株式会社Zealox(本社:東京都港区、以下 Zealox)は、神戸市男女共同参画課様と協力し、オンラインセミナーを開催いたしました。セミナー開催を経て、神戸市ご担当者様のインタビューをお送りします。
デジタル化の波が押し寄せる中、神戸市は女性のDX化人材を育成する新たな試みに乗り出しました。その一環として、男女共同参画課では女性専用WebデザインスクールFind me!(https://findme-school.com)を運営する株式会社Zealoxとタッグを組み、女性向けのWebデザインセミナーを開催。これは政府の女性ITスキル推進方針に基づくもので、地域社会における女性のデジタルスキル向上を目指すものです。セミナーは大好評を博し、早々に定員に達しました。今回、セミナーの背景とその成果について、あすてっぷKOBEを訪問し、神戸市地域労働局の男女共同参画課 男女共同参画センター 係長、田中純子さんにお話を伺いました。
神戸市男女共同参画センター あすてっぷKOBE
女性活躍への力の入れ方が伝わる立て看板
政府の方針を元に神戸市でも女性のDX化人材の育成をすることに
神戸市 男女共同参画センター 係長 田中純子さん
――今回のセミナー開催に至った経緯について教えてください。
今、政府の方針として、女性にITスキルを身につけて仕事をして頂くことを推進しております。そこで神戸市でも女性にデジタルスキルを身につけて頂けるようなことをやっていかなくてはならない、と漠然と考えていました。
その結果、男女共同参画課でセミナーをやってみようということになった次第です。
――女性のDX化人材の育成にあたって、なにか国からのサポートはありましたか。
予算に関しては国から補助金が出ました。また、女性のデジタル人材育成のプランを国が作成していたので、各自治体がそれに沿って自分達のやるべきことを検討できるようになっています。
100名の枠があっという間にいっぱいに!公式LINEの発信力を実感
――今回は参加者100名の枠があっという間に埋まってしまったので、すぐに2回目を開催しました。この2回目の開催にあたっては神戸市様の内部でなにかお話などはあったのですか。
実は募集を始めたときは、100名も集まると思っていませんでした。募集開始直後は1日数人ずつくらいの応募しかなかったんです。そこで、子育て情報を発信している神戸市の公式LINEで情報発信したところ、1~2日で何十人という方からいきなり応募があって、枠がいっぱいになってしまいました。どうしようかと相談したところ、「講師の方にお願いできるのであれば、2回目をやってはどうか」という結論に至りました。無事に2回目を開催することができて、本当にありがたかったです。
――なにかトラブルや予想外の出来事などはありましたか。
特に大きくなにかが混乱したとか、トラブルなどはなかったです。オンラインセミナーだったので、インターネット環境さえ整っていればすぐに開催できました。コロナ禍の影響なのか、参加者の方も皆さんオンラインセミナーに慣れておられた様子でした。予想外だったことは、前述のように公式LINEで発信した途端に応募者の数が劇的に増えたことです。「皆さん、神戸市の公式LINEを見ておられるんだなあ」とLINEの発信力を実感した出来事でした。
ITスキルの学習を支援すること=働きたい女性を支援すること
――今回のWEBデザインセミナーを開催したご感想をお聞かせください。
最初にセミナー開催が決定した時には、「市民の皆さんはどこに興味をもっておられるのだろう」と手探りの状態でした。いざ始めてみると大勢の方にご参加頂いた上に、「すごく勉強になりました」「WEBデザインの仕事をやってみたい」というお声を頂いたので、非常によかったと思っています。今回のセミナー終了後に内容がよく似た別のプログラムを実施することになったのですが、セミナーの受講者の方がそちらのプログラムにも興味を持って応募してくださるなどのよい影響があったことは、大変嬉しく思っています。
――参加者の方からはどのような感想が寄せられましたか。
受講前はWEBデザインについてご存じないという方もいらっしゃったのですが、「興味が湧いて勉強しようと思いました」というお声を頂きました。「思ったより簡単にできそうです」「是非これを仕事にしてみたいです」というお声もたくさん頂いています。
――セミナー開催前と比べて、田中さんの中でITスキルの必要性に対するお考えなどに変化はありましたか。
ITスキルの必要性とは少し違うかもしれませんが、「ITスキルを身につけて働きたい」と思っておられる方が非常にたくさんいらっしゃるということを実感しました。ITスキルを活用した職業は在宅でできるお仕事が多いかと思うのですが、「空いた時間を利用して、在宅で働きたい」という方がこんなにたくさんおられるんだな、と思いました。ITスキルを身につけるための支援をするということは、本当の意味で働きたい女性を支援することなのかもしれないと考えています。
――できるだけ多くの皆さんに働いてほしいですね。
そうですね。
働く女性が自分自身でやりたい仕事や働き方を選べる環境づくりを支援したい
――女性のキャリア支援や男女共同参画化について、神戸市様は今後どのような役割を果たしていきたいとお考えですか。
「女性活躍」などが色々言われている中で、神戸市に在住の皆さんが本当に自分がやりたい仕事を自分で選べる環境や仕組みを作っていくことが重要です。そういった取り組みを普段からやっていかなくてはいけないな、と考えています。WEBデザインについてもそうですが、皆さんが「やりたいのにできない」という不満を感じることなく、自分が本当にやりたいことを自分で選んで自分でできる。そういう社会を作る支援をしていきたいです。
――最後に、田中さんが女性のDX化人材育成に携わる中で、女性のキャリア形成に関して今後必要だと思われることがあればお聞かせください。
これまで私はなんとなく「女性活躍」という言葉について、「バリバリ働く」「頑張って起業する」というイメージを持っていました。正直なところ、「ちょっとしんどそうだな」と感じていたのです。ですが、今の社会は色んな仕事がありますし、働き方や活躍の仕方にも様々な選択肢が用意されています。働く女性の皆さんが「自分がどういうふうになりたいか」ということをきちんと考えて、自分が選んだ選択肢に向かって頑張って頂けたら嬉しいですね。
取材:初瀬 緑
写真:池田 大祐
文:上沢 透
あすてっぷKOBEにはコワーキングスペースも。
静かで落ち着いた環境はリモートワークに最適。
終わりに
株式会社Zealoxは、女性限定WebデザインスクールFind me!(以下 Find me! https://findme-school.com)を運営しております。弊社では今後も定期的にセミナーやワークショップを開催する予定です。これらの教育活動を通じて、より多くの女性がキャリアの選択肢を広げ、社会全体の活性化に貢献することを目指しています。Webデザインセミナーや研修の実施をお考えの自治体関係者および会社関係者の皆様は、Find me!運営本部までぜひお気軽にお問い合わせください。(関連URL参照)
デジタル化の波が押し寄せる中、神戸市は女性のDX化人材を育成する新たな試みに乗り出しました。その一環として、男女共同参画課では女性専用WebデザインスクールFind me!(https://findme-school.com)を運営する株式会社Zealoxとタッグを組み、女性向けのWebデザインセミナーを開催。これは政府の女性ITスキル推進方針に基づくもので、地域社会における女性のデジタルスキル向上を目指すものです。セミナーは大好評を博し、早々に定員に達しました。今回、セミナーの背景とその成果について、あすてっぷKOBEを訪問し、神戸市地域労働局の男女共同参画課 男女共同参画センター 係長、田中純子さんにお話を伺いました。
神戸市男女共同参画センター あすてっぷKOBE
女性活躍への力の入れ方が伝わる立て看板
政府の方針を元に神戸市でも女性のDX化人材の育成をすることに
神戸市 男女共同参画センター 係長 田中純子さん
――今回のセミナー開催に至った経緯について教えてください。
今、政府の方針として、女性にITスキルを身につけて仕事をして頂くことを推進しております。そこで神戸市でも女性にデジタルスキルを身につけて頂けるようなことをやっていかなくてはならない、と漠然と考えていました。
その結果、男女共同参画課でセミナーをやってみようということになった次第です。
――女性のDX化人材の育成にあたって、なにか国からのサポートはありましたか。
予算に関しては国から補助金が出ました。また、女性のデジタル人材育成のプランを国が作成していたので、各自治体がそれに沿って自分達のやるべきことを検討できるようになっています。
100名の枠があっという間にいっぱいに!公式LINEの発信力を実感
――今回は参加者100名の枠があっという間に埋まってしまったので、すぐに2回目を開催しました。この2回目の開催にあたっては神戸市様の内部でなにかお話などはあったのですか。
実は募集を始めたときは、100名も集まると思っていませんでした。募集開始直後は1日数人ずつくらいの応募しかなかったんです。そこで、子育て情報を発信している神戸市の公式LINEで情報発信したところ、1~2日で何十人という方からいきなり応募があって、枠がいっぱいになってしまいました。どうしようかと相談したところ、「講師の方にお願いできるのであれば、2回目をやってはどうか」という結論に至りました。無事に2回目を開催することができて、本当にありがたかったです。
――なにかトラブルや予想外の出来事などはありましたか。
特に大きくなにかが混乱したとか、トラブルなどはなかったです。オンラインセミナーだったので、インターネット環境さえ整っていればすぐに開催できました。コロナ禍の影響なのか、参加者の方も皆さんオンラインセミナーに慣れておられた様子でした。予想外だったことは、前述のように公式LINEで発信した途端に応募者の数が劇的に増えたことです。「皆さん、神戸市の公式LINEを見ておられるんだなあ」とLINEの発信力を実感した出来事でした。
ITスキルの学習を支援すること=働きたい女性を支援すること
――今回のWEBデザインセミナーを開催したご感想をお聞かせください。
最初にセミナー開催が決定した時には、「市民の皆さんはどこに興味をもっておられるのだろう」と手探りの状態でした。いざ始めてみると大勢の方にご参加頂いた上に、「すごく勉強になりました」「WEBデザインの仕事をやってみたい」というお声を頂いたので、非常によかったと思っています。今回のセミナー終了後に内容がよく似た別のプログラムを実施することになったのですが、セミナーの受講者の方がそちらのプログラムにも興味を持って応募してくださるなどのよい影響があったことは、大変嬉しく思っています。
――参加者の方からはどのような感想が寄せられましたか。
受講前はWEBデザインについてご存じないという方もいらっしゃったのですが、「興味が湧いて勉強しようと思いました」というお声を頂きました。「思ったより簡単にできそうです」「是非これを仕事にしてみたいです」というお声もたくさん頂いています。
――セミナー開催前と比べて、田中さんの中でITスキルの必要性に対するお考えなどに変化はありましたか。
ITスキルの必要性とは少し違うかもしれませんが、「ITスキルを身につけて働きたい」と思っておられる方が非常にたくさんいらっしゃるということを実感しました。ITスキルを活用した職業は在宅でできるお仕事が多いかと思うのですが、「空いた時間を利用して、在宅で働きたい」という方がこんなにたくさんおられるんだな、と思いました。ITスキルを身につけるための支援をするということは、本当の意味で働きたい女性を支援することなのかもしれないと考えています。
――できるだけ多くの皆さんに働いてほしいですね。
そうですね。
働く女性が自分自身でやりたい仕事や働き方を選べる環境づくりを支援したい
――女性のキャリア支援や男女共同参画化について、神戸市様は今後どのような役割を果たしていきたいとお考えですか。
「女性活躍」などが色々言われている中で、神戸市に在住の皆さんが本当に自分がやりたい仕事を自分で選べる環境や仕組みを作っていくことが重要です。そういった取り組みを普段からやっていかなくてはいけないな、と考えています。WEBデザインについてもそうですが、皆さんが「やりたいのにできない」という不満を感じることなく、自分が本当にやりたいことを自分で選んで自分でできる。そういう社会を作る支援をしていきたいです。
――最後に、田中さんが女性のDX化人材育成に携わる中で、女性のキャリア形成に関して今後必要だと思われることがあればお聞かせください。
これまで私はなんとなく「女性活躍」という言葉について、「バリバリ働く」「頑張って起業する」というイメージを持っていました。正直なところ、「ちょっとしんどそうだな」と感じていたのです。ですが、今の社会は色んな仕事がありますし、働き方や活躍の仕方にも様々な選択肢が用意されています。働く女性の皆さんが「自分がどういうふうになりたいか」ということをきちんと考えて、自分が選んだ選択肢に向かって頑張って頂けたら嬉しいですね。
取材:初瀬 緑
写真:池田 大祐
文:上沢 透
あすてっぷKOBEにはコワーキングスペースも。
静かで落ち着いた環境はリモートワークに最適。
終わりに
株式会社Zealoxは、女性限定WebデザインスクールFind me!(以下 Find me! https://findme-school.com)を運営しております。弊社では今後も定期的にセミナーやワークショップを開催する予定です。これらの教育活動を通じて、より多くの女性がキャリアの選択肢を広げ、社会全体の活性化に貢献することを目指しています。Webデザインセミナーや研修の実施をお考えの自治体関係者および会社関係者の皆様は、Find me!運営本部までぜひお気軽にお問い合わせください。(関連URL参照)
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