1. 「会うのは初めてですね」を“正しい日本語”で言えますか?:『その日本語、大人はカチンときます!』

「会うのは初めてですね」を“正しい日本語”で言えますか?:『その日本語、大人はカチンときます!』

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 早速だが、以下の日本語を見て、違和感を覚えるという人はいないだろうか?

正しい?日本語

  • 喫茶店で取引先に何を注文するか尋ねられて……
    →「コーヒーでいいです」
  • お客様にサービス内容を説明した後……
    →「おわかりになりましたか?」
  • 仕事中、上司に呼ばれて……
    →「何かごようですか?」
 これらはすべて“感じの悪い”話し方となっており、ビジネスにおける「正しい日本語」とは言えない。正しい日本語を使わないと、相手によってはカチンとさせてしまうこともあるかもしれない。しかし、言い方をほんの少し変え、正しい日本語を使うことを意識すれば、印象はガラリと変わるのだ。

 本書『その日本語、大人はカチンときます! 「ちゃんとした言い方」一発変換帳』では、普段何気なく言っている間違った言葉遣いを具体的なシチュエーションと共に紹介し、本来の正しい日本語に正してくれている。

 今回は、本書の中から実際にビジネスシーンで使われることの多い、正しくない日本語・正しい日本語をいくつか紹介していく。自分の使っている言葉が正しい日本語なのか自信がないというビジネスマンは、是非参考にしてほしい。

正しい日本語で依頼する

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 ビジネスマンであれば、誰かに何かを「依頼」するという行為は少なからず行っているだろう。そして、時には上司や取引先といった自分と対等ではない相手に仕事を依頼することもあるだろう。

 そんな時に正しい日本語を使っていないと、相手に不快な思いをさせ、仕事がスムーズに進まなくなってしまうかもしれない。そんな事態を未然に防ぐためにも正しい日本語を学び、円滑に仕事を進めよう。

正しい日本語で依頼しよう!

  • NG:○○してください。

    正しい日本語
    →○○願えないでしょうか。

    文例:「こちらの書類にご記入を願えないでしょうか」
  • NG:こちらの都合ですみませんが、

    正しい日本語
    →誠に勝手なお願いでございますが、

    文例:「誠に勝手なお願いでございますが、今月末までに納品いただけると幸いです」
  • NG:手伝ってほしいのだけれど

    正しい日本語
    →お力添えくださいますでしょうか。

    文例「成功には御社の○○システムが不可欠と強く存じております。お力添えくださいますでしょうか」

正しい日本語で感謝する

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 続いては、依頼後のステップ、「感謝」である。相手が自分の要望に応えてくれたなら、ビジネスシーン以外でも感謝の言葉を述べるのは当然のことだろう。
 
 しかし、正しい日本語を使わなければ、上から目線や高慢な態度などと判断され、もう依頼を受けてくれなくなってしまうかもしれない。正しい日本語を意識することによって、良好な関係を維持しよう。

正しい日本語で感謝しよう!

  • NG:すごく感謝いたします。

    正しい日本語
    →厚く御礼申し上げます。

    文例:「○○の件では大変お世話になり、厚く御礼申し上げます」
  • NG:教えてくれて、ありがとうございました。

    正しい日本語
    →ご指導いただき、ありがとうございました。

    文例:「親切にご指導いただき、ありがとうございました」
  • NG:助けていただきありがとうございます。

    正しい日本語
    →ご尽力いただき感謝申し上げます。

    文例:「このたびはご尽力いただき感謝申し上げます」

正しい日本語で質問する

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 正しい日本語で、疑問に思っていることを「質問」するというのは、あなたが考えている以上に大事なことだ。正しい日本語が使えないということは、質問に限らず相手の気分を害す危険をはらんでいる。

 あなたが正しい日本語で質問することにより、あなたの疑問が解決され、相手も不快な思いをせずに済む。そんなことぐらいでと思うかもしれないが、塵も積もれば山となるのである。ビジネスシーンでは、こういった小さなことにこそ気を使っていかなければいけない。

正しい日本語で質問しよう!

  • NG:聞いてもいいですか?

    正しい日本語
    →立ち入ったことをうかがいますが……。

    文例:「立ち入ったことをうかがいますが、○○社の○○さんとはご親戚でいらっしゃるのでしょうか?」
  • NG:どうでしたか。

    正しい日本語
    →手応えはいかがでしたか。

    文例:「お客様の手応えはいかがでしたか」
  • NG:いくつか聞いてもいいですか。

    正しい日本語
    →〇個ほど教えていただいてもよろしいでしょうか。

    文例:「最後に3つほど教えていただいてもよろしいでしょうか」

正しい日本語で謝る

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 人間誰しもミスをする。ミスは褒められたことではないが、大切なのはしっかりと反省し、同じミスを繰り返さないことだ。
 
 そして、それと同じくらい大切なのが、ミスをしてしまった後の「謝罪」の言葉だ。ここで正しい日本語を使えるかで使えないかで、相手から見る反省の度合いは大きく異なる。正しい日本語で誠心誠意謝罪の気持ちを表現しよう。

正しい日本語で謝ろう!

  • NG:ごめんなさい。

    正しい日本語
    →申し訳ございません。/失礼いたしました。/大変ご迷惑をお掛けしました。

    文例:「お待たせして申し訳ございません」/「ご連絡が遅くなりまして、失礼いたしました」/「変更が多くなってしまい、大変ご迷惑をお掛けしました」
  • NG:すみません。

    正しい日本語
    →「大変反省しております」
  • NG:○○だったから、○○でした。

    正しい日本語
    →○○のため、○○に至った次第です。

    文例:「弊社サーバの故障のため、貴社データ破損が生じるに至った次第です」

正しい日本語の挨拶

 「挨拶」はその人の第一印象を決める重要な要素であり、この人と今後も仕事を続けていきたいと思わせるには正しい日本語での挨拶が欠かせない。

 正しい日本語での挨拶ができなければ、その時点でその人との縁は切れ、今後は付き合っていくことができなくなるかもしれない。正しい日本語の挨拶で礼儀正しいビジネスマンを印象付けよう。

正しい日本語で挨拶しよう!

  • NG:会うのは初めてですね。

    正しい日本語
    →お初にお目にかかります。

    文例:「お電話は何度もさせていただいておりますが、お初にお目にかかります」
  • NG:会えてうれしいです。

    正しい日本語
    →お目にかかれて光栄です。

    文例:「お目にかかれて光栄です。○○商事の○○と申します」
  • NG:お久しぶりです。

    正しい日本語
    →ご無沙汰しております。

    文例:「ご無沙汰しております。お元気でしたか?」


 実際のビジネスシーンでも正しい日本語を使えないビジネスマンは多いと思う。たかが言葉遣いと思うかもしれないが、それはあなただけの問題ではなく勤務先の信用にまで影響を及ぼすかもしれない大変な問題なのだ。

 今回紹介した正しい日本語の使い方は、よくある日常のビジネスシーンから抜粋して紹介してきたが、本書『その日本語、大人はカチンときます! 「ちゃんとした言い方」一発変換帳』では、ここでは紹介しきれなかった正しい日本語の使い方を多数紹介している。

 正しい日本語が使えているか不安を覚えるビジネスマンは、是非一読してみてほしい。

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