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週休2日で残業あり、ただし勤務地は宇宙。世界で活躍する宇宙飛行士、その知られざる仕事内容とは?

椿龍之介

2015/05/15(最終更新日:2015/05/15)


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出典:pixabay.com

 子供の頃、宇宙飛行士になりたいという夢を持った人も多いのではないだろうか。多くの人にとって憧れの職業であり、人類を代表して宇宙で活躍する宇宙飛行士だが、その仕事内容やワークスタイルは謎に包まれた部分も多い。

 今回は、TBS「ジョブチューン」の“世界で活躍する日本人プロフェッショナルSP”の放送に合わせ、知られざる宇宙飛行士のワークスタイルや仕事内容を見てみよう。

宇宙滞在中の仕事には「出張手当て」が付くことも

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 花形の職業だと言われる宇宙飛行士だが、月収はどれぐらいになるのであろうか? 日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)によると、月収は他の研究員と変わらず大卒30歳で約30万円とされている。その他、宇宙滞在中は危険手当が出ると言われており、約10万円程度のプラスがあるそうだ。

 NASAの場合は宇宙飛行士の年収は4万ドルから8万ドルと言われており、実際に搭乗するとなると年収は75%アップで支払われるそう。また、NASAの宇宙飛行士はアメリカ政府の職員となるため、職員としての出張手当てが出る。ただ、これは距離や場所に関係ないため、30ドル程度とかなり少ないと言われている。

仕事は週休2日、残業あり。サラリーマンとほとんど変わらない?

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 宇宙飛行士というと、特殊な任務に当たるためワークスタイルも特殊であるように思えるが、仕事内容はどのようなものなのだろうか? 宇宙飛行士の仕事は基本的に週休2日となっており、平日は勤務にあたり、土曜日・日曜日は休むことになっているそうだ。

 また、予定していた任務の遂行が完了しない場合は、8時間勤務の後に「残業」することもあるそう。いわゆる一般的なサラリーマンの仕事を変わらないワークスタイルを取っているということがわかり、親近感が湧くという人も少なくないだろう。

宇宙飛行士は宇宙の休日、船内で何をして過ごす?

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 宇宙飛行士は週休2日制だと紹介したが、休みの日は何をしているのだろうか。まず、休みの日に行なわれるのが、添乗員総出での船内の清掃作業だ。その他、任務や帰還後の筋肉を維持するためのトレーニングは休日でも任務として課されている。

 その他の時間は自由時間であり、どのような過ごし方をしてもいいそう。その中でも人気なのは、地球に面した窓から見える景色を眺めること。地球の周りを短時間で数周もするため、変化がありどれだけ見ていても飽きない景色が見られるようだ。

 船内で長時間滞在していると、宇宙飛行士同士でオフィスラブのような関係になることはないのだろうか? これに関しては任務に集中しているため、そのような余裕はないと多くの宇宙飛行士が述べている。また、緊急時に私情を挟んでしまい、思わぬアクシデントを生む危険性があるため、原則として恋愛関係になるということはないようだ。


 宇宙飛行士の仕事というと、特殊なことを行っているイメージがあるが基本的な年収やワークスタイルは一般のビジネスマンと変わらないことがわかる。このように知ることのなかったワークスタイルについて調べてみるのも面白いのではないだろうか?

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