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くじけそうな時は“原点”に立ち返る!「irodas」23歳キャリアアドバイザーに学ぶ、自分軸で生きるコツ

長澤まき

2021/07/27(最終更新日:2021/07/27)


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提供:株式会社irodas/高須美穂さん

終身雇用の崩壊や新型コロナによるテレワークの浸透など、働き方が大きく変化している昨今。「先行き不透明な時代だからこそ、自分らしいキャリアを築きたい」「自分軸で生きたい」と考えている若手ビジネスパーソンは少なくないのでは?

株式会社irodas 新卒1年目社員の高須美穂さん(23歳)は、大学では化学を専攻する理系学生でしたが文系就活を行い、現在はキャリアアドバイザーとして働いています。

文系・理系の枠を超えて自らのキャリアを切り拓く“自分軸”をどうやって獲得したのか?自分軸を見失わないためのコツとは?高須さんに取材しました。

1億色を創る「irodas」

株式会社irodasは、「Create 100,000,000 Colors - 1億色を創る - 」をビジョンに、就活をターニングポイントとした若者の自己実現を支援しているベンチャー企業。

コミュニティ型就活支援サービス「irodasSALON(イロダスサロン)」では、年間2万人以上の就活生に対して、キャリア講座やキャリア形成教材、irodasSALON専用アプリ+適性検査、メンター制度などを全て無償提供し、意思を持ったファーストキャリア選択のサポートをしています。

提供:株式会社irodas

就活をきっかけに“自分軸”を獲得

高須さんは、大学では理工学部で化学を専攻。

就職活動では、ほとんどの友達や先輩が研究職や教職などのいわゆる理系職を目指している中、高須さんは「人々の努力が無駄にならない社会をつくる」というビジョンを掲げ、文系職種を目指して活動を行ったそうです。

-----理系学生だった高須さんが文系就活を始めた経緯を教えてください。

高須さん:マーケティング会社でのインターン経験が大きなきっかけとなっています。

私はもともと化粧品開発に興味があり、大学で“モノを作る”勉強をしていました。しかし、インターンでWebマーケティングやSNS運用といった“モノの魅力を広める仕事”を経験したことで、「どれだけ良い商品を作ったとしても、それが適切な人に届かなかったら、作った人の努力が無駄になってしまう」ということを実感し、「それなら、私は夢に向かってがんばっている人の努力を最大化できるような仕事をしたい」と漠然と思うようになりました。

その1つの手段としてマーケティングスキルを高めたいと考え、大手広告代理店で大手企業のマーケティングに関わるキャリアイメージを思い描き、就職活動を始めました。

-----理系から文系に方向性を変えることに、迷いやためらいはありませんでしたか?

高須さん:当初は自分自身も迷いましたし、両親からも少し反対されました。

しかし、「これからは自分の責任で生きていきたい」「自分で自分の道を作っていきたい」という強い想いがあったので、両親を説得し、自分自身も最後まで就職活動をがんばることができました。

-----その力強い“自分軸”は、どうやって身につけたのですか?

高須さん:きっかけは就職活動です。

私はもともと流されやすい性格で“自分軸”を持ててはいなかったのですが、就職活動で「自分で会社を作りたい」「ビジネス書を出版したい」など、自分のしたいことを堂々と話す人や社会人の方々に出会い、シンプルにカッコイイと感じ、「私も軸を持って堂々と生きていきたい」と思うようになり“自分軸”を意識するようになりました。

選考で出会った“就活仲間”

就職活動では、「世の中に“当たり前の価値”を生み出しているか」「キャリアアップの速さ」「優秀な社員が多いこと」の3つを軸にしていたそうです。

-----就職活動で大変だったことは?

高須さん:理系だったのでほとんどの友達が大学院への進学や教職を目指していて、周りに就職活動している人がほぼいなかったため、就職活動についての情報がなかなか手に入らなかったこと。また、相談できる友人もいなかったのが大変でした。

-----それを乗り越えるために、どのようなことをしましたか?

高須さん:就職活動を早くから始めました。

また、インターンの選考会にたくさん参加したのですが、「1回の選考会で最低1人と連絡先を交換する!」と決めて、就職活動の友人を少しずつ増やしていきました。

就活ストレスで体重が7キロ減

このように積極的に自分軸や就活仲間を探しながら就職活動に取り組んでいた高須さんですが、その間ストレスで7キロ体重が減ったそうです。

-----何があったのですか?

高須さん:大手広告代理店2社の最終選考まで進んだのですが、ふと「この会社で本当に自分のマーケティングスキルを高めることができるんだろうか…」と不安になり、就職活動をやり直すことに…。

先行きが見えない不安や、順調に就職活動を進めている周りの学生との差に焦り、メンタル的に辛くなり、体重が減っていきました。

-----それをどう乗り越えたのですか?

高須さん:Twitterです。

就活の情報や仲間をネット上で探していたところ、Twitterで自分の夢や自分らしさを堂々と発信している人、悩みを赤裸々に発信している人、見返りを求めずに有益な情報を発信している人がたくさんいるのを見つけ、「自分らしさを貫いている人がこんなにも存在しているんだ…」と衝撃を受けるとともに、彼らから元気をもらいました。

会社の世界観を一緒に作りたい

また、Twitter上で、大手から中小・ベンチャーまで、さまざまな会社に所属している人が自分の名前や所属会社名を公開してイキイキと活動している姿を見たことで、価値観が一変。キャリアアドバイザーを志すようになったといいます。

-----どのように価値観が変わったのですか?

高須さん:私は就職活動を始めた当初、誰もが知っている大手企業で働くことで“幸せ”になれると思っていました。

でも、そうではなく、“幸せになると決めている人が幸せになれるんだ”と気づき、「だったら私は“幸せ”に向かってがんばっている人をサポートしたい」と思うようになりました。

-----irodasのキャリアアドバイザーを志した決め手は?

高須さん:先ほど、就職活動の悩みをTwitterで乗り越えたとお伝えしましたが、その中に、irodasの内定者や社員の方々のツイートがたくさんありました。

また、私は就職活動の際に就活エージェントを5~6社利用したのですが、その中で「最も自分の価値観を見つけてくれた」「可能性を広げてくれた」と思えたのがirodasでした。

これらのことから、「“一億色を創る”というirodasの目指す社会を自分も一緒に作っていきたい」「自分が良さを実感したirodasのサービスを多くの人に届けて、自分の人生を自分軸で生きる人を増やしたい」という目標ができ、気づいたらirodasに「選考を受けさせてください」と連絡をしていました。

提供:株式会社irodas

自分の過去のツイートが励みに

-----入社して約4カ月、仕事にどう向き合っていますか?心がけていることは?

高須さん:キャリアアドバイザーとして関わる学生たちとフラットな関係でいることを心がけています。

学生一人ひとりの将来をきちんと考えるためには、彼らのささいな情報をどれだけ引き出せるかが重要になるからです。

就活用に作りこんだ自分ではなく、ありのままの自分で話してもらう空気を作るために、まずは自分が自己開示して共感を得るようにしています。

-----辛いことがあった時や軸がぶれそうになった時、どうやって乗り越えていますか?

高須さん:同期や上司に相談して乗り越えることももちろんありますが、強く意識しているのは“原点に立ち返ること”です。

私は内定をもらった時に今のTwitterアカウントの運用を始めたのですが、自分の過去のツイートを見返して、入社直後の気持ちや意気込みなどを振り返ることで、「がんばろう」という気持ちを奮い立たせています。

理想とする人たちの中に飛び込んでみよう

高須さんのTwitterアカウントには、「会社の安定性を調べるより、自分の安定性を考え続けたほうが絶対に幸せになれる」「置かれた環境で何を得るかは“自分次第”」など、“自分軸”の大切さが伝わってくるツイートが複数投稿されています。

-----なかなか“自分軸”を見つけられない若者も多いかと思いますが、どうすれば“自分軸”を手に入れることができると思いますか?

高須さん:自分軸を持つために大切なことは、自分軸を持っている人たちがいる環境に飛び込むことではないでしょうか。

私が今、自分軸をぶらさずに生きることができているのは、目標に向かってがんばる人がたくさんいる会社で働いているおかげだと思います。

-----最後に、高須さんのこれからの成長やキャリアのビジョンを聞かせてください。

高須さん:将来的には、irodasのブランドを最前線で引っ張るマーケターになりたいです。そのために、まずはキャリアアドバイザーとして、対個人に対して120%の価値を提供できるように走り切りたいと思っています。

それと並行して、引き続きTwitterもがんばりたいです。

私自身がTwitterで自分らしさやありのままの自分を発信し続けることで、自分のとっての幸せを貫きたいと思える人を増やしたい。また、誰かが前に踏み出すきっかけになれたらいいなと思っています。

提供:株式会社irodas

自分軸を持って堂々と生きている人たちにただ憧れるだけではなく、理想とする人たちに囲まれる環境に飛び込みむことで“自分軸”を獲得。さらに、自らもSNSで想いや理想を素直に発信することで仲間を増やし、くじけそうな時も自分の投稿を振り返ることで自らを奮い立たせている高須さん。

自分のモチベーションを上げるための環境や機会を、自ら積極的に作り出している姿は、私たちに勇気を与えてくれます。

出典元:irodas

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