若手社員を含めた社員複数人が、自社ミッションについて熱く語り合う【#私たちのミッション】シリーズ。今回は、株式会社Another worksの大林尚朝さん(代表)、山下ありささん(セールスリーダー)、小田滉太さん(内定者)をインタビューしました。
皆さん、日々どのようなことを意識しながら仕事に向き合っているのでしょうか?
- 挑戦する全ての人の機会を最大化する
複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」
株式会社Another worksは、2019年に創業。企業と複業人材をつなげるマッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しており、累計導入600社・登録者約2万人以上・1万5000件のマッチングデータを分析したAIで複業採用の変革に挑んでいます。
タレントの登録・利用料は無料。求人へ直接エントリーしたり、スカウトを受けたりと、時間や費用をかけずに複業を始めることができるといいます。
2020年より、複業人材を登用した官民連携の実証実験もスタート。日本で2番目に小さい町・奈良県三宅町との連携を皮切りに、これまで数多くの自治体へプロフェッショナルな複業人材とのマッチング機会を提供し、行政が直面する課題の解決をサポートしてきました。
ミッションのココに共感
-----まずは大林さんから、ミッションに込められた想いについて教えていただけますでしょうか。
大林さん:Another works創業前は、複業やフリーランスなどの業務委託における人材紹介事業に携わっていた経験があるのですが、当時の原体験が発端です。
企業が何か新しいことに挑戦するとき、まず必要となるのが「人」ですよね。その時、例えば100万円払って1名を採用したとします。すると、当然ながらその人に「100万円の価値を発揮してほしい」と期待をします。そのため、「スキルを持っていて即戦力のある人を登用したい」と思うわけです。
そうすると、成長したいという意欲のある人や、社会のために何かしたいと思っている人であっても、スキルがまだ身についてなければ挑戦する機会すら得られないことがあるんですよね。
『挑戦する全ての人の機会を最大化する』というミッションには、「スキルのある人が選ばれるのではなく、"挑戦したい"という気持ちを大切にしたい」という想いが込められています。
挑戦したい企業に、挑戦したい個人が複業として参画することで、それぞれの可能性はぐっと広がる。複業では金銭以外にも得られることが多いと思っているため、「副」ではなく「複」という漢字を使っています。
-----セールスリーダーの山下さんは、Another worksの新卒1期生なんですよね。やはりミッションへの共感が決め手で入社されたのですか?
山下さん:はい!学生時代にインドに滞在していた時、「労働力がまわっていない」と感じたことが大きいです。
インドは人口も多いため、働きたい気持ちがあっても仕事が得られず、時間を持て余している人が非常に多くて。「もっと労働力のシェアができれば、状況は改善できるのに」と思っていました。
日本はこれから人口が減って労働力が不足していくことが予想されますが、どちらにしても「働きたい」「挑戦したい」という人の機会を最大化することで労働力をうまくシェアしていく仕組みづくりができれば、と考えています。
ミッションを意識する場面は?
-----どんな仕事をしている時に、特にミッションを意識しますか?
大林さん:複業クラウドにおける日々の求人数やタレントのエントリー数などを見ているので、私たちに期待してくれる人の"行動"が生まれる瞬間は、やはり嬉しいですね。
自治体と連携している実証実験でも、「この自治体で価値を提供したい」という熱量をものすごく感じるのです。そういった場面を目の当たりにする都度、少しずつだけど目指している世の中に近づいているのでは、と思います。
-----小田さんは、来年度入社予定とのことですが、今はインターンとして活動されているんですよね。
小田さん:私は、大学時代に就活に向けて軸などが見つからなくて悩んでいたんですが、デザイナーの勉強をするようになって、インターンでもプロダクトのデザインを担当しています。今年3月に大学は卒業しましたが、正式入社の前にもっとデザイナーとしてのスキルを磨きたいと思い、4月からはデザインの専門学校に通っているんです。
そのため「スキルはまだないけれど、挑戦したいと思っている当事者」として、ミッションに共感する部分が大きいです。
具体的には、やっぱり自分が手掛けたプロダクトを通じて、企業とタレントのマッチングが成立した瞬間でしょうか。Another worksで働いている人には、「今、成約しました!」という報告が飛んでくるんですよ。それがかなり励みになっています。
ミッションに立ち返ったからこそ乗り越えられたこと
-----困難に直面した時、「ミッションに立ち返ったからこそ乗り越えられた」と感じたことはありますか?
大林さん:いつも実感しています…。"目指している理想"があるからこそ、どんな苦難も"試練"だと思ってポジティブに捉えられるんです。
それは自分だけではなく、社員も同じ。何かあったときに、ミッションは社員全員が立ち返る場所だと思っていて、難しい局面こそ「自分は何のためにここにいるんだっけ」と考えることが大切だと思っています。
-----小田さんはいかがですか?正式入社前ではありますが、そういった瞬間はありますか?
小田さん:ありますね。プロダクトのデザインを決める時も、いつも「タレントの機会を最大化するために、これでいいのか?」と自問自答しています。
例えば、タレントがプラットフォームに登録する画面。ここの仕様を今年1月に一新したんです。
それまで登録情報が多かったり、ステップが多かったりと、登録の手が止まってしまうかもしれない可能性を感じていました。でも、そのままではタレントの挑戦機会が失われてしまう。そのため、なるべく登録の手順を簡素化して、登録のハードルをできるだけ下げる仕様にしました。
-----山下さんはいかがですか?リーダーとしての役割を担う中で、やはりそういった瞬間もあるのでしょうか。
山下さん:インターン生のマネジメントを行っている時、色々な迷いや苦難に直面するのですが、そういった時にミッションに立ち返ることが多いです。
Another worksにかかわる企業やタレントの皆さんの挑戦機会を最大化するためには、まずはここで働く私たちがそれを体現する必要があると思っていて。
インターン生のスキルや可能性を最大化するためにはどうしたらいいのか?日ごろのマネジメント業務で困難を感じる時には、そんな風にミッションに立ち返っています。
共感してくれる仲間を集めるために
-----最後に大林さん。今回若手2人の話を聞いて、いかがでしたか?
大林さん:そうですね、やはりメンバーには高いパフォーマンスを発揮しながら仕事をしてほしいと思っているので、そのためにも早期の段階で企業の文化をつくっていき、そこに共感してくれる仲間を集めることが大切だと改めて実感しました。
実は昨年、ミッションを実現するための行動指針として「考え、実践する」「愛を持って接する」など9つのバリューを策定したんです。
これは、役員だけではなく、数名の社員も加わって一緒に決めました。より具体的に私たちの企業文化を言語化できたと思います。これからはより一層仲間集めにも注力し、"複業が当たり前"になる社会をつくっていきたいです。
単なる「働き方」という概念を超えて、挑戦する全ての人の機会を最大化しようと奮闘しているAnother works。
「挑戦したい」と思う当事者だからこそ、「挑戦したい」人の機会を最大化するために注力したい。今回のインタビューでは、社員一人ひとりがこのような当事者意識を持っているからこそ、ミッションへの強い想いを抱いていることがわかりました。
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