1. KDDI、NTTドコモ、ソフトバンク大手3社の期限が迫る大容量プラン・テザリング無料キャンペーン

KDDI、NTTドコモ、ソフトバンク大手3社の期限が迫る大容量プラン・テザリング無料キャンペーン

 昨年、iPhone 7、7 Plusの発売に合わせ、au、ソフトバンク、NTTドコモ大手3キャリアは20GB、30GBの大容量プランを導入した。従来の5GBプランに1,000円プラスするだけで、容量が4倍になるのが大きな特徴。

 各社とも容量の追加は1GBごとに1,000円かかるため、あらかじめプラン変更しておくメリットは大きい。毎月データ容量が不足し、速度制限に悩まされるユーザーにとっては、魅力的なプランと言えるだろう。

大容量プランはソフトバンクの「ギガモンスター」が先行

 ただ、20GB、30GBプランは、大手3社とも、テザリングに追加料金がかかる仕組みになっていた。auとソフトバンクは4月まで、NTTドコモは2018年3月まで、これが無料になるキャンペーンを実施している。3社とも料金は同じで、テザリング利用料は1,000円に設定されている。キャンペーン期間が長いNTTドコモ以外の2社は、間もなく大容量プランでのテザリングが有料になろうとしているのだ。

 auやソフトバンクは、キャンペーン終了前に、ユーザーへの告知を行っていく方針。KDDIは「ユーザーへの告知は、My auやEメールで行う」(広報部)としている。ソフトバンクも、「対象ユーザーにはメールなどで事前に案内する」(広報部)予定だ。20GB、30GBの料金プランを契約している一方で、テザリングが不要なユーザーは、事前にオプションを外しておくようにしたい。これを忘れると、自動的に毎月の料金が1,000円上がってしまうので注意が必要だ。
auとソフトバンクの2社は、4月でテザリング無料キャンペーンが終了する予定になっている。
 テザリングは、PCなど、スマホよりも通信量が多い機器を簡単につなぐことができ、通信事業者がトラフィックを読みづらい。これを有料に設定することで、インフラへの負荷を抑えたいという意図も見え隠れする。キャンペーンで一定期間無料にすることで、ユーザーの利用動向を確認していた節もある。

 実際、ソフトバンクは、テザリング無料キャンペーンの延長について「諸々を検討中」(広報部)と語る。4月いっぱいで終了するのかどうかは未定で、延長の可能性もにおわせた回答だ。キャンペーン期間中に、テザリングの利用者が極端に増えていなければ、無料が永続化する可能性もありそうだ。

 これに対し、KDDIは「現時点では(キャンペーンを延長する)予定がない」(広報部)と語っている。仮にソフトバンクがキャンペーンの延長や、テザリングの料金を撤廃をした場合、2社の間で料金に差がつく格好になる。1,000円の差は決して小さくないため、ユーザーが離れてしまうおそれもありそうだ。その意味で、ソフトバンクがどのような手を打ってくるのかには注目しておいた方がよさそうだ。

 格安スマホと呼ばれるMVNOや、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルには、そもそもテザリングに料金を取るという仕組みが存在せず、申し込みも不要で利用できる。

 格安スマホやサブブランドとの競争が激化しているなか、大手キャリアはユーザー満足度を上げなければならない状況におかれている。このような状況で、テザリングに1,000円の料金を取れることに踏み切れるのかは未知数だ。
同じソフトバンクでも、ワイモバイルはテザリングの申し込みが不要で、料金もかからない。
 また、本来、テザリングは端末側の機能で、必ずしも大量の通信を発生させるというわけではない。

 テザリングだけを課金によって制限するのは、通信の公平性の観点でも疑問が残る。大手3キャリアの方針変更に期待したい。

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