新型コロナウイルスの影響で大きく様変わりした就職活動。オンラインツールを使った非対面形式が主流となり、企業の人事担当者は改めて学生の何を見ているのか気になる人も多いだろう。
株式会社Wizの子会社である株式会社コールナビは12月17日(木)、「オンライン面接において人事担当者が何を見ているか」をテーマに、2社の人事担当へのインタビューを実施し、その内容の公開を発表した。
コロナ以前には知り得なかったオンライン面接における人事側の視点明らかに
同社によると、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、様々な業種の面接がオンラインで実施されるなか、オンライン面接における応募者の悩みとして、「表情や雰囲気を伝えづらい」「通信が不安定」といった声が上がっているという。
同社は2社の人事担当者へのインタビューに際し、対面形式から変わった点や、コロナ以前には知り得なかったオンライン面接における人事側の視点について話を聞いたとしている。
その結果、前述のような応募者の悩みについて、人事担当者が実際どのように捉えているのか明らかになったそうだ。
顔がはっきり映っているか、声は明鏡に聞こえるかがチェックポイント
インタビューの結果、応募者の表情や雰囲気については、対面より拡大されて映る応募者の細かな表情を見て、その雰囲気を読み取っていることがわかったという。
応募者が思っているよりも、人事担当者には表情や雰囲気が伝わっているため、事前準備としては接続方法のみならず、「顔がはっきり見えているか」「声が明瞭に聞こえるか」など、映りや音声が整えられているとより良い印象が与えられるとしている。
インターネット環境についてだが、ネットの不具合云々ではなく、普段から自宅のインターネット環境が整っていない状態は、若干のマイナスポイントになるという。
在宅での仕事の可能性も高まる昨今、環境も踏まえて判断されることも多いそうで、しっかりと整えておくことが必要とか。
面接日までに環境が整えられない場合は、事前に人事担当者に申告しておくべきとのことである。
寝ぐせから背景、部屋の明るさ、スマホの縦横切り替えまで
インタビューでは他にも、男性の寝起きはすぐにわかること、オンラインでは可能であればマスクは外してもらいたいことなどについて語っている。
また、バーチャル背景についてや部屋の明るさ、スマートフォンの縦横切り替え、面接中の水分補給やペットの鳴き声など細かい点まで言及しているので、面接までに目を通してみてはいかがだろう。
同社では、人事担当者はオンライン面接で、画面に映る全てから応募者の情報を読み取り、採用面接を行っていることがわかったとし、対面では見えづらいプライベートな部分が見えるようになったことで、応募者の本来の姿も見えやすくなったと総括している。
同インタビューの詳細については同社プレスリリースで確認できる。
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