新型コロナウイルスの影響により、企業の採用活動が大きく変化している中、学生はどのような点に気を付けて就職活動に臨めば良いのだろうか?
株式会社Grillは12月7日(月)、「コロナ禍における新卒採用実態調査」の結果を発表した。
「コロナ禍で就職活動・人事採用にどのような変化が起きたか」をテーマに、学生側・企業側の両方の視点から分析。企業がオンライン面接で見ているポイントなどが明らかになった。
「内定を減らした」が約3割
コロナ禍の中、企業が内定を出した学生数にはどのような変化があったのだろうか。
人事採用担当者の回答で最も多かったのは「変わらない」(57.9%)だったが、「減らした」(31.9%)が「増やした」(10.1%)の約2.4倍となった。
内定を出した学生数を減らした理由としては、「業績が悪化したため」「先行きの分からない中で固定費を増やせない」というコメントが多かったという。他にも「リモート等では学生の魅力が分かりづらく、判断が付かない」という回答もあったそうだ。
面接では「話し方」「表情」を確認
それでは、オンライン選考において、人事採用担当者は学生のどのようなポイントを見ているのだろうか?
人事採用担当者に「オンライン面接の際に、新たに確認するようになったポイント」を質問したところ、最も多かったのは「(学生の)話し方」(41.9%)。次いで、「顔の表情」(38.4%)、「雰囲気の明るさ」(36.1%)だった。
このことから、直接会うことができないオンライン就活の面接では、対面面接以上に学生が自身の雰囲気やイメージを伝える必要があることが伺える。
この調査は、同社が10月12日(月)~20日(火)の期間、2020年と2021年に卒業する大学生439人と、企業の人事採用担当者662人に対して実施したもの。他の調査結果は、同社プレスリリースにて見ることができる。就職活動する際の参考にしてみてはいかがだろうか。
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