1. プーチン大統領も大好き! 秋田犬が世界的な高級犬に

プーチン大統領も大好き! 秋田犬が世界的な高級犬に

プーチン大統領も大好き! 秋田犬が世界的な高級犬に 1番目の画像
 忠犬ハチ公で愛される秋田犬(あきたいぬ)は秋田県が原産の日本犬の1種である。国の天然記念物に指定されている6つの日本犬種のうち、唯一の大型犬種だ。

 忠実で家庭的な犬として根強い人気をもつ秋田犬は、東日本大震災の復興支援のお礼として秋田県の佐竹敬久知事がロシア連邦のプーチン大統領へ贈ったことで世界的セレブの人気を集めた。

 今では日本より世界で可愛がられている秋田犬だが、ここにビジネスを見出した人々により中華人民共和国を中心として偽の血統書が作られているらしい。
  
 今回は、元祖日本犬である秋田犬と血統書について伝えたい。

勇ましく人懐っこい秋田犬の性格

プーチン大統領も大好き! 秋田犬が世界的な高級犬に 2番目の画像
 かつては絶滅の危機に瀕していた秋田犬の先祖には、熊の猟犬として活躍していた「秋田マダギ」にあたる。元は中型犬であったが、江戸・明治期に闘犬に出させるために強くて大きい犬との交配を重ねた結果、いまの大型犬の身体を持つようになった。

 秋田犬の成犬はオスもメスも60センチを超える体高があるものの、くるりとした太い巻尾には可愛らしい印象を受ける。均整のとれた身体つきは「美しい」と評されているが、性格も感受性が強く家族を守ろうとする人懐っこさがあり惹かれるものがあるだろう。

 血統としては猟犬であるために独立心が強く、家族を守ろうとする気持ちが強すぎると他人に対して大きな声で吠えたり攻撃的にもなることには注意が必要だ。

 大型犬に分類されるほどには身体も大きくペットとして飼うのは簡単ではないが、賢く従順で飼い主に寄り添う魅力的な犬種といえる。

 渋谷で有名なハチ公も秋田犬であり、リチャード・ギア主演の洋画「HACHI」は世界に秋田犬とハチ公の名前を轟かせるのにも一役買った。

海外での人気急騰の理由

プーチン大統領も大好き! 秋田犬が世界的な高級犬に 3番目の画像
 古くからの家庭犬として日本でも根強い人気を誇る秋田犬だが、いま世界で秋田犬ブームが巻き起こっている。

 プーチン大統領の愛犬「ゆめ」を筆頭にセレブがペットにするようになり、特にアメリカ合衆国または中国の上流家庭・富裕層に人気だ。中国ではチベタン・マスティフというかなりの大型犬が富裕層の間でステータス化していたので、大型犬=富の認識もあるのかもしれない。下は希少種であるチベタン・マスティフの子犬の写真。
プーチン大統領も大好き! 秋田犬が世界的な高級犬に 4番目の画像
 2016年には公益財団法人「秋田犬保存会」海外12支社の会員総数が510人になった。血統書のために戸籍として管理している犬籍の登録件数も1,267頭と約30倍になっている。このことからも、秋田犬の海外人気の凄まじさが分かるだろう。

 中国では日本円にして50万円で取引され、血筋が良いものだと一千万円にもなるという。

偽血統書をなくせ! 秋田犬保存会の努力

プーチン大統領も大好き! 秋田犬が世界的な高級犬に 5番目の画像
 秋田犬が世界中で可愛がられる反面、偽の血統書が出回るという悲しい事件もおきている。中国を中心に出回る偽の血統書は雑種犬を秋田犬だと偽って証明するものであり、売る価格も3万円と正規のルートで購入する約1/17だ。

 これを受けた秋田犬保存会は従来の血統書の使用を取りやめ、新たに透かし技術を取り入れた血統書を作成。複製ができないように工夫をした。

 秋田犬保存会はこのような対処をした理由として、秋田犬をビジネスの道具として扱うのではなく純粋に可愛がり文化として残したい思いを明らかにした。今でこそ世界で人気な秋田犬だが、もとは狩猟犬を先祖とする日本の家庭犬だ。保存会の努力により絶滅からは脱したが、国の天然記念物にも指定されている貴重な生き物でもあるのだ。


 秋田犬に限らずペットには命がある。先述したチベタン・マスティフは世界で1番貴重な犬として高額取引をされたがブームを過ぎてからは悲惨な事件を聞くようになった。

 ビジネスの道具でもステータスでもなく純粋な存在として秋田犬が世界でも可愛がられ、そして日本の文化にも興味をもってもらえることを期待する。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する