日本労働組合総連合会は10月2日(金)、フリーランスなどの抱える課題や疑問をともに解決していくサイト「働く(Work)みんなの連合サポートQ(Wor-Q)」を公開した。
これまでの活動を通じて蓄積した事例やデータをもとに、日本特有の働き方の課題解決に加え、「全ての働く人の課題解決」を目指す。
労働相談事例や無料相談等を提供
フリーランスなどの「曖昧な雇用」で働く人々に視点を置いた労働相談事例の閲覧、働くことにまつわる用語集の閲覧、無料の労働相談等のサービスを提供。
無料の会員制度「連合ネットワーク会員」に登録すれば、過去分を含めた全ての相談事例などが閲覧できるという。有料の共済制度「連合ネットワーク福祉会」の導入も予定している。
従来の労働関係法令では保護対象外の人々へ
同連合は、1989年に結成した、日本の労働組合のナショナル・センター(中央労働団体)。
約700万人の加盟組合員を有し、すべての働く人たちのために、雇用と暮らしを守る取り組みを進めている。
同連合によれば昨今、雇用と自営の中間的な働き方や、業務委託、請負、フリーランスなど、従来の労働関係法令では保護の対象とならない雇用形態で働く人が増加しているという。
また、新型コロナウィルス感染拡大により、法的セーフティネットの脆弱性も顕在化しているそうだ。
同サイトでは、このような人々のゆるやかな連帯の場の提供と、課題解決に向けたサービスを展開していくとしている。
フリーランスとして働き始めたものの、分からないことが多いという人や、業務委託や請負の仕事をこれから始めたという人などは、活用してみてはいかだだろうか。
出典元:Wor-Q
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