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プログラマーの「書く力」を5段階で可視化するアルゴリズム実技検定が開始

鈴木京

2019/11/19(最終更新日:2019/11/19)


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プログラミングコンテストを運営するAtCoder株式会社は、IT人材のプログラミングスキルを可視化する検定「アルゴリズム実技検定」の提供を始める。検定の第1回は12月14日(土)に開催する。

プログラマーの「書く力」を5段階で可視化するアルゴリズム実技検定が開始 1番目の画像

IT人材へのニーズは高くも採用にミスマッチ

今やビジネスとITは切っても切り離せない関係になっており、世界中の企業で高度なスキルをもつプログラマーの需要が高まっている。一方で、2018年に経済産業省が行った「IT人材需給に関する調査」によると、2030年にはIT人材は約55万人不足すると推定されている。

高いプログラミングスキルをもつ「高度IT人材」へのニーズは強いものの、人材のプログラミングスキルを把握する方法がなく、求職者と企業間で採用のミスマッチ問題も発生している。

アルゴリズム実技検定は「プログラムを書く力」を重視

このような状況を変えるべくスタートするのが、プログラミングスキルを可視化する「アルゴリズム実技検定」だ。

同社によると、これまでにもIT・コンピュータ関連の検定はあったが、特定分野の知識、プログラミング言語の文法などプログラミング言語への理解を問う問題が大半で、「プログラムを書く」という、実践の場で必要となるプログラミング能力を問うものではなかったという。

「知識型ではない」「受験者が得意なプログラミング言語を選べる」「アルゴリズムの実力を測る」という3点の特徴により、可視化が難しかったプログラミング能力を5段階で評価するを目指した。

【「アルゴリズム実技検定」のランク認定】

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■ランク分け
獲得した点数に応じて5段階でランクを認定

・問題数
15問(1問目=9点/2~3問目=8点/4~6問目=7点/7~15問目=6点)、100点満点

・ランク
エントリー(25-39点)、初級(40-59点)、中級(60-79点)、上級(80-89点)、エキスパート(90-100点)

アルゴリズム実技検定第1回概要

◆試験名称:アルゴリズム実技検定/Practical Algorithm Skill Test (PAST)
◆開催日時:2019年12月14日(土)13:00~(5時間)
◆受験方法:オンライン受験/AtCoderIDを使用し、自宅・職場など場所を選ばず受験可能
◆受験費用:一般:8800円/人(税込)、団体受験(30名以上)7040円/人(税込)、団体受験(100名以上)6160円/人(税込)

◆主催・運営:株式会社AtCoder
◆申込UR:AtCoder アルゴリズム実技検定
※受験にはAtCoderIDが必要。申し込みは11月下旬より受付予定


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