チャレンジしやすい社会を創造すべく、ベンチャーメーカーとしてスタートアップや中小企業に寄り添い、その成長支援に取り組んでいる企業がある。
株式会社YZは、スタートアップ専門の事業支援サービス「ハンズオンソーシング」や、スモールビジネス経営者向けテクノロジーメディア「U-Technology」など、中小企業やスタートアップ、将来起業を志す人を後押しする事業を展開。
中小企業が困った時にしっかり解決できる総合商社のような存在を目指しているという。
成長している経営者・スタートアップには何か共通点はあるのか?一貫してスモールビジネス支援に取り組む同社の安田裕介代表取締役はどのようなキャリア観を持っているのか?安田代表に取材した。
「もっとチャレンジできる社会に」と創業
安田代表は就職活動中から中小企業の経営者の働き方に魅力を感じ、「経営者と働く機会が多そう」という理由でリクルートに就職。30歳の時に自ら起案した事業を当時最年少の部長としてリクルート内で事業開発し、さらに副業という形で起業した経験を持つ。
“ベンチャーメーカー”というコンセプトで経営をしていこうと考えたのは、安田代表がキャリアの棚卸をしていた時だという。
自分は幸運にも沢山の機会に恵まれて、いくつものチャレンジをすることができたが、今の日本はチャレンジし難い社会だと感じ、「今までの大手優先・年功序列のやり方を変化させたい」「新しい日本流を生み出し、もっとチャレンジできる社会を創り出せないか?」と強く思うようになり、2017年に同社を創業したそうだ。
-----中小企業の経営者の働き方のどのような点に、どのような魅力を感じたのですか?
安田代表:仕事もプライベートも自分で時間を決めるというスタイルに魅力を感じました。
高校時代の友人のお父さんが中小企業の経営者で、まさに自分で意思決定をして人生を創り、変化に対応しながら柔軟な働き方をしていました。
それでいて世の中に貢献する商品を作り出していることがとてもいいな、と思ったことを今でも覚えています。
成功の共通点は、変化を求めていること
安田代表はこれまで、リクルートで年間100人を超える経営者に会うなど、数多くの企業や経営者を見て来た経験を持つ。
-----成長している経営者・スタートアップには、何か共通点はありますか?
安田代表:常に成長という変化を求めていることが一番ですね。
変化することで生まれる歪みも含めて、 目的や目標のために変えたほうがいいと思ったことは変える。 そしてやり抜く。ここが共通していると思います。
-----ベンチャー企業・中小企業のこれからの可能性について、どのように考えていますか?
安田代表:可能性しかないと思います。
どんな大きな会社も最初は中小企業です。また、今はデジタルによって大手と中小の差がなくなりつつあります。
世の中を良くするために新しいことに取り組む今、スピード感を出せる中小企業が有利だと思っています。
失敗も含めて、次のキャリアをつくる
就職活動中から中小企業に興味を持ち、リクルートでの勤務を経て、現在はベンチャーメーカーとして事業を展開している安田代表。力強く一貫性のあるキャリアをどのように築いてきたのだろうか。
-----安田代表のキャリアへの考え方を聞かせてください。
安田代表:チャレンジすることが道を切り開くと思っています。
リクルートにいた時も、兼業で会社を作った時も、ベンチャーメーカーとして更なる飛躍を決めた今も、常にチャレンジを求めていた結果がキャリアになっています。
失敗も含めて、次のキャリアを作ると思っています。
挑戦から逃げなければ、必ず成長の機会が
-----起業に興味を持っている若手ビジネスパーソンに、アドバイスをいただけますか?
安田代表:どんな場所で何をしていてもチャレンジすることから逃げないようにしていれば必ず成長の機会や転機があります。
ただ、チャレンジすると決めたら、とことん突き詰めて調べ、周りを巻き込み、仮説を立て、考えながら進んで欲しいと思います。
全てのビジネスパーソンが、もっと手軽に何度でもチャレンジできる社会を目指し、“世界NO.1のベンチャーメーカーになる”というビジョンを掲げて事業を展開するYZの安田代表。
その力強い働き方とキャリア感は、私たちに勇気を与えてくれる。
出典元:YZ
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