1. 【ゼロベース予算の考え方】慣習に従うことが企業の死期を早めていく…

【ゼロベース予算の考え方】慣習に従うことが企業の死期を早めていく…

by stevendepolo
 予算設定の方法に、ゼロベース予算という方法があります。通常、予算は前年の実績に対し何パーセント増といった形で設定される場合が多く、コストの増加を容認してしまいます。また、急激な環境変化の中、前年度の実績をそのまま次年度に展開するだけでは、本当に必要な事業へ経営資源を配分することができない恐れもあります。

 ゼロベース予算では、前年の実績に関係なくゼロから新たに各計画を策定し、それらの内容を比較検討し、優先順位に従って予算を配分するものであるのです。

予算における「ゼロベース」の考え方の必要性

 メリットは、経営環境の変化にもかかわらず、一旦採用したプロジェクトが継続して、新規プロジェクトに経営資源が配分されないといった、組織の硬直化を防げることであります。要は固定費を削るという点で有効な考え方なのです。

 また、プロジェクトの優先順位を全社に周知して、経営環境の変化や経営陣の考える戦略目標を組織に伝達させることができます。さらに、本当にかけるべき経費は何なのか?削るべき経費は含まれていないのか?といった点を再検証できる、という事があげられるでしょう。

 デメリットとしては、一つ一つの勘定科目における予算を確認していくわけですから、当然の如く予算策定にかなりの労力を費やすことになるということです。

ゼロベースで慣例を打破

 経費というのは、売上・利益を上げる為の方法です。もちろん、福利厚生などの違った 一面も兼ね備えてはいますが、一番の目的は売上・利益につなげることです。大切なのは経費の使い方に対して「なぜ、その経費を使うのか?」という疑問を 持つことであり、目的のない経費の支出や、費用対効果のない経費の支払にについては、過去の慣例にとらわれない事(固定観念を捨てること)なのです。

 ゼロベース予算の考え方は、経営計画を考えたり会社組織の見直しをする際にも、有効に機能できるのではないかと考えられます。

理想の将来像の実現

 人間は不思議なもので、物事や環境、人間関係に慣れを生じてしまいます。慣れてくると、緊張感が失われ、業務が非効率になったり、場合によってはミスを してしまいかねません。そのような時に、経営者自身が、過去からの慣例で物事を判断するのではなく、これから 将来実現しようとしているビジョンに向けて、必要な組織、必要な経費、必要な設備は 何なのかを考えて、経営判断を下す事が大切だと思います。

まとめ

 以上が、ゼロベース予算の考え方です。これは、全てにおいて愛情を持って物事を見極めることと同時に、かけるべき経費にはどんどん予算を割り当てられる環境を整えるにあたり、時代が生んだ考え方と言えるかもしれないでしょう。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する