職種別1位は CTO/VPoE/テックリード(約98.9万)、言語別1位は「SAP」(104万)
ITを通じてポテンシャルや魅力に溢れた地方の活性化、地方創生の実現を目指している株式会社LASSIC(ラシック)の運営する、リモートワーク人材エージェント「Remogu」(リモグ)は、2022年の調査( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000069473.html )に引き続き、<フルリモートワーク×フリーランスエンジニア>における最新の報酬事情を発表いたします。
職種別 月額報酬ランキング
まず、全12職種から月額の報酬を集計した結果は、以下の通りでした。
【2022年/2024年 ランキング比較】
・職種別ランキング1位は、引き続きCTO/VPoE/テックリード(約98.9万円、約5万円アップ)
・モバイル系職種の報酬の上り幅が顕著(iOSエンジニア、Androidエンジニアともに9万円以上アップ)
・全体の平均月額報酬および上位12位の平均月額報酬は約76.5万円と、約3万円アップ
ランキングトップ2が、プロジェクトをトラブルなく成功へ導くマネジメント系の職種である点は2022年調査から変化はありませんが、前回5位であったインフラエンジニア/SREが2ランクアップを果たしているのは注目すべきポイントです。
また、iOSエンジニア(前回9位→今回4位、約9.2万円アップ)、Androidエンジニア(前回10位→今回7位、約9.1万円アップ)など、モバイル系エンジニアのランクアップ、報酬アップが顕著であるのも大きな特徴といえるでしょう。
ランキング全体で見ると、半数の職種の報酬がアップしていました。
言語・フレームワーク別 月額報酬ランキング
続いて、全71の言語・フレームワークから、上位20位までの報酬を集計した結果は、以下の通りでした。
【2022年/2024年 ランキング比較】
・言語・フレームワーク別ランキング1位はSAP(104.0万円)
・「Python」がランク外となるも、「Python」のフレームワーク「Django」は15位にランクイン
・インフラ系、モバイル系の言語・フレームワークがランクアップ
・インフラ系の言語・フレームワークが20位中6つランクイン
・全体的に報酬額が上昇、上位20位の平均月額報酬は5万円以上アップ
2024年1位はSAPという結果になりました。SAPが抱える「2027年問題」に向けて急速にニーズが高まっていることが伺えます。
2位以下については、インフラ系のスキルが20位中6つランクインしており、総じて市場価値が高いことが見受けられます。
また、 7位、9位、18位にモバイル系の言語・フレームワークである「React Native」「Kotlin」「Swift」が引き続きランクインし、報酬額が上がっていることも見逃せません。
これらは、コロナ禍に増加した「おうち需要」が一般化したことが要因と考えられます。
家にいながらスマホで手軽に楽しめるコンテンツや、普段の生活の質を高めるようなアプリが増え、モバイル系の開発はこれからも需要が高止まりすることが想定されます。
さらに、こうしたコンテンツ、アプリの普及により全体のトラフィック量が増え(※1)、それに対応するためにインフラを再構築する必要も生じたと考えられます。具体的には、マイクロサービス化やコンテナ化といった、これまでとは異なるスキルが求められるようになり、これがインフラ系の報酬上昇につながっているのではないでしょうか。
※1 参考:総務省|令和5年版 情報通信白書|データ流通量の爆発的増加
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/nd121100.html
市場において、モバイルエンジニア、インフラエンジニアは、まだまだ希少な存在であるため、これからも報酬は上昇するものと考えられます。
また、前回4位の「Python」がランク外となった一方、「Python」のフレームワークである「Django」が15位にランクインしていることから、機械学習やデータ分析に関わるスキルは、市場価値が維持されていることがわかります。 これは、さまざまな業界でAIの活用が一般的となったことに由来すると考えられ、AI関連の開発案件の報酬も今後アップしていくと予測されます。
職種別 案件比率
それでは、市場における職種別の案件比率はどのようになっているのでしょうか。
Remoguが企業からお預かりしている案件をもとに紐解くと、以下のようになりました。
【2022年/2024年 ランキング比較】
・2024年のランキング1位は、前回同様「サーバーサイドエンジニア」で全体の40%
・全体的に、前回調査から大きな変化は見られない
案件比率が一番高いのは、前回同様サーバーサイドエンジニア案件となり、割合的にも前回調査から大きな変化はありませんでした。ITサービスを支えるバックエンドのシステムは、ますます複雑化し、影響範囲も拡大していますので、求められる工数の増大を示すこの結果は、当然と言えるでしょう。
サーバーサイドエンジニアの案件が豊富ということは、求職者にとっては選択肢が豊富であり、魅力的な条件に惹かれて転職活動をスタートさせる人も多い職種と言えます。
自社固有の要件で開発したシステムに精通した人材を手放すことは大きな損失になりますので、企業は雇用の維持に努めるこが肝要と言えそうです。
また、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する上で、最新の技術を持つ新たなサーバーサイドエンジニアを獲得したいと考える場合には、競争率が高い職種であることを踏まえて条件等を設定する必要があるでしょう。
以上、現在のフルリモートワーク×フリーランスエンジニアの市場を、前回調査と比較しながら見てきました。
結果として、報酬水準は全体的に上昇傾向にあり、これまでの報酬水準と同一では企業がエンジニア獲得競争において優位を保つのが難しいことが分かります。
Remoguが運営する「Remoguコラム」(https://remogu.jp/c/)では、報酬ランキングからさらに分析を深め、エンジニア採用に役立つポイントをまとめています。
▼【2024年度最新】フリーランスエンジニア『職種別・言語別の月額報酬ランキング』調査から見るエンジニア獲得のカギとは!?
~過熱するエンジニア獲得競争に打ち勝つカギは「報酬」「環境」「雇用形態」~
https://remogu.jp/c/engineer-salary-2024/
優秀なエンジニアの獲得を目指す採用ご担当の方、これからフリーランスの活用を検討中の採用ご担当者の方は、ぜひこちらの記事も合わせてご一読ください。
Remoguは、コロナ禍でリモートワークが普及する前から、住む場所にとらわれない働き方が増えることを見据え、「フルリモートワーク」にこだわったサービスを提供してきました。
「報酬水準の設定」「リモートワークの導入」「フリーランスの活用」等について、ご不安な場合は、豊富な成功事例をもとにご支援させていただきますので、ぜひお気軽に、Remoguにご相談ください。
▼お問い合わせはこちらから
https://remogu.jp/business/
引き続き、一人でも多くのITエンジニアと、ITエンジニアを必要とされる企業とが出会えるよう、ご支援して参ります。
<記事の調査概要>
調査対象:「Remogu」が顧客からお預かりしたフリーランス案件のうち、2023年1月~2024年2月に案件発生した2,450件
月額報酬について:支払い上限金額から算出、表記は全て源泉所得税込み
■リモートワーク専門のジョブエージェント「Remogu(リモグ)」について < https://remogu.jp/ >
「Remogu(リモグ)」は、2019年10月にサービスインした、ITエンジニアのための、リモートワーク専門ジョブエージェントです。コロナ禍でリモートワークが当たり前になる以前から、これからは住む場所にとらわれない働き方が増えることを見据えて「フルリモートワーク」にこだわったサービスを提供しております。
■株式会社LASSIC(ラシック)について < https://www.lassic.co.jp/ >
事業内容:
〇Remogu(リモグ)事業
・Remoguフリーランス < https://remogu.jp/ >
・Remoguキャリア < https://remogu.jp/career/ >
〇IT事業
〇メディア運営・研究開発
・テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研) < https://www.lassic.co.jp/teleremo/ >
・地方創生マガジン「リ・ラシク」 < https://relasic.jp/ >
・感情解析研究開発
・KnockMe!(ノックミー) < https://knockme.jp/sales/ >
所在地:
・東京本社 / 〒108-0074 東京都港区高輪1-3-13 NBF高輪ビル 4F
・鳥取本社 / 〒680-0843 鳥取県鳥取市南吉方3-201-3
代表取締役社長:若山 幸司
ITを通じてポテンシャルや魅力に溢れた地方の活性化、地方創生の実現を目指している株式会社LASSIC(ラシック)の運営する、リモートワーク人材エージェント「Remogu」(リモグ)は、2022年の調査( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000069473.html )に引き続き、<フルリモートワーク×フリーランスエンジニア>における最新の報酬事情を発表いたします。
職種別 月額報酬ランキング
まず、全12職種から月額の報酬を集計した結果は、以下の通りでした。
【2022年/2024年 ランキング比較】
・職種別ランキング1位は、引き続きCTO/VPoE/テックリード(約98.9万円、約5万円アップ)
・モバイル系職種の報酬の上り幅が顕著(iOSエンジニア、Androidエンジニアともに9万円以上アップ)
・全体の平均月額報酬および上位12位の平均月額報酬は約76.5万円と、約3万円アップ
ランキングトップ2が、プロジェクトをトラブルなく成功へ導くマネジメント系の職種である点は2022年調査から変化はありませんが、前回5位であったインフラエンジニア/SREが2ランクアップを果たしているのは注目すべきポイントです。
また、iOSエンジニア(前回9位→今回4位、約9.2万円アップ)、Androidエンジニア(前回10位→今回7位、約9.1万円アップ)など、モバイル系エンジニアのランクアップ、報酬アップが顕著であるのも大きな特徴といえるでしょう。
ランキング全体で見ると、半数の職種の報酬がアップしていました。
言語・フレームワーク別 月額報酬ランキング
続いて、全71の言語・フレームワークから、上位20位までの報酬を集計した結果は、以下の通りでした。
【2022年/2024年 ランキング比較】
・言語・フレームワーク別ランキング1位はSAP(104.0万円)
・「Python」がランク外となるも、「Python」のフレームワーク「Django」は15位にランクイン
・インフラ系、モバイル系の言語・フレームワークがランクアップ
・インフラ系の言語・フレームワークが20位中6つランクイン
・全体的に報酬額が上昇、上位20位の平均月額報酬は5万円以上アップ
2024年1位はSAPという結果になりました。SAPが抱える「2027年問題」に向けて急速にニーズが高まっていることが伺えます。
2位以下については、インフラ系のスキルが20位中6つランクインしており、総じて市場価値が高いことが見受けられます。
また、 7位、9位、18位にモバイル系の言語・フレームワークである「React Native」「Kotlin」「Swift」が引き続きランクインし、報酬額が上がっていることも見逃せません。
これらは、コロナ禍に増加した「おうち需要」が一般化したことが要因と考えられます。
家にいながらスマホで手軽に楽しめるコンテンツや、普段の生活の質を高めるようなアプリが増え、モバイル系の開発はこれからも需要が高止まりすることが想定されます。
さらに、こうしたコンテンツ、アプリの普及により全体のトラフィック量が増え(※1)、それに対応するためにインフラを再構築する必要も生じたと考えられます。具体的には、マイクロサービス化やコンテナ化といった、これまでとは異なるスキルが求められるようになり、これがインフラ系の報酬上昇につながっているのではないでしょうか。
※1 参考:総務省|令和5年版 情報通信白書|データ流通量の爆発的増加
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/nd121100.html
市場において、モバイルエンジニア、インフラエンジニアは、まだまだ希少な存在であるため、これからも報酬は上昇するものと考えられます。
また、前回4位の「Python」がランク外となった一方、「Python」のフレームワークである「Django」が15位にランクインしていることから、機械学習やデータ分析に関わるスキルは、市場価値が維持されていることがわかります。 これは、さまざまな業界でAIの活用が一般的となったことに由来すると考えられ、AI関連の開発案件の報酬も今後アップしていくと予測されます。
職種別 案件比率
それでは、市場における職種別の案件比率はどのようになっているのでしょうか。
Remoguが企業からお預かりしている案件をもとに紐解くと、以下のようになりました。
【2022年/2024年 ランキング比較】
・2024年のランキング1位は、前回同様「サーバーサイドエンジニア」で全体の40%
・全体的に、前回調査から大きな変化は見られない
案件比率が一番高いのは、前回同様サーバーサイドエンジニア案件となり、割合的にも前回調査から大きな変化はありませんでした。ITサービスを支えるバックエンドのシステムは、ますます複雑化し、影響範囲も拡大していますので、求められる工数の増大を示すこの結果は、当然と言えるでしょう。
サーバーサイドエンジニアの案件が豊富ということは、求職者にとっては選択肢が豊富であり、魅力的な条件に惹かれて転職活動をスタートさせる人も多い職種と言えます。
自社固有の要件で開発したシステムに精通した人材を手放すことは大きな損失になりますので、企業は雇用の維持に努めるこが肝要と言えそうです。
また、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する上で、最新の技術を持つ新たなサーバーサイドエンジニアを獲得したいと考える場合には、競争率が高い職種であることを踏まえて条件等を設定する必要があるでしょう。
以上、現在のフルリモートワーク×フリーランスエンジニアの市場を、前回調査と比較しながら見てきました。
結果として、報酬水準は全体的に上昇傾向にあり、これまでの報酬水準と同一では企業がエンジニア獲得競争において優位を保つのが難しいことが分かります。
Remoguが運営する「Remoguコラム」(https://remogu.jp/c/)では、報酬ランキングからさらに分析を深め、エンジニア採用に役立つポイントをまとめています。
▼【2024年度最新】フリーランスエンジニア『職種別・言語別の月額報酬ランキング』調査から見るエンジニア獲得のカギとは!?
~過熱するエンジニア獲得競争に打ち勝つカギは「報酬」「環境」「雇用形態」~
https://remogu.jp/c/engineer-salary-2024/
優秀なエンジニアの獲得を目指す採用ご担当の方、これからフリーランスの活用を検討中の採用ご担当者の方は、ぜひこちらの記事も合わせてご一読ください。
Remoguは、コロナ禍でリモートワークが普及する前から、住む場所にとらわれない働き方が増えることを見据え、「フルリモートワーク」にこだわったサービスを提供してきました。
「報酬水準の設定」「リモートワークの導入」「フリーランスの活用」等について、ご不安な場合は、豊富な成功事例をもとにご支援させていただきますので、ぜひお気軽に、Remoguにご相談ください。
▼お問い合わせはこちらから
https://remogu.jp/business/
引き続き、一人でも多くのITエンジニアと、ITエンジニアを必要とされる企業とが出会えるよう、ご支援して参ります。
<記事の調査概要>
調査対象:「Remogu」が顧客からお預かりしたフリーランス案件のうち、2023年1月~2024年2月に案件発生した2,450件
月額報酬について:支払い上限金額から算出、表記は全て源泉所得税込み
■リモートワーク専門のジョブエージェント「Remogu(リモグ)」について < https://remogu.jp/ >
「Remogu(リモグ)」は、2019年10月にサービスインした、ITエンジニアのための、リモートワーク専門ジョブエージェントです。コロナ禍でリモートワークが当たり前になる以前から、これからは住む場所にとらわれない働き方が増えることを見据えて「フルリモートワーク」にこだわったサービスを提供しております。
■株式会社LASSIC(ラシック)について < https://www.lassic.co.jp/ >
事業内容:
〇Remogu(リモグ)事業
・Remoguフリーランス < https://remogu.jp/ >
・Remoguキャリア < https://remogu.jp/career/ >
〇IT事業
〇メディア運営・研究開発
・テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研) < https://www.lassic.co.jp/teleremo/ >
・地方創生マガジン「リ・ラシク」 < https://relasic.jp/ >
・感情解析研究開発
・KnockMe!(ノックミー) < https://knockme.jp/sales/ >
所在地:
・東京本社 / 〒108-0074 東京都港区高輪1-3-13 NBF高輪ビル 4F
・鳥取本社 / 〒680-0843 鳥取県鳥取市南吉方3-201-3
代表取締役社長:若山 幸司
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