1. 英語力だけじゃ足りない。海外で働く力を手に『90日間で世界のどこでも働ける人になる!』

英語力だけじゃ足りない。海外で働く力を手に『90日間で世界のどこでも働ける人になる!』

出典:www.flickr.com
 君は海外で働くということを考えたことがあるだろうか? 自ら海外で働くことを希望する人もいるだろうが、今の時代、望んでいなくても海外で働くことになるかもしれない。

 海外で働くために必要な力というと、つい英語力ばかりが気になってしまうが、海外で働くためにはそれだけでは足りないのである。『90日間で世界のどこでも働ける人になる!』を読めば、海外で働くために必要な英語力以外の力や心構えを学ぶことができる。

 私たちはいつ海外で働くことになるか分からない。海外で働くことにならなくても、海外の人と働く機会があるかもしれない。また、本書を読めば分かってくるが、海外で働くために必要な力、心構えを学ぶことは、海外で働くことがなくても十分に日本のビジネスシーンで役立つことにもなる。

 『90日間で世界のどこでも働ける人になる!』から、海外で働くために必要な力や心構えをいくつか紹介してみよう。

海外で働くのに必要な英語力のライン

出典:www.flickr.com
 海外で働くのに英語以外の力が重要だといっても、やはり海外で働くのには英語力も必要だ。それでは海外で働くのに必要な英語力のラインはどのくらいかというと、日常的な挨拶や、5W1Hを用いた会話はできるようにしておきたい。基礎的な英語力を身につけるためにも、ビジネス誌の定期購読がおすすめだ。頭の中で文章を音読していくと効果的である。

海外で働く前に習得しておきたいこと

 海外で働くことになったら、海外で働く前に習得しておきたいことがいくつかある。それぞれ紹介していこう。

海外で働く前に情報収集力を鍛える

 海外で働く前に、インターネットや新聞などからだけの情報にとどまらず、現地の生の情報を仕入れることができるような情報収集力が身につくといい。例えば、空港の待ち合い室で見ず知らずの人に話しかけてみよう。最新の各国の情報を得る機会になる。海外で働く前に情報収集力を鍛え、多くの情報を仕入れておこう。

海外で働く前に日本について知る

出典:www.flickr.com
 海外で活躍しながら働く人は、地理と歴史をしっかり勉強している人が多い。特に第二次世界大戦前後の1940年〜1960年の出来事についての話題にはついていけるようにしよう。同じく海外で働くことになれば、日本の文化が話題にされる場面が少なくない。「日本人なのに知らないの?」と言われることがないよう、日本の歴史と文化については押さえておこう。

海外で働く前に世界の経済事情について知る

 海外で働くのであれば、世界経済の知識は不可欠となる。『フィナンシャル・タイムズ』『エコノミスト』『ウォール・ストリート・ジャーナル』といった媒体からから毎日継続的に情報を集めよう。各国のGDP、為替などの基本情報はまず抑えておくべきだ。

海外で働く前に宗教について知る

出典:www.flickr.com
 海外で働くということは、日本と違って、様々な民族の人と働くということになる。それぞれの民族の宗教的なしきたりにも配慮できるようにしたい。祈りの時間、祝日、食事などについて気を配り、相手がストレスなく仕事に取り掛かれるようにしよう。

海外で働く前に各国のマナーとタブーを知る

 各国にはそれぞれのマナーやタブーがある。海外で働くことになったら、事前に様々な国のマナーやタブーを学んでおくべきである。

 例えばアメリカではレポートラインを無視した報告・相談はタブーである。レポートライン外の上司に相談してしまうと、直属の上司との信頼関係はあっけなく崩れる。中東圏では契約、約束といった概念がないので、交渉事は全て文書にして粘り強く向かわないと太刀打ちできない。インド人はこだわりが強く、1つの案件にも質問を繰り返してくるので時間がかかることがある。

 海外で働くうえでは、こういった各国のマナーやタブーを知っておいたほうがいい。

海外で働くなら個人としての職業意識を

 日本では職業を尋ねられたとき、会社員と答える人が少なくない。しかし、海外で働く人々は「経営コンサルタント」といったような、より具体的な職業名を答えてくることが多い。個人としての強い職業意識があることが前提なのである。
 
 海外で働くには、個人として自分の職業知識やスキルを上げる姿勢をもつことも重要となってくるのだ。 

海外で働くならプロセスよりも結果を重視

 日本では結果だけでなくプロセスも評価されるという土壌があって、努力のアピールをする人も少なくない。しかし海外の企業では結果や成果が最優先され、プロセスを評価するという考え方はないと思っておいたほうがよい。一方で結果までのプロセスの自由度は非常に高い。全ての人が結果のもとに平等という単純明快なシステムともいえる。

海外で働く人の仕事の流儀

 海外で働くには、海外で働く人々の流儀に合わせて仕事をしていくべきだろう。海外で働く人の仕事の流儀をいくつか紹介しよう。

海外で働く人の流儀:最低時間でやり遂げる

 海外で働くには決められた時間で100%計画を遂行することが鉄則だ。実現可能なレベルまで計画をブラッシュアップして取りかからなければならない。

海外で働く人の流儀:目的から話す

 日本では起承転結で物事を伝える場面も多いが、海外で働く場合、目的→理由づけ→結論の順で伝えるのが主流だ。海外で働くなら、目的から話すことを習慣にし、相手の理解を早める工夫が必要である。

海外で働く人の流儀:具体的な数字で示す

 海外で働く場合、論理的な考えを求められる場面が多くなる。特に数字で示せるデータといったような確かな裏付けが求められる。海外で働くなら、論理的に具体的な数字を用いながら説明しなければならないのである。

海外で働く人の流儀:事前準備が9割

 海外で働く場合、商談や交渉は確実な結論を得るために設定される。「社に持ち帰って改めて」なんていう発言をしようものなら、即無能のレッテルが貼られるだろう。事前に相手の出方をシミュレーションし、譲歩のラインを上司に相談したうえで交渉に臨む必要がある。商談・交渉は事前準備が9割なのである。


 いかがだっただろうか。海外で働くためには英語力以外にも必要なものが多くあることが分かっただろう。日本と海外では働くうえでの心構えに違いもある。違いではあるが、海外で働く場合だけでなく、その流儀を取り入れて日本で働くことが有効なビジネスシーンもあるにちがいない。

 これから海外で働くことになるビジネスパーソンはもちろん、海外の人と働くことがある人、海外で働くことに興味がある人、日本的なビジネスの流儀を脱していきたい人、色んな人に手にとってほしい一冊である。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する