~就業者の多くは”社会人経験者”で20代が最多。地方ではリゾートバイトを活用することで首都圏の一般バイトと同程度の時給で働ける!?~
全国約4,600箇所の宿泊施設へ人材派遣・紹介事業を行う株式会社ダイブ(東京都新宿区 代表取締役:庄子潔 以下、ダイブ)は、「2023年(1月~11月末現在)リゾートバイトの就業者レポート」を発表しました。本調査は、『リゾートバイトダイブ』(https://resortbaito-dive.com/)の就業実績データを集計したものです。
■活気を取り戻す観光市場と人手不足の課題
観光関連産業は、新型コロナウイルス感染症の拡大により大きな打撃を受けました。
総務省の調査によると、コロナ前の2019年には65万人いた就業者が、2023年には50万人となり、宿泊業から約15万人が離職したと言われております。(*1)(*2)
しかし、2023年5月より新型コロナウイルスの分類が「5類」へと引き下がったことで、観光市場は一気に活気を取り戻してきました。2023年10月の延べ宿泊者数は、5,314万人泊であり、前年同月比20.6%増加しております。(*3)
急速に戻りつつある、宿泊業では働き手の確保が急務とされる一年でした。
このような状況下で、全国の宿泊施設で働く「リゾートバイト」スタッフについて、2023年の就業レポートを取りまとめました。
(*1)出典元:総務省統計局「労働力調査_産業、職業別就業者数」2019年
(*2)出典元:総務省統計局「労働力調査_年齢階級・前職の有無、従業上の地位・雇用形態・雇用契約期間・産業別就業者数(新規就業者数)2023年4~6月期
(*3)出典元:観光庁「宿泊旅行統計調査(2023年(令和5年)9月・第2次速報、2023年(令和5年)10月・第1次速報)」
1:人材構成と年齢層別の分布
男女比は男性(45.9%)、女性(54.1%)となっています。わずかながらも女性がやや多く、バランスのとれた雇用状況が維持されています。
また、年齢別でみるとリゾートバイトは「学生が働くアルバイト」という印象があるものの、実際に就業しているリゾートバイトスタッフは、23~29歳(40.5%)が最も多く占めており、次いで20~22歳(19.8%)、30代(17.9%)と一度社会人を経験した年齢層が多いということがわかります。
リゾートバイトダイブ:人材構成と年齢層別の分布
2:出身地と就業エリアの分布
リゾートバイトの就業者の出身地について調査したところ、最も多いエリアは関東(30.3%)、次いで関西(18.3%)と関東・関西エリアが全体の約5割を占めております。
就業先として最も人気のエリアは、関東(20.3%)に次いで東海(19.0%)、北陸・甲信越(14.0%)という結果になりました。
この背景として、関東、東海、北陸・甲信越エリアは、豊富な観光資源があり、比較的アクセスが容易な地域であるため、リゾートバイトにとって魅力的なエリアとなっています。自然に囲まれた環境で働きたい層から支持を受けていると言えそうです。また、国内外問わず観光客が多い地域であることから年間を通しての求人も多いと言えます。
リゾートバイトダイブ:出身地・人気エリア
3:時給1,400円超えの職種
リゾートバイトにおいて、1,400円を超える職種について調査をしたところ最も多いのはレストラン(42.1%)、次いでマルチタスク/館内全般(15.6%)、調理関連(14.0%)という結果になりました。主にサービスや料理など施設運営に携わるものが上位を占めており、スキル向上や専門性の高い職種であることから時給が高いと言えそうです。
リゾートバイトダイブ:時給1,400円超えの職種
4:一般バイトとリゾートバイトの時給比較
「一般バイト」と「リゾートバイト」のエリア別平均時給を比較すると、北海道以外は「リゾートバイト」の時給が高いことがわかりました。(*4)(*4)データ参照:マイナビキャリアリサーチラボ:2023年1月度~11月度アルバイト・パート平均時給レポートより
リゾートバイトダイブ:エリア別平均時給比較
5:エリア別平均時給の比較
「一般バイト」と「リゾートバイト」の時給をエリア別に比較すると、北海道を除くすべてのエリアで「リゾートバイト」の時給が高いことがわかりました。「一般バイト」の最も時給が高いエリアは、首都圏(1,273円)、次いで北関東(1,117円)と関東エリアの時給が高い結果となっています。
一方で「リゾートバイト」の最も時給が高いエリアは、東海(1,309円)、次いで首都圏(1,305円)と賃金格差が小さく首都圏と他方の差がほとんどないと言えそうです。
リゾートバイトダイブ:エリア別時給(東日本)
リゾートバイトダイブ:エリア別時給(西日本)
【リゾートバイトとは】
日本全国のリゾートホテルや旅館、飲食店・テーマパーク・レジャー施設・スキー場等に短期間移住し、従業員寮で生活しながら勤務する働き方です。
▼公式サイト:リゾートバイトダイブ
■調査概要
【調査名称】 :2023年リゾートバイトの就業者レポート
【集計期間】 :2022年11月1日~2022年11月30日時点
【集計対象データ】:『リゾートバイトダイブ』にて就業した人数
https://resortbaito-dive.com/
【集計対象エリア】:※区分の内訳
北海道:
東北 :
青森県/岩手県/宮城県/秋田県/山形県/福島県
北関東:
茨城県/栃木県/群馬県
首都圏:
埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県
北陸・甲信越:
新潟県/長野県/山梨県/富山県/石川県/福井県
東海:
愛知県/三重県/岐阜県/静岡県
関西:
大阪府/京都府/兵庫県/奈良県/滋賀県/和歌山県
中国・四国:
鳥取県/島根県/岡山県/広島県/山口県/徳島県/香川県/愛媛県/高知県
九州:
福岡県/佐賀県/長崎県/熊本県/宮崎県/大分県/鹿児島県
沖縄:
【集計対象職種】
・レストラン(レストランサービス/レストランサービス(バイキング)/配膳/カフェ)
・調理(調理/調理補助)
・売店(売店・販売)
・清掃(清掃/裏方全般/洗い場)
・マルチタスク(館内全般業務)(館内全般業務/事務/宿泊予約・事務)
・フロント
【年齢】
・10代(17~19歳)
・20代(20~29歳)
・30代(30~39歳)
・40代(40~49歳)
・50歳以上(50~79歳)
■会社概要
会社名 :株式会社ダイブ
創業 :2002年3月
代表取締役 :庄子 潔
本社所在地 :〒160-0022 東京都新宿区 新宿2-8-1 新宿セブンビル10F
サイト :https://dive.design/
■株式会社ダイブについて
ダイブは、日本経済の成長エンジン「観光」の大課題を解決すべく、事業展開しているベンチャー企業です。
基幹事業である観光施設に特化した人材サービス(リゾートバイト)においては、観光施設の大課題である「人手不足」の解決に寄与しており、年間10,000人の観光従事者を創出。日本人人材と外国人人材あわせて、全国47都道府県、4,600施設以上の観光施設と、人材のお取引実績があります。
また、新規事業の地方創生事業では、全国6カ所の非観光地(過疎地・消滅可能性都市を含む)において、D2Cの観光事業を展開。収益の創出、外貨の獲得はもちろん、地域事業者と連携することでのサステナブルな地域づくりに貢献しております。その他にも、グランピング施設に特化したWEBメディア GLAMPICKS(グランピックス)の運営をはじめとした宿泊施設に対しての集客支援など、IT領域での事業展開も積極的に行っております。
全国約4,600箇所の宿泊施設へ人材派遣・紹介事業を行う株式会社ダイブ(東京都新宿区 代表取締役:庄子潔 以下、ダイブ)は、「2023年(1月~11月末現在)リゾートバイトの就業者レポート」を発表しました。本調査は、『リゾートバイトダイブ』(https://resortbaito-dive.com/)の就業実績データを集計したものです。
■活気を取り戻す観光市場と人手不足の課題
観光関連産業は、新型コロナウイルス感染症の拡大により大きな打撃を受けました。
総務省の調査によると、コロナ前の2019年には65万人いた就業者が、2023年には50万人となり、宿泊業から約15万人が離職したと言われております。(*1)(*2)
しかし、2023年5月より新型コロナウイルスの分類が「5類」へと引き下がったことで、観光市場は一気に活気を取り戻してきました。2023年10月の延べ宿泊者数は、5,314万人泊であり、前年同月比20.6%増加しております。(*3)
急速に戻りつつある、宿泊業では働き手の確保が急務とされる一年でした。
このような状況下で、全国の宿泊施設で働く「リゾートバイト」スタッフについて、2023年の就業レポートを取りまとめました。
(*1)出典元:総務省統計局「労働力調査_産業、職業別就業者数」2019年
(*2)出典元:総務省統計局「労働力調査_年齢階級・前職の有無、従業上の地位・雇用形態・雇用契約期間・産業別就業者数(新規就業者数)2023年4~6月期
(*3)出典元:観光庁「宿泊旅行統計調査(2023年(令和5年)9月・第2次速報、2023年(令和5年)10月・第1次速報)」
1:人材構成と年齢層別の分布
男女比は男性(45.9%)、女性(54.1%)となっています。わずかながらも女性がやや多く、バランスのとれた雇用状況が維持されています。
また、年齢別でみるとリゾートバイトは「学生が働くアルバイト」という印象があるものの、実際に就業しているリゾートバイトスタッフは、23~29歳(40.5%)が最も多く占めており、次いで20~22歳(19.8%)、30代(17.9%)と一度社会人を経験した年齢層が多いということがわかります。
リゾートバイトダイブ:人材構成と年齢層別の分布
2:出身地と就業エリアの分布
リゾートバイトの就業者の出身地について調査したところ、最も多いエリアは関東(30.3%)、次いで関西(18.3%)と関東・関西エリアが全体の約5割を占めております。
就業先として最も人気のエリアは、関東(20.3%)に次いで東海(19.0%)、北陸・甲信越(14.0%)という結果になりました。
この背景として、関東、東海、北陸・甲信越エリアは、豊富な観光資源があり、比較的アクセスが容易な地域であるため、リゾートバイトにとって魅力的なエリアとなっています。自然に囲まれた環境で働きたい層から支持を受けていると言えそうです。また、国内外問わず観光客が多い地域であることから年間を通しての求人も多いと言えます。
リゾートバイトダイブ:出身地・人気エリア
3:時給1,400円超えの職種
リゾートバイトにおいて、1,400円を超える職種について調査をしたところ最も多いのはレストラン(42.1%)、次いでマルチタスク/館内全般(15.6%)、調理関連(14.0%)という結果になりました。主にサービスや料理など施設運営に携わるものが上位を占めており、スキル向上や専門性の高い職種であることから時給が高いと言えそうです。
リゾートバイトダイブ:時給1,400円超えの職種
4:一般バイトとリゾートバイトの時給比較
「一般バイト」と「リゾートバイト」のエリア別平均時給を比較すると、北海道以外は「リゾートバイト」の時給が高いことがわかりました。(*4)(*4)データ参照:マイナビキャリアリサーチラボ:2023年1月度~11月度アルバイト・パート平均時給レポートより
リゾートバイトダイブ:エリア別平均時給比較
5:エリア別平均時給の比較
「一般バイト」と「リゾートバイト」の時給をエリア別に比較すると、北海道を除くすべてのエリアで「リゾートバイト」の時給が高いことがわかりました。「一般バイト」の最も時給が高いエリアは、首都圏(1,273円)、次いで北関東(1,117円)と関東エリアの時給が高い結果となっています。
一方で「リゾートバイト」の最も時給が高いエリアは、東海(1,309円)、次いで首都圏(1,305円)と賃金格差が小さく首都圏と他方の差がほとんどないと言えそうです。
リゾートバイトダイブ:エリア別時給(東日本)
リゾートバイトダイブ:エリア別時給(西日本)
【リゾートバイトとは】
日本全国のリゾートホテルや旅館、飲食店・テーマパーク・レジャー施設・スキー場等に短期間移住し、従業員寮で生活しながら勤務する働き方です。
▼公式サイト:リゾートバイトダイブ
■調査概要
【調査名称】 :2023年リゾートバイトの就業者レポート
【集計期間】 :2022年11月1日~2022年11月30日時点
【集計対象データ】:『リゾートバイトダイブ』にて就業した人数
https://resortbaito-dive.com/
【集計対象エリア】:※区分の内訳
北海道:
東北 :
青森県/岩手県/宮城県/秋田県/山形県/福島県
北関東:
茨城県/栃木県/群馬県
首都圏:
埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県
北陸・甲信越:
新潟県/長野県/山梨県/富山県/石川県/福井県
東海:
愛知県/三重県/岐阜県/静岡県
関西:
大阪府/京都府/兵庫県/奈良県/滋賀県/和歌山県
中国・四国:
鳥取県/島根県/岡山県/広島県/山口県/徳島県/香川県/愛媛県/高知県
九州:
福岡県/佐賀県/長崎県/熊本県/宮崎県/大分県/鹿児島県
沖縄:
【集計対象職種】
・レストラン(レストランサービス/レストランサービス(バイキング)/配膳/カフェ)
・調理(調理/調理補助)
・売店(売店・販売)
・清掃(清掃/裏方全般/洗い場)
・マルチタスク(館内全般業務)(館内全般業務/事務/宿泊予約・事務)
・フロント
【年齢】
・10代(17~19歳)
・20代(20~29歳)
・30代(30~39歳)
・40代(40~49歳)
・50歳以上(50~79歳)
■会社概要
会社名 :株式会社ダイブ
創業 :2002年3月
代表取締役 :庄子 潔
本社所在地 :〒160-0022 東京都新宿区 新宿2-8-1 新宿セブンビル10F
サイト :https://dive.design/
■株式会社ダイブについて
ダイブは、日本経済の成長エンジン「観光」の大課題を解決すべく、事業展開しているベンチャー企業です。
基幹事業である観光施設に特化した人材サービス(リゾートバイト)においては、観光施設の大課題である「人手不足」の解決に寄与しており、年間10,000人の観光従事者を創出。日本人人材と外国人人材あわせて、全国47都道府県、4,600施設以上の観光施設と、人材のお取引実績があります。
また、新規事業の地方創生事業では、全国6カ所の非観光地(過疎地・消滅可能性都市を含む)において、D2Cの観光事業を展開。収益の創出、外貨の獲得はもちろん、地域事業者と連携することでのサステナブルな地域づくりに貢献しております。その他にも、グランピング施設に特化したWEBメディア GLAMPICKS(グランピックス)の運営をはじめとした宿泊施設に対しての集客支援など、IT領域での事業展開も積極的に行っております。
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