引用や参照文献、正しく使えてる? プレゼンの資料に載せる「参考文献リスト」の正しい書き方!
- 2018/04/17
- U-NOTE編集部

パワーポイントなどでプレゼン資料を作る際、引用・参照した資料や本などがある場合は、それを「参考文献リスト」で明記しなければならない。
だが、「参考文献リストの正しい書き方がわからない」という人も多いのではないだろうか。
そこで本記事では、参考文献リストの正しい書き方について紹介していく。
プレゼン資料を作成する際に気をつけたい「参考文献リスト」
プレゼン資料を作成した際に引用・参照した資料は、以下の点に注意して載せる必要がある。
①引用・参照部分をわかりやすくする
まず、自分が作成した資料の中の、引用・参照部分をはっきり分かるように、その部分に記号などをつける(注1、※、など)。
②引用・参照資料をはっきり明記する
本の場合は題名・著者名・発行年など、新聞の場合は新聞名と掲載された日を、インターネットからの場合は参照元URLをはっきり明記する。
③資料の中の抜粋部分を明記する
その資料のどの部分を引用・参照したのかをはっきり明記する。
参考文献リストの書き方例
本を引用・参照する場合
■日本語の図書
著者名. 書名. 出版者, 出版年, 総ページ数
例) 赤祖父俊一. 正しく知る地球温暖化. 誠文堂新光社, 2008, 183p
版表示(4版・4th ed.など) は、書名の次に入れる。
■外国語の図書
著者名. 書名. 出版者, 出版年, 総ページ数 (姓と名の間に",")
例) Houghton, John. Global warming : the complete briefing. 4th ed., Cambridge University Press, 2009, 438p.
複数著者がいる場合は?
著者を並べて書きます。著者の間は「,(和文著者の場合)」「;(欧文著者の場合)」で区切ります。 2名を超える場合は、先頭の著者1名を書き、その他の著者名は「ほか」(欧文著者名では「et al.」)を用いて省略しても構わない。
「編者」と書いてある場合は?
著者名を書く場所に編者名を書き、その後ろに「編」または「ed.(複数形はeds.)」をつける。
「訳者」と書いてある場合は?
書名の後に翻訳者名を書き、その後ろに「訳」または「trans.」をつける。
例) Dow,Kirstin.;Downing,Thomas E.温暖化の世界地図.近藤洋輝訳.丸善,2007,117p.
本の一部を引用・参照する場合
■日本語の図書
(その部分の)著者名. ”(その部分の)見出し・タイトルなど”. 書名. 編者名. 出版者, 出版年, ページの範囲。
例) 原登志彦. "地球温暖化の進行にともなう森林生態系への影響". 吉田文和, 池田元美編著. 持続可能な低炭素社会. 北海道大学出版会, 2009, p.35-49
■外国語の図書
(姓と名の間に",")
雑誌論文を引用・参照する場合
■日本語の論文
著者名. ”論文のタイトル”. 雑誌名. 出版年, 巻号, ページの範囲
例) 原嶋洋平. "地球温暖化防止の京都メカニズムとWTOルール" 国際開発学研究. 2008, Vol.7,No.2, p.139-146
■外国語の論文 (姓と名の間に",")
複数著者がいる場合は?
著者を並べて記載する。著者の間は「,(和文著者の場合)」「;(欧文著者の場合)」で区切る必要がある。2名を超える場合は、先頭の著者1名を書き、その他の著者名は「ほか」(欧文著者名では「et al.」)を用いて省略しても構わない。
データベースを引用・参照する場合
■データベース全体
作成者名. 情報源. データベース名, 入手先URL, (入手日付).
例) 株式会社自由国民社. 現代用語の基礎知識. Japan Knowledge, http://na.jkn21.com/, (参照 2010-03-18)
■データベースの一部
作成者名. "題名". データベース名, 出版者, 入手先URL, (入手日付).
例) 岸保勘三郎, 小山堅. "地球温暖化". Yahoo!百科事典(日本大百科全書), ヤフー株式会社(小学館), http://100.yahoo.co.jp/, (参照 2010-03-18)
web情報を引用・参照する場合
■ウェブサイト
"そのページの題名". ウェブサイト名. 入手先URL, (入手日付).
※ウェブサイト名=トップページに表示される名称 例) "ガンカモ類の生息調査". 環境庁生物多様性センター. http://www.biodic.go.jp/gankamo/gankamo_top, (参照 2010-03-18)
■ウェブサイトから入手した文献
著者名. 文献名. 版表示, 出版年. 入手先URL, (入手日付).
例) 環境庁編. 環境白書・循環型社会白書. 平成20年版, 2008. http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h20/index.html, (参照 2010-03-18)
プレゼン資料の作成は慣れるまではなかなか難しいもの。
しかし、参考文献リストの書き方や、資料作成のコツさえ押さえることができれば、よりスムーズに適切なプレゼン資料を作れるようになる。
本記事で紹介した「参考文献リストの書き方」は、プレゼン資料作成の基本となるため、本記事を参考にして「正しい参考文献リストの書き方」を身につけていただきたい。
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