脱完璧主義！仕事ができる人はイイカゲンに生きている！

　仕事に向いている性格は、まじめな人だと言われます。しかし、それも行き過ぎると考えもの。そう、完璧主義者のアナタのことです。完璧主義者は周りからはよく見えるかもしれませんが、本人にとってはツラくて仕方がないでしょう。そんなアナタがイイカゲンになるための方法を教えましょう。

　まずは、いつもの通りに与えられた仕事にアナタなりの目標を設定してください。……できましたか？完璧主義のアナタなら、きっと大層立派な目標を立てたはずです。では、実際に仕事をする際にはその目標の75％を達成するよう努力してください。

　大体の仕事では、あらゆる要素を完璧にこなす必要はありません。せいぜい締め切りと、もう一つくらいのポイントを押さえておけばいいのです。ところが、完璧主義の人は全ての要素で満点をとろうとしてしまいます。だから、自分で立てた目標の75％を達成してください。これを繰り返すことで、仕事をする上で抑えるべきポイントとどうでもいい点が分かってくるはずです。

　仕事が終わったら、きっと完璧主義のアナタは海のように深く反省することでしょう。しかし、そんなことは止めてください。反省しすぎたな、と思ったらとりあえず良かった点だけを探して、自分に向かって喋りかけてください。

　「締め切りは守った」「枚数だけは十分だった」「受付の女性と緊張せずに話せた」などどんな小さなことでもOKです。明るい言葉を話しているうちに、自分でも「ま、いっか」と思えてくるでしょう。

　それでも完璧主義が治らないアナタは、他人の悪いところを探してみましょう。周りの人だって、意外にテキトーにしているものです。自分の周りにもダメな人がたくさんいることに気づいて、自分もなあなあでいいや、と思えるようになりましょう。

　完璧主義の人は、なかなか自分のことを許せません。周りがみんなまともな人に見えるので、自分に強くプレッシャーをかけてしまっているのです。そこで、周りの人の悪いところを探すのです。こっそりサボったり、陰口を言ったり、ルールを破ったり。そんな同僚の姿を確認できれば、「アレ？意外と自分ってまともじゃない？」と思えるかもしれません。

　どうでしたか？少なくとも、この記事を開いたアナタには完璧主義を治す素養があります。なぜなら、完璧主義であることを自覚できているからです。本当の完璧主義者は自分が完璧主義であることに気付けません。あとは、「まあ完璧主義でもいいか」と思えるようになればしめたものです。