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【Houzz】子供と一緒にインテリア準備:8ステップで上手にお片付け\

Houzz

2017/09/29(最終更新日:2017/09/29)


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 子供達が休みの間、毎日家にいるとどうしてもおもちゃや本、勉強道具で散らかってしまう。洋服や、遊びや勉強の道具もきっと夏休み中に増えたはず。

 最近では、小学校の家庭科でもお片付けの授業も取り入れられている。自由研究では、お片付けというテーマを選ぶ子もいるそうだ。新学期が始まるのを機に、子供と一緒にお片付けをしてみてはいかがだろうか? 

 今回は、子供と一緒に上手にお片付けをするコツを、ステップバイステップでご紹介しよう。

片付ける「小さな1ヶ所」を決める

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 子供部屋のすべてを一度に片付けようと思うと、子供だけではなく親も途中で疲れてしまい、中断してしまうかもしれない。子供が興味をなくしてしまわないうちに完了できる、小さな1ヶ所から始めるのがおすすめ。

 たとえば、まずは本棚や引き出しから始めてみるのはどうだろう。「今日はここ」と決め、できるだけ短時間で集中して、片付けてしまうのがベストだ。

全部取り出して並べる

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 片付けをするとき、ものを取り出しながら「いる、いらない」と決めて仕分けをしていくのが早道という考えもあるかもしれないが、今回はまず、すべてのものをいったん取り出して、床やベッドの上に並べてみよう。

 取り出しながらだと次に何が出てくるかわからないので、まだその時点では、「いる、いらない」が判断しづらいことが多い。まずは取り出して並べれば、全体像が見え、お互い比べたり、似たようなものがどれぐらいあるかなども把握しやすくなる。

「いる、いらない」の見極めをする

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 お片付けにおけるメインの作業とは、「きれいに収納すること」だと思われがちだが、実は収納していく作業というのは、全体の流れの中のたった30%にすぎない。70%という大半を占める作業は、ものの整理。その整理もまず、「いる、いらない」の見極めから始まる。並べたものを順番に、いるかいらないか、お子さんご自身に決めてもらおう。
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 特に洋服に関しては、子供に選んでもらうのが重要なポイント。子供にも自分の好みがあるはず。親が残したいと思っても、子供がその服を気に入っていなければ、着ない可能性が大いにある。

 着たい服だけを残すように自分で判断させてあげると、すっきりしたクローゼットにもつながる。もちろん、サイズが合わなかった服は、親の判断も必要となるので、サポートしてあげてほしい。
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 「いる、いらない」をジャッジしているとき、すぐには判断できないものも出てくるだろう。そのような場合はまた別にひとまとめにしておくことをおすすめする。期限を決め、その間にまったく使わなかったものは「いらない」と判断できる。少し間を置けば、手放しやすくなるはずだ。
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 子供が「いらない」というものに対して、親は自分の感情を抑えることも、ときには大切だ。親が「とっておきたい」と思うものが、必ずしも子供にとって必要なものとは限らない。

 どうしても親が思い出として残したいものは、そっと別の場所に分けて保管しておくとよいだろう。子供部屋にはあくまでも子供が使うものをだけを残すように心がけよう。
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 また、反対に子供がそのときの気分で判断してしまい、勢いで調子よく「いらない!」と言ってしまうこともあるかもしれない、ということも心に留めておいたほうがよい。ちょっと怪しいな、と思ったら「悩み中」のものと一緒にしておいて、いったん様子をみるのもひとつの方法。


処分の仕方を教える

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 いらなくなったものをどのように処分するか教えることも、子供とのお片付けの大切なプロセス。単なるゴミとして捨てるのではなく、リサイクルショップに持って行ったり、人に譲ったりする選択肢もあることも認識できたら、ものの大切さを理解するはずだ。

 もし、その子が「いらない」と言ったものを弟や妹がそのうち使うことがあるなら、そのことも説明してあげると、迷っているものに対しての判断もつきやすくなるかもしれない。

残したものを分類する

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 「いる」という判断で残したものを、この段階でグループごとに大きく分類する。たとえば机のものであれば、教科書、文房具、日用品、おもちゃ、小物、本など。大きく分けてから、さらに細かく分類していこう。教科書でも学校と塾と分け、小物なら、シール、メモ帳、集めているカードなど、アイテムごとに分けよう。

収納方法を決める

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 使うのは子供自身なので、どのように収納するか、ある程度は子供に決めてもらうのがベスト。細かく分類した段階で、何がどれぐらいの量だけあるか見えてくるため、収納グッズも選びやすくなる。

 100円ショップなどで、アイテムに合わせたサイズの手軽な収納用のかごや小物入れを一緒に選ぶのも、きっと子供にとっては楽しいはず。好みの色で揃えられることで、今後も丁寧にしまい続ける可能性も高くなるのではないだろうか。

収納する場所を決める

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 収納する場所も大切だ。場所によって使う収納グッズも変わってくる。人にとって最も使いやすい高さは、目線からおへそあたりの位置なので、使用頻度の高いものは、立って出し入れできるこの高さに置くと便利。

 ただ、小さな子供はそれよりも低い位置での生活が中心だ。必ずしも立ち上がらず、床に座りながら出し入れすることもよくある。そのため、よく使うものは低い位置に、目線から膝あたりを目安に、見やすく収納してあげると、取り出すのもお片付けも簡単になるだろう。
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 収納するものをどのように見せるか、一緒に考えよう。たとえば小さなお子さんなら、本は表紙を見せて並べた方がわかりやすいかもしれない。一緒にシミュレーションをしたり、子供に考えてもらうのも、よい勉強の機会になるだろう。
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 お片付けが楽しくなる収納方法を、一緒に考えるのも効果的。カラフルな箱、写真のような可愛い車の形のワゴンなどは、子供部屋のアクセントになり、そしてこのタイプは上から入れる動作なので、小さな子供にとっての使い勝手も抜群だ。

ラベリングでわかりやすく

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 かごや収納ボックスなどにものを入れたら、わかりやすくラベリングをしよう。効果的なのは、子供自身にラベルを書かせること。ひらがな、漢字など、自分にとっていちばん読みやすい方法で書くので、何がどこに入っているか、すぐにわかる。

 実はラベリングでとても重要なのが、使う言葉。たとえば靴下の場合、「くつした」と「ソックス」で、どちらの言葉がわかりやすいかはその子次第だ。そのためにも、自分で書いてもらうのが最も効果的なのだ。文字に限らず、イラストを描いてもらったり、写真で中身を表現するのも子供部屋らしくて可愛い。


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文:Heather Brackin
記事提供:Houzz(ハウズ)

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