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なぜ今、ドラッグストアの店舗が増えている?ホリエモン「環境が変わらなきゃ生活習慣は変わらない」

野口直希

2017/08/21(最終更新日:2017/08/21)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。

 『堀江貴文のQ&A「利便性で判断すべし!?」〜vol.869〜』では、ホリエモンが便利さの割に意外とECの普及速度が上がらない理由とその未来を分析。

 今回取り上げたのは、「地方のeコマース利用について堀江さんの考えをお聞かせ下さい。ここ数年、実店鋪を経営している小売業にとってECサイトの成長は脅威と考えられています。

 しかし実際には九州を中心に西日本で店舗数を増やしているコスモス薬品は年80店舗ほど出店し、北陸中心に展開しているクスリのアオキもここ4年で売上が2倍に成長しています。

 Amazonを始めとするECサイトのサービスが年々充実してく中でも地方で実店鋪を増やして成長を続けることができるのは、高齢の方のITリテラシーがまだ低いとか、地域によっては流通のインフラが弱いといったことで、そもそも日用品においては実店舗を利用する顧客とECサイトを利用する顧客の層が異なっているからでしょうか?」という質問。

まだまだ日用品はスーパーで買う方が主流?

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 ホリエモンは、「日々の生活習慣はなかなか変わらないってことだよ。利便性を考えたらEC一択だと思うけど、そうはならないんだよね。あと薬局は、処方箋での処方ビジネスもあるし」と回答。

 これからはECの時代だと謳われ続けている中で、地方のドラッグストア店舗数が確実に増えている理由を尋ねた今回の質問。

 ホリエモンは、「ECの方が便利なのは確実だけど、なかなか人の習慣って変わらないんだよね」とコメントしている。
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 例えば、ホリエモンチャンネルアシスタントの寺田有希氏もEC自体は使っているものの、「日用品は仕事の帰りにスーパーで買っちゃう」と話す。

 今夜欲しいものをその場で買う習慣がついてしまっているから、計画的にECで一括購入可能だと知っていてもなかなかそうした行動に踏み切ることがないのだ。

 この感覚は多くの人は納得できるはずだが、今回のゲストでアフリカに置き薬を届ける医療支援団体NPO法人AfriMedicoの代表理事 町井恵理氏は、一時期から日用品も含めたあらゆる買い物をECで済ませるようになったのだとか。そのきっかけは、出産だ。

ホリエモン「環境が変われば習慣も変わるよね」

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 肉体的にも時間的にも動きづらくなる妊娠・出産期には、重い荷物を毎日運ばなければならない買い物は予想以上にハード。

 この頃から町井氏は、スーパーで買っていたような商品も全てECに切り替えたのだという。

 最近はAmazonでも生鮮食品が購入できるAmazonフレッシュや当日配達があるため、ECのみでも不便なことはほとんどない。

 町井氏によれば、子供向け商品は配送料がほとんどかからないこともあり、かなり助かっているのだとか。

 質問内容に戻れば、効率や利便性を謳われても慣れきった生活習慣が変わることは少ないかもしれないが、逆に自分の置かれた環境自体が一変すれば習慣もガラッと変わってしまう。

 ホリエモンも、妊娠・出産だけでなく高齢化で車が運転できなくなれば、みんな一気にECに頼る比重が増えると予想する。

 まだまだ若い世代がメインに思えるECだが、彼らが高齢化すれば利用形態にも大きく変化するのかもしれない。

 今は余裕がある人も、環境が変われば便利なサービスを選択するのは必然だからだ。

 ホリエモンが生活環境の変化について語った『堀江貴文のQ&A「利便性で判断すべし!?」〜vol.869〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!


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