1. ホリエモン「正直、センスがないんだよね」 出版業界が凋落した理由をホリエモンが激白!

ホリエモン「正直、センスがないんだよね」 出版業界が凋落した理由をホリエモンが激白!

 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.606〜雑誌界には決断力が必要!?〜」では、ホリエモンが最近不穏なニュースの多い出版社の今後について語った。

 今回取り上げた質問は、「ファッション雑誌の売れ行きが悪いとよく聞きますが、なぜ出版社(特に赤文字系のレディースファッション誌)はWebやアプリ­に本格参入しないのでしょうか? 世間が思っているよりも雑誌から収益が出ているのか、­もしくはWebやアプリへの参入ノウハウや人材の問題なのでしょうか?」という質問。

ホリエモン「アプリを活用できるのに、出版社にはそういうセンスを持った人がいないんじゃないかな」

 ホリエモンは、「収益は厳しいだろうね。はっきり言って、そのような方向性を推進する勇気、決断力、推進力を持つ人材がいないことに尽きるね」と回答。
 
 最近は、雑誌を始めとした出版業界凋落のニュースが後を絶たない。「紙媒体が売れないのはWebのせい」とよく言われるが、それなのに多くの出版社はあまり精力的にWebへの進出ができていないようにも見える。
 今回テーマのファッション系サービスの成功例として、ホリエモンはファッションショッピングサイトZOZOTOWNで知られる株式会社スタートトゥデイが提供するコーディネートアプリ「WEAR」を紹介。これはコーディネートの検索や購入だけでなく、自分のコーディネートの投稿ができるアプリだ。

 こうしたインタラクティブ性のあるアプリが話題を呼ぶ一方で、ノウハウや知識はそろっているはずのファッション誌がWebに舵を切らないのは、「そういうセンスがある人がいないんじゃないかな」と語るホリエモン。

 街中を見回しても、雑誌を開いている人はいまやほとんど目にしないが、スマホでちょっとしたファッション記事をWebやアプリで読んでいる人はいくらでもいる。時代とともに変化した大衆の興味に出版社がついていけていないというのが、ホリエモンの考えだ。

ホリエモン「『antenna*』の価値はブランド価値!」

 さらにホリエモンは、自身もコンサルティングとして参加したキュレーションマガジン「antenna*(アンテナ)」について言及。これはまさに「雑誌のような」を掲げるアプリで、ファッションやグルメ、トレンドなどの様々なページを一覧することができる。

 「antenna*は、割と意識の高い人たちが見るんだよね」と紹介するホリエモン。意識が高い=仕事や趣味を頑張る人たちは、やはり年収も高い傾向にあり、antenna*はそうした人々をターゲットにしているそうだ。

 ホリエモンは、そうした人々の間で価値を持たれていることがantenna*の価値だという。年収の高い人たちが主な購読者のため、antenna*は彼らに向けて比較的ハイブランドな商品の広告を掲載して収益を上げることができる。
 「例えば、GUCCIが(低所得層も多く見る)Yahoo!に広告を出しても意味がないよね」とホリエモンがいうように、高所得層をターゲットにできている=ブランド価値があることは、それ自体が非常に大きな意味がある。これまでは高級志向の雑誌に広告を出していた会社が、こぞってantenna*に広告を出すようになっているのだ。

 このように、雑誌から離れてしまったのは読者だけではない。スポンサーも、それに代わる宣伝先としてアプリを選択するようになっているのだ。最近では、低所得層向けだけでなくこうしたハイブランドな価値提供すらもWebに取って代わられているという現実がある。

 出版社は記事の編集力はあるといっても、Webというジャンルではまだまだ後発でしかない。antenna*などの先行者に対して、彼らがこれからどんな施策を打てるかが出版業界の行く先を左右するのかもしれない。

  ホリエモンが出版業界の現状について語った「堀江貴文のQ&A vol.606〜雑誌界には決断力が必要!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!

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