IT関連メディア事業を展開する株式会社インプレスは、SDGsを企業経営に組み込むためのヒントを盛り込んだ「SDGs思考 2030年のその先へ 17の目標を超えて目指す世界」を9月11日(金)に発売した。
SDGsを経営に組み込むための戦略書
同書は、外務省・国連職員、デロイトトーマツコンサルティング執行役員を経て、現在SDGパートナーズCEOを務める田瀬和夫氏と同社が、SDGsを経営に組み込みたいと考えるすべてのビジネスパーソンに役立つ考え方やヒントを盛り込んだ戦略書だという。
人権問題や気候変動、パンデミックなど、課題が地球的規模で山積する現在、企業が中長期的な経営戦略を立てる際、ヒントとなるのが国連のSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)だとしている。
SDGsは17の目標、169のターゲットからなる開発目標を提げているが、いずれも地球規模の課題に対する人類共通の生存戦略と考えられるとか。
SDGsを経営戦略に組み込むことができれば、地球の課題解決に貢献し、結果として会社そのものを強くするとしている。
同書ではそのような前提に立ち、主に「SDGsの世界観の理解」「ビジネス実装に役立つ思考法」「主要テーマの潮流」という3つの観点から、企業が経営に組み込む際の考え方やヒントを提示するという。
ビジネス実装に役立つ思考法を紹介
同書ではまず、国連総会で採択された「アジェンダ2030」に込められたメッセージを、4つのキーワードから読み解き、人類共通の理想を把握した上で、広い視野でSDGsの目指す世界を眺められるように導くとしている。
また、企業がSDGsに取り組む理由を様々な角度から解説し、SDGsを経営戦略に組み込む際につまづきやすいポイントを押さえ、アイデアの源泉となる3つの思考法を取り上げるとも。
加えて、主要テーマの潮流をつかむべく、「人権」「ESG」「気候変動」「ダイバーシティ」「インクルージョン」など、SDGsを推進していく上で欠かせないテーマについて、世界の潮流と企業事例を交えて解説する。
特に、ビジネスと人権の関係については、より多くの事例や図解を交えて徹底的に解説するという。
著者が外務省・国連職員として培った豊かな知見が盛り込まれた1冊
著者の田瀬氏は、外務省で緒方貞子氏の補佐官として「人間の安全保障委員会」事務局勤務、また国連広報センター長を務めるなどの経験を活かし、サステナビリティに特化したコンサルティングを手がけ、多くの企業からの評価も高いとし、同書にもその豊かな知見が存分に盛り込まれているという。
<目次>
第1章 2030年のその先へ 17の目標を超えて目指す世界
第2章 今なぜSDGsに取り組むべきなのか
第3章 SDGsを経営に実装するための思考法
第4章 ESGの潮流
第5章 SDGsの視点から考える気候変動
第6章 「ビジネスと人権」という新しい考え方と責任ある企業行動
第7章 SDGsの実現に向けたダイバーシティ&インクルージョン
価格は、1800円(税別)。同書詳細および読者特典については同社プレスリリースで確認できる。
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