1. 大手企業にないものを求めて――。アラサーのボクらが大手を去り、ベンチャー企業を選んだワケ

大手企業にないものを求めて――。アラサーのボクらが大手を去り、ベンチャー企業を選んだワケ

出典:kaboompics.com

 大手企業で働くのか、それともベンチャー企業で働くのか。あなたはどちらを選択するだろうか? これは多くのビジネスマンが悩む命題の1つだ。

 ベンチャー企業では自分の裁量が大きい分責任も大きくなり、それがやりがいに繋がるというイメージが一般的にはあるが、大手企業からベンチャー企業へ転職した人は、どのようなことを思い転職を決断したのだろうか? ベンチャー企業の魅力の本質を、転職を決意したビジネスマン3人の体験談から見ていこう。

自分の取り組み成果が目に見えてわかる仕事をしたい

by bschmove

Fさん 元・外資系コンサルティング会社

 新卒で入社した外資系コンサルティング会社では、お客様の売り上げを2倍にする施策の立案や、新規ビジネスをつくる仕事を担っていました。とてもやりがいを感じていましたが、採用されたはずの施策が実行されなかったり、事業計画を立てても事業が立ち上がらなかったりすることがあり、「自分の提案や企画が実行され、成果として世に出る仕事をしたい」と思うようになったのです。そこで、裁量が大きくチャレンジングな環境を求めてベンチャー企業への転職を決意しました。

 転職してからは、自分で企画から営業、お客様のフォローまでこなすなど、すべての工程に主体的に関われるようになりました。自分の成果が目に見えてわかるので、やりがいもひとしお。事業成長を考え、他の成長企業もぶつかったであろう壁を乗り越えていくのは、とてもチャレンジングなことだと思っています。

20代はとにかくいっぱい働いて成長したい

by Alexander Franke

Aさん 元・大手電機メーカー 

 新卒で入社したのは大手電機メーカー。営業職での入社でしたが、配属された部署はビジネスの仕組みがすでにでき上がっていて、与えられた業務を的確にこなせばきちんと結果を出せるようになっていました。ただ、20代はとにかくがむしゃらに働いて成長したいと思っていた私は、同じ業務だけを続ける仕事に物足りなさを感じるようになります。そして「ハードワークになってもいいから、もっと成長できる場所に身を置きたい。いま転職しなかったら後悔する」と思い、5年勤めた大手企業を退職しました。

 転職活動では、外資ITベンダーやコンサルティングファーム、ITサービス企業など、大小さまざまな企業の話を聞きに行きました。各社で働くことになった場合の一日の仕事の流れをイメージし、そのなかで最も具体的にイメージができ、楽しそうだと感じたのが、転職を決めたベンチャー企業でした。

 ここでは、頑張って結果を出せば年齢や社歴に関係なく評価されますし、何より初めて「達成欲」というものを知りました。目標達成の成功体験を積み重ねたことで、ビジネスパーソンとしての自信もつきました。営業職で入社しましたが、営業企画も兼務させてもらい、今ではチームのマネジメントにも挑戦しています。ベンチャー企業に転職して3年半がたちますが、前職の10倍以上のスピードで成長できていると実感しています。

会社のビジョンと可能性に共感し、飛び込むなら今だと思った

by hackNY

Wさん 元・大手銀行

 大学卒業後は銀行に入行。法人営業として、融資や企業経営など、経営者に向けたトータルコンサルティング業務を担っていました。銀行の仕事は幅広く、お金に関する知識や経験を多く積めるのはとても魅力的だったので、転職を考えることなく仕事に没頭する日々を過ごしていました。

 ただ、大学時代に抱いていた経営や事業づくりへの挑戦という思いが心の奥底にちょっとだけ残っていたんです。当時の自分は、クライアントである経営者に対して経営に関する提案を行っていましたが、最終的に決めるのはクライアント。経営に近いようで、結局は部外者でしかないという現実がもどかしく、「当事者として経営や事業づくりに関わりたい」という気持ちが強くなっていきました。

 そんな折、あるベンチャー企業の話を聞く機会がありました。転職するつもりはありませんでしたが、理念やビジョンに共感し、事業の可能性も大いに感じたので、選考を受けてみることに。するとちょうど企業規模を倍にしようとしているフェーズだと知り、自分の手で組織や事業を大きくしたいならこのタイミングだと直感し、さらに選考で出会った人たちがとても魅力的だったので、転職を決めました。

 入社後は新規開拓のテレアポからスタート。その後、営業企画に異動して、営業全体の数字管理や、メンバーの営業スキルを向上させる研修メニューづくりを担いました。現在はBtoBマーケティングを担当し、事業をつくるうえで欠かせない業務に携わっているため、とても充実しています。いま経験していることを銀行でやろうとしたら、10年以上の下積み時代を過ごす必要があるでしょう。年収は下がりましたが、お金では買えないやりがいを得たと思っています。

仕事は自己実現の一つ。大切なのは、常に主体的にキャリアを考えること

 ここまで3人の転職のきっかけを見てきたが、いかがだっただろうか? 自分の働く場所は、自分が仕事に何を求めるかによって自ずと見えてくるものだ。

 大切なのは、自分らしく働くために、常に主体的にキャリアを考えておくこと。あなたにとって、仕事とはどういうものなのかを定期的に見直すようにすると、自己実現に近づけるのではないだろうか。


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