1. 分かりやすく見やすいグラフを作成するときに役立つ3つのポイント

分かりやすく見やすいグラフを作成するときに役立つ3つのポイント

 プレゼンをする時や報告書などを作成するときに、文章だけではどうしても伝えられない情報があります。特に数値変化に関しては文章や表だけではどうにもイメージが掴めません。

 そんなときにはグラフ化することがベストでしょう。グラフというのは小学生でも学ぶ基礎的なデータ表現方法の一つですが、最適なグラフを用いることは専門家ですら悩ませる非常に奥の深いものです。ここではそこまで掘り下げることはせず、オーソドックスなグラフをメインに、どのようなデータにどのようなグラフが最適なのかを紹介したいと思います。

グラフにする必要性とは

 自分が作ったグラフに対して上司や同僚、あるいは聴衆からの反応があまり良くなかったり、意図が伝わらなかったりしたとき、いったいどういうグラフを使えばいいのか悩むでしょう。

 しかし、まず最初に自らに問うべきことは「そもそもどうしてグラフにする必要があるのか?」ということです。月別の売上という資料データがあったとき、何も考えずにエクセルで棒グラフを作ったとします。それでいいのでしょうか?

 グラフというのは視覚に訴えるが故に相手に強い印象を残します。もしグラフにした資料データがそれほど重要なかった場合は、こちらの思惑と相手の捉え方にズレが出てきます。考えなしにすべてをグラフ化すると、逆に重要なグラフの印象が薄まってしまうのです。伝わらないのはグラフの種類が悪いのではなく、グラフ化するデータの取捨選択なのかもしれません。そこをまず最初に気をつけましょう。

見やすい=わかりやすい

 さて、ある資料データをグラフにすると決めたとします。見やすいグラフというのはわかりやすいグラフとも言えるので、わかりやすいグラフを作るために次にすることは、「そのデータの何を強調させるか」というポイントに注力することです。

 なぜなら、そのポイントによって最適なグラフの種類が違うからです。例えば、月別の売上のデータがあったとします。あなたが売上のうち8月というひと月の売上を強調したいのか、あるいは、1月から8月までの売上の変化を強調したいのか、その違いによって使うグラフが変わります。一般的にグラフの種類と意識するデータのポイントは以下の様な関係があります。

時間的な「変化」を強調したい場合…折れ線グラフ
1点の「値」を強調したい場合…棒グラフ
複数の要素の「割合」を強調したい場合…円グラフ
 
 この関係性を踏まえれば、先ほどの例では前者が棒グラフ、後者が折れ線グラフが最適ということになります。

見やすいグラフ資料はシンプルを心がける

 グラフに数値を書き入れることは、出来るだけ避けたほうがいいでしょう。人間はぱっと見たときに得られる情報量に限界があります。グラフに加えて文字まで見せられると必ずどこかの情報を落としてしまいますし、人間はもっとも目立つ情報から脳にとりこみます。色が目立っているもの、文字が大きいもの、図の中心にあるもの、そういった目立つ情報をとりこみ、逆に目立たないものを取り込みません。

 円グラフにおいて複数の要素の割合を示しているときに、最大の割合のものを強調したいのか、逆に最小の割合のものを強調したいのか、その目的によって書き入れる情報も変えましょう。最大の割合はそもそも目立ちますので余計な文字はいりません。逆に最小の割合はぱっと見には目立たないので、色を変えたり文字を入れるなどして目立たせましょう。

 注意することは、その逆をしないことです。最大の割合を強調したいのに最小の割合にも文字をいれることは、それが正しい情報であったとしても避けるべきです。受け手の脳はそちらを意識してしまい、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。

さらに高度な見やすいグラフ化のポイント

 それぞれのグラフに得意なデータの種類があることは述べました。さらに高度なグラフ化の技術として、「色」を意識することがあります。

 具体的には「ヒートマップ」という手法を用います。繰り返し言うようにグラフは視覚情報に訴えるため、もっとも有効な視覚情報の一つが色です。ヒートマップでは色の種類や濃さとデータ値を関係させます。それは、大きな値であればあるほど色を濃くするというような関係です。

 エクセル上の数値データに対して「条件書式→データバー→カラースケール」を選択することで数値に応じたヒートマップを簡単に作成できます。一気に分かりやすデータになりますので、是非試してみてください。

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