1. 金持ちと貧乏は脳が違う? 茂木健一郎が教える『金持ち脳と貧乏脳』のメカニズム

金持ちと貧乏は脳が違う? 茂木健一郎が教える『金持ち脳と貧乏脳』のメカニズム

by 401(K) 2013

 誰もが一度は「金持ちになりたい」と思ったことがあるだろう。願ったところでお金が降ってくるはずもない。だから、お金持ちになるにはひたすら働いて稼ぐしかないと思ってはいないだろうか? 確かに、働くことでお金を稼ぐことはできる。しかし日頃の行動や選択によって、その量を増やせるかどうかが変わってくるのである。

 今回、脳科学者である茂木健一郎氏が、「金持ちになる人と貧乏になる人の違いは脳のメカニズムにある」ということをまとめた著書『金持ち脳と貧乏脳』を紹介する。

本のハイライト

 金持ち脳とは、お金を増やすことを考えている脳であり、貧乏脳とは、ただお金を使うことだけしか考えていない脳である。貧乏脳の持ち主は、何よりも先に自己欲求を満たすことを優先してしまう。
 
 リスクテイクのスケール感は、その人の経験によって大きく異なる。そして、ここがお金持ちと貧乏人の間にある、決定的な脳の使い方の違いのポイントとなる。

 お金持ちに共通する脳の使い方は、「動かざること山のごとし」である。お金を出すときと出さないときのメリハリがしっかりしており、そのメリハリを判断する脳の「危険シグナル」が発達している

出典:金持ち脳と貧乏脳 | 本の要約サイト flier (フライヤー) - 1冊10分で読める ...

金持ち脳と貧乏脳の決定的な違い

by noahg.

 著者は、金持ち脳と貧乏脳の決定的な違いを挙げている。金持ち脳は「お金を増やすことを考える脳」で、貧乏脳は「お金を使うことを考える脳」であるという。将来を見据えて、今からどのような準備を始めるべきかを考えられるかどうかの違いである。

 決定的な違いがあるなら、脳は生まれ持ったものだからどうしようもない。そう思うかもしれないが、これは普段の行動で変えられると著者は述べる。将来へのリスクテイクができるかどうかは、普段どれだけリスクに向き合い対応しているかの経験の差である。したがって日頃からリスクテイクを心掛ければ、金持ち脳になるトレーニングとなるのである。

感動体験と人間関係が、金持ち脳のカギ

 金持ち脳の人も貧乏脳の人もお金を使うが、その目的が根本的に異なると著者は述べる。貧乏脳はただ自分の欲求を満たすことを軸に置いているが、金持ち脳は純粋に「部下が喜んでくれるからご飯に誘う」といった人を喜ばせることを軸に置いている。また誰かを喜ばせることによって自分も感動を得ている(感動体験)。こうした感動体験のために、金持ち脳の人は惜しみなくお金を使うのである。

 もちろん、もてなした側にはもてなされた側からお返しされることがある。言い換えれば、惜しみなく使ったお金が跳ね返ってくるのである。これを金持ち脳は無意識のうちに知っている。金持ち脳同士は互いに感動体験を起こし連鎖させていくため、自然と金持ち脳同士は付き合いが続くのである。

お金の使い方にメリハリをつける

 出費にメリハリをつけるとはどういうことだろうか? それは、何にお金を使うかを決めることである。貧乏脳はとにかく自己欲求を満たすことにお金を使うため散財してしまうが、金持ち脳は違う。全てのお金の使い方に対してメリハリを持っているのである。

 著者は、金持ち脳は「動かざること山の如し」であると言う。自分がお金を使ってもいいと思うものには惜しみなく使うが、そうでないものには全く使わない。判断基準は人それぞれではあるが、こうすることで余計な出費は抑えられる。また自分が本当に必要としているものだけを得られるのである。


この本を読んで自分がどちらのタイプなのか確認してみては? 知らない内に、あなたは貧乏脳になっているかもしれない。

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