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送別会での挨拶で、相手に気持ちを伝えるための内容とは?

Tobayashi

2014/02/07(最終更新日:2014/02/07)


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送別会での挨拶で、相手に気持ちを伝えるための内容とは? 1番目の画像

 会社を退職する時に開かれる送別会は、退職者にとってはどこか気恥ずかしいような、申し訳ないような複雑な心境になるものではないでしょうか。会社を辞めてしまうのにわざわざ集いの場を設けてもらい、お金と時間を費やしてもらうということに心苦しささえ感じるかもしれません。そして、送別会での主役となる退職者は、当日挨拶を求められることとなります。

 改まった席で改まって挨拶をしなければならないことに頭を抱える人もいることでしょう。ここでは、そういった送別会での挨拶をいかに気持ちよく、そして相手に気持ちを伝えるにはどういう内容にしたらよいのかを考えていきます。

送別会開催の感謝を伝える

 まず挨拶の冒頭では、送別会を開いてくれたことに対する感謝の意を伝えます。多忙の中参加している人もいることでしょうから、その人の気持ちを汲んだ言葉を選んで伝えるようにします。

挨拶の例

「本日はお忙しい中、私のためにこのような送別会を開いていただきましてありがとうございます」そして、次に伝えるのは、何月何日に退職した(する)ということです。事前に退職日や退職したか否かについて知らされていないこともありますので、退職者の口から改めて伝えて知ってもらいましょう。

 続いて、会社に在職した年数やその期間の出来事や思い出や心に残っていることを話します。辛かったこと、悲しかったこと、嬉しかったことなど退職者の正直な気持ちを含めて話すことで参加者の共感をも得ることになります。在職中に経験してきたことが、退職者にとってどんなにか貴重なことであったか、自分のためになったかを伝えるようにしましょう。

お世話になった人への感謝も忘れずに

 在職中の話の後には、在職中にお世話になった人に感謝の意を伝えます。社長、上司、その他の社員全員に対して伝えるところがポイントになります。社員の中には、仕事上直接関わりのなかった人もいるかもしれませんが、それでも同じ会社で働いてきた同士と思えばこそ親近感も湧いてきて、自ずと感謝の気持ちになるものです。

挨拶例

「社長をはじめ、社員の皆様には本当にお世話になりました。この退職という時を迎えることができましたのも、皆様の支えがあってのことと有り難く思っております」

 一通り退職に際しての感謝の意を伝えたところで、退職後のことについて触れていきます。事細かに話をする必要はなく、挑戦したいことや自分の思い描く生活など大まかに簡潔に伝えます。そして最後に、もう一度送別会を開いてくれたことへの感謝の意を伝えて挨拶を終わりにします。

挨拶例

「最後になりましたが、このような送別会を開いていただいたこと、とても嬉しく有り難く思っております。皆様のご活躍と会社のご発展をお祈り申し上げ、挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました」

 「終わりよければ全てよし」「飛ぶ鳥跡を濁さず」というように、別れる時は気持ちよく、感謝の気持ちを持って臨むことが最高の挨拶になるのではないでしょうか。

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