産学連携で、半導体関連産業の人材育成に貢献
多様な人材を人的資本と捉え、人材ソリューションで可能性を創造する「人的資本創造企業」の日研トータルソーシング株式会社(本社:東京都大田区)は、熊本県教育委員会の協力のもと、11月8日、機械を学ぶ熊本県立玉名工業高等学校1年生40名に向け、熊本テクノセンターでの企業訪問を実施、また12月8日に同校2年生80名に向け、エンジニア派遣実習を実施いたしました。
熊本県内の半導体需要に応え人材育成、産学連携強化を目指す
熊本県内では、TSMCの進出など、半導体関連工場の新設・増設が相次ぎ、半導体関連の人材不足が課題となり、大学や高等学校と民間企業の連携による人材育成の動きが加速しています。
当社では、より多くの人に、より質の高い教育・研修を実施するため、2023年3月に熊本テクノセンターを「半導体教育」に特化した研修施設として拡張移転し、主にエンジニアの育成に取り組んでまいりました。
熊本県立玉名工業高等学校は、熊本スーパーハイスクール(KSH)の「プロフェッショナルハイスクール(実践研究型)」として県指定を受け、産業界等との連携・協働による実践的な教育を推進するとともに、将来地域を担う人材を育成してきました。この度、機械を専門的に学ぶ生徒に向け、県内の半導体産業の現状や、県内での就職について理解を深めてもらうため、11月8日に当社熊本テクノセンターにて、企業訪問、また12月8日に熊本県立玉名工業高等学校にて、エンジニア派遣実習を実施いたしました。
今後も当社は、質の高い教育・研修力を提供することで、半導体関連産業の人材育成に貢献してまいります。
企業訪問の様子
企業訪問では、熊本テクノセンターの遠山センター長より、昨今の半導体業界の現状や当社テクノセンターでの取組みについて説明。実際の研修内容や設備を見学頂きました。
エンジニア派遣実習の様子
機械科2年生 80名を対象にエンジニア派遣実習を実施。授業では、熊本テクノセンターの遠山センター長から、半導体業界の説明の他、当社の研修で実際に使用する器具を使った、基礎研修の実習を行いました。
<参加者コメント(一部抜粋)>
■参加生徒
・機械保全という仕事は、機械のお医者さんの役割をしていることだと知り、とても大切な仕事だとわかりました。ネジの締め付け実習では、自分がいつもこのくらいでいいと思っている締め方では、トルクが全然足りませんでした。また、シール実習では、シールテープが、身の周りの水道にも使われているので、特に印象に残りました。普段の生活の中に、いろんな技術が潜んでいるとわかりました。
・今回は学校では学ばないことばかりで、とても新鮮で実のある時間だったと思います。普段気にすることのない配管の水漏れの対策、車や様々な場面で用いられるネジには繊細な力が加わっていること、金属と温度との関係など、作業していて新しい発見ばかりで、とても面白く、意欲的に取り組めたと思います。
■担当教員
県内の半導体産業のニーズに対応した生徒の育成に悩んでいた際、日研トータルソーシング様に、2週にわたり本校機械科2年生向けで、エンジニア派遣実習を快く引き受けていただきました。
本校機械科では、様々な工作機械を通し、ものづくりの手法や材料特性を学びます。物を製造するのに特化する反面、操作する機械のメンテナンスは、これまでの授業の中にほとんど含まれていませんでした。いわゆる『機械保全』の分野です。現に半導体業界のみならず、他業種でも機械保全の分野では、高校生へのニーズが高まっていると感じています。
今回のエンジニア派遣実習では、機械保全分野の基礎を実習していただきました。私たちが想像していた以上に、生徒からの驚きや反応がありました。機械保全に興味を持つだけでなく、メンテナンスの重要性も理解し、機械の取り扱いにも気をつけたいと言った意見も出てきたのは大きな成果だと感じました。
引き続き、令和6年1月に2回目のエンジニア派遣実習を実施していただく予定になっていますので、生徒の更なる意識向上を期待したいと思います。
熊本県立玉名工業高等学校について
熊本県立玉名工業高等学校は、熊本県北における工業教育の中核として、地域の期待を担い、昭和38年4月に第1期生が入学。平成24年度には学校創立50周年記念式典、令和4年度には創立60周年記念式典が実施され、新たな歴史を作り始めました。現在、機械科(2クラス)、電気科、電子科、工業化学科、土木科の5科18クラスに656名が在籍し、これまでの卒業生は1万3千名を超え、地元産業界をはじめ全国各地で優秀な工業技術者として活躍しています。
令和4年度より「熊本スーパーハイスクール(KSH)」のプロフェッショナルハイスクール(実践研究型)として熊本県より指定され、地域の自治体、産業界、大学等と連携・協働し、生徒の知識や技能、思考力を高め、多面的なものの見方を広げ無限の可能性を引き出すとともに、将来地域を担い支援する人材を育成しています。
熊本テクノセンターについて
熊本テクノセンターは、主に半導体製造装置の定期メンテナンスや事後保全を行う保全エンジニアや、工程ごとの製品検査・品質管理などを行うラインエンジニアや生産オペレーターとして就業するスタッフのためのスキルアップ研修(半導体基礎・実技)を行っています。半導体製造装置の組み立てや改善・改良のための設備保全エンジニアの育成を図り、製造から保守・保全まで一貫したキャリアアップをサポート可能です。また、同センターでは、配属先の作業環境と同等の研修機材を使用したスキル認定でスタッフの作業習熟度を把握し、就業後のスキル不足等を解消するとともに、作業で重要なコミュニケーションやチーム作業を取り入れた研修にも力を入れています。
【熊本テクノセンター 概要】
名称:熊本テクノセンター
所在地:熊本県熊本市中央区本荘4-1-1 フジモトビル
自社研修施設「テクノセンター」について
当社では、業界に先駆けて自社研修施設「テクノセンター」(全国10施設)を立ち上げ、設備保全に適応したスタッフの育成に着手してきました。未経験者を対象とした研修期間は30日で、クライアントの要望を踏まえ磨き上げた独自の研修マニュアルを使用します。研修生たちに設備保全の基礎を習得してもらうほか、現場仕様の製造ラインなども用意し、実践さながらの環境を整えています。さらに新入社員をベテラン社員に帯同させて派遣するOJT制度も設けています。このほかテクノセンターでは、新卒エンジニアやキャリアチェンジやスキルアップを目指す当社スタッフを対象とした研修なども行っています。
当社は今後も、お仕事をお探しの方、就業中のスタッフの方にキャリアサポートをはじめ様々な取り組みを進めながら就業機会の創出を図るとともに、人材活用を検討する企業の多様なニーズに応えて参ります。
日研トータルソーシングについて
「人的資本創造企業」として業種や職域の枠組みを超え、様々な領域で活躍する人材を「人的資本」と捉え、人材ソリューションを通じて働く人・企業・社会の可能性を創造していきます。
【会社概要】
設 立 1981年4月
本社所在地 東京都大田区西蒲田
代表者 清水 浩二
事業内容 総合人材サービス(業務請負事業/人材派遣事業/人材紹介事業)
多様な人材を人的資本と捉え、人材ソリューションで可能性を創造する「人的資本創造企業」の日研トータルソーシング株式会社(本社:東京都大田区)は、熊本県教育委員会の協力のもと、11月8日、機械を学ぶ熊本県立玉名工業高等学校1年生40名に向け、熊本テクノセンターでの企業訪問を実施、また12月8日に同校2年生80名に向け、エンジニア派遣実習を実施いたしました。
熊本県内の半導体需要に応え人材育成、産学連携強化を目指す
熊本県内では、TSMCの進出など、半導体関連工場の新設・増設が相次ぎ、半導体関連の人材不足が課題となり、大学や高等学校と民間企業の連携による人材育成の動きが加速しています。
当社では、より多くの人に、より質の高い教育・研修を実施するため、2023年3月に熊本テクノセンターを「半導体教育」に特化した研修施設として拡張移転し、主にエンジニアの育成に取り組んでまいりました。
熊本県立玉名工業高等学校は、熊本スーパーハイスクール(KSH)の「プロフェッショナルハイスクール(実践研究型)」として県指定を受け、産業界等との連携・協働による実践的な教育を推進するとともに、将来地域を担う人材を育成してきました。この度、機械を専門的に学ぶ生徒に向け、県内の半導体産業の現状や、県内での就職について理解を深めてもらうため、11月8日に当社熊本テクノセンターにて、企業訪問、また12月8日に熊本県立玉名工業高等学校にて、エンジニア派遣実習を実施いたしました。
今後も当社は、質の高い教育・研修力を提供することで、半導体関連産業の人材育成に貢献してまいります。
企業訪問の様子
企業訪問では、熊本テクノセンターの遠山センター長より、昨今の半導体業界の現状や当社テクノセンターでの取組みについて説明。実際の研修内容や設備を見学頂きました。
エンジニア派遣実習の様子
機械科2年生 80名を対象にエンジニア派遣実習を実施。授業では、熊本テクノセンターの遠山センター長から、半導体業界の説明の他、当社の研修で実際に使用する器具を使った、基礎研修の実習を行いました。
<参加者コメント(一部抜粋)>
■参加生徒
・機械保全という仕事は、機械のお医者さんの役割をしていることだと知り、とても大切な仕事だとわかりました。ネジの締め付け実習では、自分がいつもこのくらいでいいと思っている締め方では、トルクが全然足りませんでした。また、シール実習では、シールテープが、身の周りの水道にも使われているので、特に印象に残りました。普段の生活の中に、いろんな技術が潜んでいるとわかりました。
・今回は学校では学ばないことばかりで、とても新鮮で実のある時間だったと思います。普段気にすることのない配管の水漏れの対策、車や様々な場面で用いられるネジには繊細な力が加わっていること、金属と温度との関係など、作業していて新しい発見ばかりで、とても面白く、意欲的に取り組めたと思います。
■担当教員
県内の半導体産業のニーズに対応した生徒の育成に悩んでいた際、日研トータルソーシング様に、2週にわたり本校機械科2年生向けで、エンジニア派遣実習を快く引き受けていただきました。
本校機械科では、様々な工作機械を通し、ものづくりの手法や材料特性を学びます。物を製造するのに特化する反面、操作する機械のメンテナンスは、これまでの授業の中にほとんど含まれていませんでした。いわゆる『機械保全』の分野です。現に半導体業界のみならず、他業種でも機械保全の分野では、高校生へのニーズが高まっていると感じています。
今回のエンジニア派遣実習では、機械保全分野の基礎を実習していただきました。私たちが想像していた以上に、生徒からの驚きや反応がありました。機械保全に興味を持つだけでなく、メンテナンスの重要性も理解し、機械の取り扱いにも気をつけたいと言った意見も出てきたのは大きな成果だと感じました。
引き続き、令和6年1月に2回目のエンジニア派遣実習を実施していただく予定になっていますので、生徒の更なる意識向上を期待したいと思います。
熊本県立玉名工業高等学校について
熊本県立玉名工業高等学校は、熊本県北における工業教育の中核として、地域の期待を担い、昭和38年4月に第1期生が入学。平成24年度には学校創立50周年記念式典、令和4年度には創立60周年記念式典が実施され、新たな歴史を作り始めました。現在、機械科(2クラス)、電気科、電子科、工業化学科、土木科の5科18クラスに656名が在籍し、これまでの卒業生は1万3千名を超え、地元産業界をはじめ全国各地で優秀な工業技術者として活躍しています。
令和4年度より「熊本スーパーハイスクール(KSH)」のプロフェッショナルハイスクール(実践研究型)として熊本県より指定され、地域の自治体、産業界、大学等と連携・協働し、生徒の知識や技能、思考力を高め、多面的なものの見方を広げ無限の可能性を引き出すとともに、将来地域を担い支援する人材を育成しています。
熊本テクノセンターについて
熊本テクノセンターは、主に半導体製造装置の定期メンテナンスや事後保全を行う保全エンジニアや、工程ごとの製品検査・品質管理などを行うラインエンジニアや生産オペレーターとして就業するスタッフのためのスキルアップ研修(半導体基礎・実技)を行っています。半導体製造装置の組み立てや改善・改良のための設備保全エンジニアの育成を図り、製造から保守・保全まで一貫したキャリアアップをサポート可能です。また、同センターでは、配属先の作業環境と同等の研修機材を使用したスキル認定でスタッフの作業習熟度を把握し、就業後のスキル不足等を解消するとともに、作業で重要なコミュニケーションやチーム作業を取り入れた研修にも力を入れています。
【熊本テクノセンター 概要】
名称:熊本テクノセンター
所在地:熊本県熊本市中央区本荘4-1-1 フジモトビル
自社研修施設「テクノセンター」について
当社では、業界に先駆けて自社研修施設「テクノセンター」(全国10施設)を立ち上げ、設備保全に適応したスタッフの育成に着手してきました。未経験者を対象とした研修期間は30日で、クライアントの要望を踏まえ磨き上げた独自の研修マニュアルを使用します。研修生たちに設備保全の基礎を習得してもらうほか、現場仕様の製造ラインなども用意し、実践さながらの環境を整えています。さらに新入社員をベテラン社員に帯同させて派遣するOJT制度も設けています。このほかテクノセンターでは、新卒エンジニアやキャリアチェンジやスキルアップを目指す当社スタッフを対象とした研修なども行っています。
当社は今後も、お仕事をお探しの方、就業中のスタッフの方にキャリアサポートをはじめ様々な取り組みを進めながら就業機会の創出を図るとともに、人材活用を検討する企業の多様なニーズに応えて参ります。
日研トータルソーシングについて
「人的資本創造企業」として業種や職域の枠組みを超え、様々な領域で活躍する人材を「人的資本」と捉え、人材ソリューションを通じて働く人・企業・社会の可能性を創造していきます。
【会社概要】
設 立 1981年4月
本社所在地 東京都大田区西蒲田
代表者 清水 浩二
事業内容 総合人材サービス(業務請負事業/人材派遣事業/人材紹介事業)
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