広告関係や商品開発などクリエイティブな業務に関わる人、もしくは今後その様な仕事に携わりたいと思っているビジネスパーソンに役立ちそうな1冊が間もなく発売予定だ。
株式会社誠文堂新光社は11月18日(水)、原田祐馬氏著『One Day Esquisse:考える「視点」がみつかるデザインの教室』を発売する。
1日1問の出題形式のオンラインゼミの講義録
同書は「ありふれたものを再考する目から、あたらしい問いに出会い、かたちにする」を実現するべく、デザインの基本に立ち戻るオンラインゼミの講義録だという。
著者・原田祐馬氏は京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)空間演出デザイン学科でゼミを持つデザイナーで、今年の4月より、1日1問の出題形式のオンラインゼミ「One Day Esquisse(ワンデイ・エスキース)」を始めたそうだ。
同書ではこのゼミで出題された課題と参加学生の作例、講師による講評コメントをもとに、自宅や身近な素材からクリエイティブなアイデアを発想し、具体的な形やプレゼンテーションとしてアウトプットするための視点と手法を解説するとしている。
およそ1カ月半にわたり実施されたゼミから、課題をテーマごとに章立てし、出題の詳細と出題意図、学生の提出作品、作品に対する講評コメントを作品画像を中心に紹介している。
ビジネス層にとってもデザイン的な思考法に触れる入口に
解説文から考え方のヒントを読み解き、具体的な作例や制作意図を見ることができるうえ、各分野のゲスト講師によるユニークな課題の数々もあわせて紹介。
大学の新1年生から修士課程2年生まで、幅広いレベルの学生たち向けの柔軟な課題は学生だけでなく、広告関係や商品開発などクリエイティブな業務に関わるビジネス層にとっても、デザイン的な思考法に触れる入口となるとしている。
【目次抜粋】
Lesson 0 自分に出会う
Lesson 1 かたちや素材を知る
Lesson 2 素材からイメージする
Lesson 3 深く調べる
対談 原田祐馬×髙田唯 発見する楽しみを伝える場づくり
Lesson 4 伝える力をつける
Lesson 5 展開してみる
学生座談会 見ること、つくることの往復と出会い
著者・原田祐馬氏は1979年大阪生まれのデザイナー。UMA/design farm代表。「ともに考え、ともにつくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践しているという。
価格は1800円(税別)。同書の詳細については同社プレスリリースで確認できる。
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