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これからの社会保障、ホリエモンはどう考える?人生100年時代に必要な2つの対策

野口直希

2018/04/09(最終更新日:2018/04/09)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。

 『堀江貴文のQ&A「どうする、日本の借金!?」〜vol.896〜』では、ホリエモンが人生100年ともいわれる超高齢社会のために行うべきことを話した。

  今回取り上げたのは、「日本の借金について。日本の借金は1000兆を超えましたが、本質的には何が問題だとお考えですか? 自国民からの借金が大半だったり、対外資産も同額保有してるので、BS的にも問題ない、と多くの専門家が言っています。

 僕としては現世代の借金の利子を、将来世代が払うことになる点が許せないのですが堀江さんは、何が問題だと思われますか。もしくは何も問題ないのでしょうか?」という質問。

長寿時代の問題とは?

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 ホリエモンは「将来、利益を生むような投資のための借金ならば問題ないと思うけど、お荷物になるだけの公共事業が多いのが問題だと思うね」と回答。

 1000兆円を超える日本の国債残高の問題点を尋ねた今回の質問。これに対してホリエモンは、将来的に利益を生む投資ではなく無駄な事業に対する借金が多いのはどうにかすべきだと指摘している。

 今回のゲストで日本維新の会代表の松井一郎氏が解説するように、1000兆円の借金は国民からの借金がほとんどなのですぐさま国家が転覆することはないが、それでもこの額を減らした方が良いのは確実。

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 その中でも松井氏は、特にこれから論点になってくるのは社会保障費の増加だと考えている。現在でも男性は84歳、女性は88歳にも上る日本の平均寿命は、やがて100歳にまで到達するはず。

 もちろんこれ自体は喜ばしいことだが、問題はそれでたくさん病気を患ってしまい医療費をたくさん消費すること。理想は病気がないまま年を重ね、ピンピンコロリで天寿を全うすることだ。

ホリエモン「高齢者の孤独も社会的に対策しないとダメだよ」

 こうした状況でホリエモンが行なっているのは、予防医療の普及。これは胃がんの原因となるピロリ菌の検査など、文字通り病気が悪化する前の早期発見や病気を未然に防ぐ医療。

 我々の多くは病院は病気になってから行くものだと考えているが、そうした認識を改めれば病気にかかる人もかなり減るはず。こうした試みは結果として、長寿社会での社会保障費節約につながるはずだ。

 また、ホリエモンが長寿国を迎える中でもうひとつ対策すべきだと考えているのが、老人のコミュニティ。高度成長期に入社し、終身雇用で働いてきた現在の高齢者は、家庭と会社以外の場所とほとんど関わりを持っていない人も少なくない。

 それぞれが孤立し、コミュニケーション量が少ない状態は認知症や抑鬱状態にも繋がりやすい。こうした人々を支える社会的枠組みをもっと作るべきだというのがホリエモンの意見だ。

 いま、社会は確実に変革期を迎えているが、それに伴ってどんな問題がこれから生まれるのかもある程度は予測がついている。国の借金を減らすのも重要だが、それ以上に大切なのはこうした問題に早め早めにアプローチすることではないだろうか。

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 ホリエモンが人生100年時代のための施策について語った『堀江貴文のQ&A「どうする、日本の借金!?」〜vol.896〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!


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