NPO法人ETIC.が運営する「社会起業塾イニシアティブ」は、2002年より多くの課題解決や価値創造に挑む起業家と伴走し、起業を支援してきた。2020年度は、NEC・花王をオフィシャルパートナー、電通をプログラムパートナーとして、社会変革に挑む起業家の募集を5月15日(金)から開始した。
120人以上の社会起業家を輩出
18年間にわたって開催されてきた「社会起業塾」では、これまで120人以上の社会起業家を輩出している。
創業期に必要なことを濃縮したプログラムとなっていて、起業を志す人が卒塾後も自走し、事業を成長・拡大していくために必要な能力を、オンラインを中心とした講義やワーク・メンタリングを通して養成することが目的だ。
予科と本科プログラムの2本立て
同プログラムは、最終選考を兼ねる約1カ月の予科プログラムと、6カ月に渡る本科プログラムの2本立ての構成になっている。
一次選考(書類選考)通過者が参加できる予科プログラムは、単なる選考過程ではなく、この期間内にも社会起業の基礎を改めて学ぶ時間や、事業のブラッシュアップができるメンタリングの機会を用意。
予科プログラムを経て本科プログラムに参加することで、実践と振り返りによる学びをより深めることができるよう配慮されているという。
先輩起業家とのネットワーク構築も魅力
また、同プログラムでは、指導にあたる4名のメンターだけでなく、120名を超えるOBOG、卒塾後も続く仲間、パートナー企業とのネットワークを築くことができるのも大きなアドバンテージ。先輩起業家からのインプットと、現場での検証・実践を繰り返すことで、事業の成長を促進できるという。
プログラム卒業生からは「半年間、ここまで質高く伴走してくれるプログラムはなかなかないと思う」という声も挙がっており、これまでの参加起業家には、NPO法人フローレンスの駒崎弘樹氏(2003年度)、NPO法人NPOカタリバの今村久美氏(2004年度)らがいる。
参加起業家はこちらで確認できる。
募集受付は6月22日(月)まで
今回、募集の対象となる事業は「社会的課題の解決を目的に行われる事業」「量(優れたモデル性による影響の拡大など)あるいは質的に卓越した社会的インパクトの創出(政策や社会システムの変革など)を志向する事業」。エントリーシート提出締切は、6月22日(月)正午まで。
◆予定している採択数
・予科プログラム:15団体
・本科プログラム:6~8団体(NEC社会起業塾:2団体、花王社会起業塾:3団体、特別メンバー:1~3団体)
◆エントリー方法
下記URLにてプレエントリーを行い、エントリーシートをダウンロードし、指定の宛先まで送付のこと。
応募ページ
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