HOMECareer Runners 「この機会を逃したら後悔する」新卒で転職、SNSコーチ23歳社員が大手からキャリアチェンジして目指す未来

「この機会を逃したら後悔する」新卒で転職、SNSコーチ23歳社員が大手からキャリアチェンジして目指す未来

長澤まき

2021/09/06(最終更新日:2021/09/06)


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提供:株式会社SNSコーチ/鈴木ひかるさん、撮影:WeWork東急四谷

転職・副業など、キャリアアップや自分の望む生き方を実現するために何か具体的なアクションを起こしたいと思ってはいるものの、「まだ早いのではないか」「行動に移す踏ん切りがつかない」と一歩踏み出せないでいる人は多いのでは?

新卒入社した大手企業を退職し、設立1年のベンチャー企業に転職した鈴木ひかるさん(23)は、転職を振り返って「今、この機会を逃したら後悔すると強く思った」と語りました。

なぜ、大手企業からの転職を決断したのか?キャリアチェンジすることで目指す未来とは?鈴木さんに取材しました。

SNS発信力を育てる「SNSコーチ」

株式会社SNSコーチは、「企業や経営者のポテンシャルを、SNS上のプレゼンスに変える」をモットーに、企業や経営者の適切なSNS発信力を育てる“SNSコーチング”を提供。

フォロワーハッキングや過激なコンテンツ戦略を実施するのではなく、オーガニックな戦略と発信でファンを増やしていくために、実績のあるインフルエンサーが並走してコーチングを行っています。

2020年7月の設立からおよそ半年で、横浜市をホームタウンとするプロサッカークラブとのとオフィシャルパートナー契約を締結し、同社のSNS運営をサポート。また、同社サービスを利用している企業の中には、開始わずか5カ月で総フォロワー数4万人を超えた企業もあるそうです。

ビジネスの新たなコミュニケーションとしてSNSへの注目が高まっている、まさに今の時代に求められるサービスです。

インターンでこれまでにないワクワクを体験

鈴木さんは今年春に大学を卒業し、大手通信会社に就職。オペレーター部門に配属され研修を受けていましたが、新しい目標を見つけ、この7月に同社に転職しました。現在は、営業として商談への同席やクライアント対応などに携わっておられます。

就職先やキャリアを考えるにあたっては、インターンでの経験が大きな転機となったそうです。

-----インターン時代のお話を聞かせていただけますか?

鈴木さん:大学3年の秋に参加した大手通信会社のインターンで、これまで周りにいなかった高い志やスキルを持った同世代に出会ったことで、「働くことに対して高い意識を持つ人達に囲まれ、刺激を受けることができるフィールドに身を置いていたい」「自分が成長し続けられる舞台にいきたい」と考えるようになりました。

そうして、大学4年生の時に、1年間N高等学校の長期インターンに参加。グループワークのサポートやティーチングアシスタントなどを手がけ、入社3カ月でインターン最優秀賞を受賞しました。

同インターンでは他にも、新しくできたキャンパスの仕組みづくりに携わらせていただくなど、とても濃密な経験をすることができました。

提供:株式会社SNSコーチ、撮影:WeWork東急四谷

「スピーディに成長したい」と転職を視野に

新卒での就職先に大手通信会社を選んだのは、同社のインターンが自身の変わるきっかけになったことや、インターンで出会った高い意識を持っている人達と一緒に働きたいと思ったからだそう。

また、高校時代にアラスカに短期留学をした際に、ホストとネットの翻訳アプリを活用して仲良くなれたことや、帰国後も物理的な距離を気にせずに彼らと身近にコミュニケーションを取れた経験などから、“通信”に魅力を感じていたことも入社を決めた理由の一つだったといいます。

-----新卒入社した会社からの転職を決断した経緯を聞かせてもらえますか?

鈴木さん:もっとスピード感のある環境で早く自分のキャリアを積みたいと考えるようになったことなどがきっかけです。

私は仕事のキャリアと同じくらい、自分の家族・子どもを持ちたいという考えを大切にしており、その区切りとして「30歳までには何か一つ『成し遂げた』と言えることを達成したい」と考えています。

大手企業はじっくりと時間をかけて成長することはできますが、その反面、自分が目指すポジションに到達するまでに長い年月がかかりますし、希望する部署に行ける確証もありません。

中小企業やベンチャー企業に入社した友人が、自分の長所を活かして入社間もない段階から実績を出すなどがんばっている姿を見て、自分と彼らの差がどんどんと開いていくのを実感し、「自分がキャリアの下積みをする場所として、今の環境が最適なのか」と疑問に思うようになりました。

当初は、転職は数年後と考えていた

しかし、当初はすぐに転職しようとは考えていなかったといいます。

-----転職を考えるようになった経緯を教えてください。

鈴木さん:自分の置かれている環境に疑問を持ち、学生時代からTikTokやTwitterなどで知っていたSNSコーチの社長にダイレクトメールを送って相談しました。

そうして、自分の抱えている不安や葛藤を話したところ、いろいろな選択肢があることや、転職も自分のための次のステップとして悪いことではないとアドバイスしていただき、自分の良さをもっと活かしてスピーディーにキャリアを積んでいく道を視野に入れるようになりました。

とはいっても、すぐに転職しようと考えたわけではありません。長い目線で、数年後に第2新卒として転職する道もあるのではないかと考えて、将来に向けてSNSを活用して情報収集するなど、少しずつ動き始めるようになりました。

-----それでも転職を決断したのはなぜ?

鈴木さん:「多くの可能性を秘めるSNSを仕事にしたい」「今、この機会を逃したら絶対に後悔する」と強く思ったからです。

SNSコーチの社長や創業者と2回目に会って話す中で、SNSの可能性を強く感じ、また、そのSNSを活用した事業に意欲的に取り組んでいる彼らの姿を見て、「SNSには夢がある」「彼らの下で働きたい」と強くワクワクを感じました。

私は、人生の目標の一つとして「人を笑顔にするための“あたり前”をつくる」ことを実現したいと思っています。

私がSNSを通じて人と出会い、悩みからの突破口を見出すことができたように、SNSは困っている人たちを救える魔法のツールになり得るのではないか。まだ新しいツールであるSNSは、もっと世界を良くできる可能性を秘めているのではないか。

そう考え、面談の最中に「一緒に働かせてもらえませんか」と入社の意思を示しました。

-----大切にしているキャリア観を教えてください。

鈴木さん:わからないことが常にある状況・何かを吸収できる環境など、自分が常に成長し続けられるであろう場所を選び続けたいと考えています。

提供:株式会社SNSコーチ、撮影:WeWork東急四谷

分からないことは曖昧にせず、全て聞く

鈴木さんは今、新しい会社で成長スピードを実感しながら働いているといいます。

-----以前とは全く違う新しい仕事に、どのように向き合っていますか?

鈴木さん:マニュアルや研修がしっかりしている大手企業とは違い、現在の会社では全てのことを実践を通して吸収していく必要があります。

マニュアルもないので、指示された以上のことを自分で考えて行動しないといけないのですが、その結果、成果の中に自分の工夫があることを実感でき、やりがいにつながっています。

一人前になるまでの道のりはまだまだ遠いですが、自分のできることが増えていると日々感じられ、また、ベンチャー企業や中小企業で働いている友人との成長の差が縮まっていることも実感できています。

----大変なことはありませんか?

鈴木さん:ワクワクを感じながら働き続けているので、楽しいという気持ちが先行していて、大変だと思うことは全くありません。

-----成長スピードを上げるために心がけていることは?

鈴木さん:わからないことは曖昧にしておかず、全て聞くようにしています。

仕事の基礎を身につけている段階で分からないことを曖昧にしたままでは、成長につながらないと思うからです。

最初は遠慮する気持ちなどがあり、わからないことを聞くのが苦手でしたが、積極的に上司に話しかけたり自己開示したりして、“聞くことができる関係性”をつくっていきました。

提供:株式会社SNSコーチ、撮影:WeWork東急四谷

自らアクションを起こし続けることが大切

-----最後に、これまでを振り返って「これはやって良かった」「これをやったから、今の自分がある」という経験や学びなどを教えてください。

鈴木さん:自分からスピード感を持ってアクションを起こすことです。ただ悩んだり、ただ困ったりして落ち込むのではなく、それを改善するためのアクションを起こすことを大切にしています。

「確証がないと動けない」という人もいるかと思いますが、それはもったいないのではないでしょうか。

なぜなら、アクションを起こしてみないと未来はわからないからです。また、失敗したとしても、そこから何かにつながることもあります。

とはいっても、やみくもにアクションを起こすのではなく、自分が7割納得できるくらいの情報収集や理由付けを行ってから行動に移す。そうして行動した結果から改善点やできることを考え、また次のアクションを起こしていく。

そのように自分なりのアクションを起こし続けてきたからこそ、今の自分があると思っています。

提供:株式会社SNSコーチ、撮影:WeWork東急四谷

違和感や疑問をそのまま放置するのではなく、自分からアクションを起こすことでキャリアも仕事も切り拓いている鈴木さん。彼女の今後の成長に期待が高まります。

現状から抜け出して成長するためには、タイミングを待つだけではなく、自らアクションを起こしてみることが大切なのかもしれませんね。自分の望む未来に近づくために、上司や友人等に相談する、キャリアップのための勉強を始める、セミナーに参加するなど、まずは小さくてもいいので何かアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。

出典元:SNSコーチ

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