HOMEキャリア開発リリース大学院生に特化した自己分析ツール『アカリク診断』利用者10,000人突破!

大学院生に特化した自己分析ツール『アカリク診断』利用者10,000人突破!

2023/10/17


このエントリーをはてなブックマークに追加

診断開始から半年で、10,000人のキャリア形成をサポート

技術者・研究者のキャリア支援に特化した事業を15年以上にわたって続けている株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山田諒、以下 アカリク)は、2023年4月13日にローンチした「アカリク診断」の利用者が10,000人を突破したことをお知らせいたします。



アカリク診断とは


アカリク診断は、研究に取り組む大学院生のための自己分析ツールです。
直感で60問の質問にご回答いただくだけで、環境適合力、計画遂行力、探究分析力などを分析。「アカデミックキャリア」「ビジネスキャリア」「ライフキャリア」のカテゴリに分け、近い環境におかれた人達とご自身の点数を比較できます。
診断結果イメージ
この度、ローンチから約半年でアカリク診断の利用者数が10,000人を突破し、多くの皆様に浸透してきていることを非常にうれしく思います。
今後もよりユーザーの方に寄り添いアップデートを続けることで、大学院生の皆様のキャリア形成をサポートしてまいります。

アカリク診断:https://acaric.jp/cc/WvAOwSH4y5HYBu4sOALaPRc3rCfGZF

アカリク診断の開発ストーリーはこちらの記事をご覧ください。
https://prtimes.jp/story/detail/ErQ7OaiqNJB

利用者の属性と回答の傾向


【大学別利用者属性】
利用者数の多い大学は以下の通りです。旧帝大をはじめとした全国各地の大学院生の方から多くご利用いただいております。


*6位の法政大学は、開発者である田中研之輔教授の担当講義で実施したため

【就学状況別利用者属性】



アカリク診断の利用者は57.6%が修士課程在籍中、19.5%が博士課程在籍中となっており、利用者の約8割が大学院生の方となります。

また、就学状況によって回答の傾向には差が見られます。

【就学状況別得点平均】

【アカデミックキャリア平均得点】
■探究分析力
 学部:68.2、修士:74.5、博士:79.1、ポスドク:79.3
■計画遂行力
 学部:55.9、修士:63.8、博士:75.8、ポスドク:79.6
【ビジネスキャリア平均得点】
■成長行動力
 学部:65.0、修士:66.9、博士:71.6、ポスドク:71.6
■環境適合力
 学部:67.9、修士:70.3、博士:74.0、ポスドク:72.4
【ライフキャリア平均得点】
■持続生活力
 学部:71.4、修士:74.6、博士:74.4、ポスドク:82.2
■人生構築力
 学部:75.3、修士:77.4、博士:78.9、ポスドク:78.9

就学状況別(学部・修士・博士・ポスドク)に得点平均を見ると、アカデミックキャリアは進学に伴い高まっていく傾向にあることがわかります。
ビジネスキャリアは修士から博士に進むにつれて高まる傾向にあります。
また、ライフキャリアはポスドクが最も得点平均が高く、キャリアが進むにつれアカデミック(研究や学業)以外の面にも影響があると考えられます。
監修|法政大学キャリアデザイン学部教授 田中研之輔 氏からのコメント



アカリク診断の受講者数が1万人を超えました。1万人のデータから最も顕著に言えるのは、計画遂行能力の向上です。学部生が55.9であるのに対して、修士の学生で63.6、博士の学生で75.8、さらにポスドクになると79.6まで向上します。研究を持続していく中で、計画的に論文を執筆していく、研究活動を実施していく力が磨かれているのです。
気になる点としては、環境適合力です。博士の学生が74.0であるのに対して、ポスドクになると72.4と減少します。ポスドクとしてキャリア形成をしていく中で、環境に適合する機会が少なくなっていることや、環境に適合するしなやかさの維持が難しくなっていると推察します。
アカリク診断の社会的意義は、大学院生のキャリア形成の「特性」や「変化」を的確に把握し、それぞれのキャリアステージで適切なキャリア支援で伴走していくことです。今後は、個人のキャリア形成の継続分析も可能になります。
いかなる行動やキャリア支援が、どのような「変化」をもたらしていくのか。アカリク診断の結果をもとに一人一人の課題や変化に寄り添いながら、大学院生のキャリア成長をプロデュースしていけるように分析を続けていきます。

<プロフィール>
田中 研之輔
法政大学キャリアデザイン学部 教授
一般社団法人プロティアンキャリア協会 代表理事
株式会社キャリアナレッジ 代表取締役社長

UC. Berkeley元客員研究員 University of Melbourne元客員研究員 日本学術振興会特別研究員SPD 東京大学 /博士:社会学。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。専門はキャリア論、組織論。社外取締役・社外顧問を35社歴任。個人投資家。著書32冊。『辞める研修 辞めない研修』『先生は教えてくれない就活のトリセツ』『ルポ不法移民』『丼家の経営』『都市に刻む軌跡』『走らないトヨタ』、訳書に『ボディ&ソウル』『ストリートのコード』など。ソフトバンクアカデミア外部一期生。専門社会調査士。『プロティアン』、『ビジトレ』、『プロティアン教育』『新しいキャリアの見つけ方』、新刊『今すぐ転職を考えてない人のためのキャリア戦略』、最新刊『Career Workout』 、『人的資本の活かしかた』日経ビジネス 日経STYLE他メディア多数連載 プログラム開発・新規事業開発を得意とする。


アカリクについて


アカリクは「知恵の流通の最適化」というコーポレートミッションのもと、大学院生や研究者の方々のキャリア支援を行っています。高度研究機関である大学院・その他研究機関において日々産み出される「知恵」を広く社会・産業界につなぐことで価値を創出し、「知恵の流通」の最適化に貢献していくことを目指しています。研究に関わる事業を多方面で展開することで、日本の研究レベルが上がり、大学院生のキャリア選択肢が増え、さらには研究者を目指す人が増えることで優秀な研究者が増え、世の中の企業活動が活発化し、ユニークなサービスがたくさん産み出されていく…そんな世界のプラットフォームになることを目指しています。

会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/
創業 :2006年11月
代表者:代表取締役 山田諒
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリク」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など。