言葉

「大切なのは手段ではなく目的」フリーランスを経て転職、ポジウィル若手社員のキャリアの土台になった恩師の言葉

長澤まき

2021/05/29(最終更新日:2021/05/29)


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提供:ポジウィル株式会社/檜山加奈さん

業種や会社、職種、雇用形態など、さまざまな働き方を選択できる時代。「どうせなら、のめり込めるような仕事に就きたい」「働くことを通して自己実現したい」と考えている若手ビジネスパーソンは多いのでは。

しかし、どうすれば自分にとってベストな会社や仕事と出会うことができるのでしょうか?

ポジウィル株式会社 PR担当の檜山加奈さんは、「自分と会社のやりたいこと・世界観が完全に一致している」と話します。

心から共感でき、同じビジョンを共有して仕事にのめり込める職場にどうやって出会ったのか?キャリア選択にあたって、どういった点を重視してきたのか?檜山さんに取材しました。

自分なりのベストなキャリアを歩める社会へ

ポジウィル株式会社は、「あるべき、こわそう。」というミッションのもと、人生の選択肢を増やすべく、キャリアのパーソナル・トレーニングサービス「POSIWILL CAREER」を運営。

世間一般における理想的なキャリアではなく、それぞれが自分なりのベストなキャリアを歩める社会の実現を目指しており、今年4月にはキャリア支援サービス「POSIWILL CAREER」のサービスサイトを開設しました。

高校の恩師の言葉がキャリアのベースに

同社 PR担当の檜山加奈(ひやま かな)さんは1997年1月生まれ、現在24歳。

大学卒業後、新卒入社した企業で広報領域の編集者として働いた後、退職してフリーランスとして活動。2020年3月に同社に入社し、現在はPR・ブランディングの推進を担当しています。

-----いつ頃から、どのようなキャリアを思い描いていたのですか?

檜山さん:高校の美術部の顧問が教えてくれた「作品をつくる時は、まず“何を伝えたいか”という目的を考えなさい」という言葉が、私のキャリアのベースになっています。

高校時代、所属していた美術部で、水彩画という手段に興味を持ってはいたものの何を描けばいいかわからず悩んでいた時に、美術部の先生から作品づくりでは“まず何を伝えたいか考えること”が大切だと教わりました。

そうして、“伝えたいこと”を表現することを第一に考え、水彩画にこだわらずさまざまな手段を用いて作品を制作しているうちに、「伝えたいことをよりはっきりと伝えるためには文章が必要だ」と考え、雑誌やフリーペーパーに興味を持つようになり、大学入学後は学生広報誌から企業のブランドブックまで、広報誌づくりに幅広く取り組み、また企業ブランディングSaaSを展開する会社でインターンを経験しました。

-----PR・広報という職種を選んだ理由は?

檜山さん:フリーペーパー好きが高じて、編集者というキャリアに興味を持って情報収集していたところ、「自分が挑戦したいのはいわゆるマスメディアの編集者ではなく、企業広報に携わる編集者だ」と気づいたからです。

提供:ポジウィル株式会社/フリーペーパー専門書店でスタッフをしていた学生時代の写真

違和感を放置せず、フリーランスに挑戦

大学卒業後は、新卒社員として入社した企業で広報部に所属し、社内広報・採用広報まわりのコンテンツ制作などを経験。

仕事を任せてくれるマネージャーや親身にアドバイスしてくれる先輩など、不満のない職場だったそうですが、檜山さんはフリーランスとして活動するために、その会社を約6カ月で退職しました。

-----新卒入社した会社を辞めて、フリーランスとして働くことになった経緯は?

檜山さん:自分の本当の気持ちを隠したまま働くことに限界を感じたからです。

学生時代から自治体や企業のフリーペーパーづくりを手がけていた関係で、会社以外から仕事のお話をいただくことが度々ありましたが、会社の仕事に専念したいと考えていたことなどから、せっかくのお話を引き受けることができませんでした。

そうするうちに、挑戦したいと思っているのに仕事を引き受けることができない違和感や、せっかくのチャンスを断り続ける申し訳なさを放置したまま働き続けることが辛くなり、一度フリーランスになることを決断しました。

-----一歩踏み出すのに勇気はいりませんでしたか?

檜山さん:とても怖かったです。

でも、“本当は挑戦したい”という気持ちを隠して、違和感を放置したまま働く方が辛いと考え、一歩踏み出しました。

失うものがまだ少なく、エネルギーが有り余っている若さという特権がある時だからこそ、独立してさまざまな仕事を経験してみたいと思いました。

再就職の決め手は“世界観の一致”

-----フリーランスから会社員に戻った理由は?

檜山さん:当事者になりたいと思ったからです。

例えば、会社のために進言したいと思うことがあっても、外部パートナーという立場では、どうしても限界があります。自分が「中の人」として立ち回ることで、より会社の成長に本当に貢献したいと考えました。

-----同社に入社した理由は?

檜山さん:ポジウィルを知ったきっかけは、新卒入社した会社からのキャリアチェンジを考えるにあたって匿名キャリアサービス「そうだんドットミー」を利用したことです。

入社を決めたのは、自分と会社の“目指したい世界観”が完全に一致していたからです。

私は編集の仕事の中でも、“人の人生やバックグラウンドを深く聞くこと”に最も価値を感じていたため、人の魅力を深掘りして価値を届けるような事業を行う企業で働きたいと考えていました。

そんな中、ポジウィルの“人が持っている可能性を引き出す事業”や、実際に自身が「そうだんドットミー」を利用して魅力を引き出してもらった経験などから「私がやりたいことは、この会社と近しいのではないか」と思うようになり、入社を決めました。

-----カウンセラーでなくPR担当になったのはなぜ?

檜山さん:1対1で相手に向き合うことも大切ですが、私は、「会社の世界観を広める側に回って、幸せを享受する人を増やしたい」と思い、PR担当になりました。

仕事柄、あらゆる会社の核に触れることが多かったですが、伝えたいことがはっきりしている会社にはよく惹かれていました。

会社というキャンバスを通して実現したい世界観を熱く語る経営者は、芯が通っていて格好よかったです。

「檜山のキャリア選択の軸は?」と聞かれたとき、私は「経営者が実現したい世界観がはっきりしていて、自分がそれに心から共感できる会社を選ぶこと」と答えています。

編集者・ライターといった“職種”を話すほうが自分の役割は説明しやすいですが、それでは“水彩画”という手段に捉われ、何を伝えたいかという目的が見えていなかった高校時代の私と同じです。ですので、世界観や共感できるかという点を第一に答えています。

提供:ポジウィル株式会社

やりたいことを我慢せず、欲を成仏させる

-----これまでを振り返って「これは役に立った」「やって良かった」と思う、おススメの行動や学び、経験はありますか?

檜山さん:やりたいと思っていることを我慢せず、自分の欲を成仏させることです。

違和感を持ったまま会社に在籍し続けるのは、会社に対しても失礼ですし、仕事をするにあたっても自分のバリューを充分に発揮することができないのではないでしょうか。

私が今、これだけ仕事に熱中できているのは、「フリーランスとして働きたい」という自分の気持ちと本気で向き合い、それを自分が納得できるまでやりきったからこそだと思います。

目的に向かって、柔軟に変化し続けたい

-----今後のビジョンを教えてください

檜山さん:会社と自分のやりたいことが一致しているので、「自分自身がスキルアップしたい」ではなく「ポジウィルを大きくしたい」という一心です。

高校時代の美術部の先生に教えてもらった「手段ではなく、まず目的が大切」というアドバイスは、作品づくりだけでなく、私のキャリアや働き方にも活きています。

手段にこだわらず、会社の成長段階に合わせて自分の役割を柔軟に変化させながら仕事に取り組み続けることで、会社の根本的な思想の実現に貢献していきたいです。

提供:ポジウィル株式会社

雇用形態や働き方に囚われるのではなく、「自分が何を伝えたいのか」「何を実現させたいのか」という目的や想いを大切にキャリアを選択し、心からのめり込める企業・仕事に辿り着いた檜山さん。

会社の成長に合わせて、これから檜山さんがどのように変化し、彼女なりのキャリアを築いていくのか楽しみです。

出典元:POSIWILL
出典元:POSIWILL CAREER

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