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逆風の中で、どう就活すべきか?外資系人材紹介会社が「コロナ禍での就活を乗り切る7つのポイント」を発表

長澤まき

2020/11/18(最終更新日:2020/11/18)


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イメージ画像:Adobe Stock

コロナ禍により、インターンシップの中止や採用の打ち切りなど、新卒採用にも大きな影響が及んでいる。このような状況の中で、どのように就職活動を進めればいいのか悩んでいる学生も多いのではないだろうか。

外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社は11月16日(月)、不透明な状況が続く中で、新卒の求職者が就職活動を乗り切るためのポイントを発表した。

ヘイズのアリスター・コックスCEOが、コロナ禍などによる逆風の中で、求職者がどのように就職活動を行うべきかを分析し、次の7つの提言を行っている。

逆風の中での就活、7つの提言

1.じっくり考え、将来の計画を立てる

コックスCEOは、不透明な状況下で気力が湧かないのも無理はないとして、このような状況になった場合は「数週間休み、じっくり考え、新しい現実に向き合ってみましょう」「そして、人生の新しい章にどうすればできるだけ前向きに立ち向かえるか、真剣な計画を立ててみましょう」とアドバイスしている。

学位はこれからの人生にずっと寄り添う資格であり、学習し・辛抱し・成功する能力を持っていることの証なのだという。

2.時間を有効活用し、スキルアップに励む

確かに景気の状況は芳しくないが、就職活動に向けてできることが何もないわけではない。オンライン研修や仕事に直結するスキルの習得、修士号の習得に励むのもよいという。

この時間は失われた時間ではなく、自分のやる気と粘り強さを示せる時間。例えば、スキル向上のためにこの時間を使うというのは素晴らしい考えで、強くおすすめするという。

3.就職活動期間をどのように活用したか、履歴書に具体的に記載する

応募先企業に自分自身の人物像を伝えるためにも、この期間に真面目に・意欲的に努力したことをアピールする。

自分の時間をどう使ったか、履歴書に忘れずに記載。スキル向上・ボランティア活動・DIY作業・介護・オンライン読書会の設立、さらにはバーチャル・キャリアフェアなどのイベント参加でも構わないそうだ。

こうした記述により、採用担当者に、自分がどんな状況でもくじけない、状況をコントロールできる人間で、受け身ではなく“物事を起こす”人間だということをアピールできるという。

4.自分への理解を深め、セールスポイントを明らかにする

企業が新卒生に求めているのは、新しいアイデアや革新的な思考を生み出す独創性、そして環境に対応できる適応力だという。

自分のセールスポイントは何か?自分は何に価値を置いているのか?自分が付け加えることのできる価値は何か?自分の一番の強みは何か?自分は企業にどう貢献できるか?を、じっくり考えてみてほしいという。

5.柔軟な心で求職活動を行う

自分たちはまだキャリアの入り口にいると考え、当初計画していなかった仕事などについても検討してみてはどうかと提案している。

最初に就いた仕事が生涯の仕事になると決まったわけではない。正社員にこだわらず、派遣社員や契約社員などあらゆるタイプの仕事を視野に入れることで、さまざまな経験を積み、スキルを高めることができるかもしれないという。

6.目標設定を行い、進捗状況を確認する

現時点においての最優先事項が就職活動なら、それを9時~17時の仕事と考え、1日の活動の中心に置き、1日の目標を設定し進捗状況を確認する。

無差別に何百ものエントリーシートを提出するよりも、事前調査を行い、丁寧に記入したエントリーシートを日に1、2通提出したほうが、努力対効果ははるかに高いのだという。

7.ネットワークを構築し、視野を広げる

プロフェッショナルが集うプラットフォームでネットワークを構築して、アドバイスを求めたり、専門的な知識を共有したりするのも有効。また、家族や友人と支援し合う関係を築き上げることも効果的だという。

こうしたネットワークは、自分が次に何をしたいかを見つけ出す助けになってくれたり、異なる視点からのアドバイスを与えてくれたりと、手助けをしてくれるそうだ。就職できた大学の同級生に、何を学んでおくべきかアドバイスをもらうのも良いという。

個人のキャリアアップを支援

同社は、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社。

これまでにも、「急増するテレワークで心の健康を保つための7つのポイント」や「テレワークを成功に導く5つのポイント」など、ビジネスパーソンの参考となる情報を発信している。

就職活動やキャリアを考える参考にしてみてはいかがだろうか。

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