1. あなたの脳は“フリーズ”していく。医学博士の教える『脳が冴える15の習慣』

あなたの脳は“フリーズ”していく。医学博士の教える『脳が冴える15の習慣』

出典:www.playbuzz.com

 最近、「記憶力」や「集中力」、「思考力」が衰えてきたと悩んでいる人はいないだろうか。「学生の頃は見たものはすぐに記憶できたし、勉強や部活など一つのことに集中できたのに……」と過去の自分と今の自分を比べてゲンなりすることも。

 しかし、気を落とすのはまだ早い。今からでもかつてのような「記憶力・集中力・思考力」を取り戻すことができる脳のトレーニング習慣があるそうだ。

 今回は、脳神経外科専門医として数多くの診断治療に携わってきた医学博士・築山節氏の著書『脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める』の中から、実用性のある脳のトレーニング習慣をご紹介したい。 

生活の原点を作る:足・手・口を動かす

 あなたは朝起きて、まず何をするだろうか。大半の人は朝食をとるか、新聞を読むといったインプットの時間に充てていると思う。だがそれは、脳のトレーニングには効果的ではない。

 脳のトレーニングの上で一番良いとされるのは、運動系である足・手・口を動かすこと。人間は、「二足歩行をして大移動をする、手を使って道具を操る、口を使って言葉を話す」といった運動系を活かした歴史の中で発達を遂げてきたので、適度な運動は脳の活性化に役立つのだという。

 築山氏は、運動系を使った脳のトレーニングのひとつとして「ウォーキング」の習慣をオススメしている。ウォーキングをすることで、体中の血流が良くなり、脳にも血液が巡るようになる。さらにウォーキングのコースを毎回変えてあげると、脳のトレーニングが増長されて良い効果が期待できる。

思考の整理:机の上を整頓する

 仕事やプライベートが忙しくなれば忙しくなるほど、身の周りのことが疎かになってしまうものだ。特に机の上は、資料や本ですぐに散らかってしまう。

 しかし、築山氏は「忙しいときこそ、優先的に机の上の整理整頓をするべき」だと指摘する。机の上の整理整頓は、思考系の中枢である前頭葉が発揮されやすい行為である。整理整頓を怠れば、重要な仕事なのに頭が働かずに、かえって仕事に時間をかけてしまうこともあり得る。
 
 机の整理は優秀な上司を持つことと同等と意識を改め、まずは脳を使う環境作りから取りかかってみよう。

表現力をゆたかに:「たとえ話」をいれて

 相手に自分が言いたいことを上手く伝達できなくてイライラすることもあるが、それは聞く相手ではなく話す自分に問題がある。相手に伝わらないというのは、話が抽象的であったり専門用語を多様していたりなど、自分本位の会話になっているからだ。逆に相手に伝わるというのは、相手の立場になって状況を想像しやすいように具体的な会話に努めているからである。相手が分かるように言葉や内容を考える行為が、脳の活性化に結びつくという。

 具体的な会話を成立させるには、「たとえ話」を意識的に使うといい。「たとえ話」を出すことで、相手は状況を頭の中で体系的にイメージしやすくなる。また相手に内容が伝わりやすくなるのも勿論だが、話を具体的にするためにどういった「たとえ話」がいいだろうかと考え巡らせることで、同時に自分の思考力が鍛えられるのだ。


 ここまで、『脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める』の中から、「記憶力・集中力・思考力」を鍛えられる脳のトレーニング習慣をご紹介してきた。著者の築山節氏は脳科学者ということもあり、本著は実証性のあるデータに基づいているため、効果も期待できそうだ。いくつになっても脳は成長するようなので、「もう年だから」と言い訳せずに、脳のトレーニング習慣を身につけたいものだ。

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