HOMEビジネス 今流行りの副業、始めるならまず何をすべき?需要と供給のギャップに注意|パーソル総合研究所調べ

今流行りの副業、始めるならまず何をすべき?需要と供給のギャップに注意|パーソル総合研究所調べ

白井恵里子

2021/08/17(最終更新日:2021/08/17)


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イメージ画像/AdobeStock

「副業に興味があるけれど、どのタイミングで始めればよいのだろう」「副業を始めるために、どんな準備をしたらいいの?」副業に興味を持つ若手ビジネスパーソンも増えていますが、それに伴いさまざまな疑問や不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。

株式会社パーソル総合研究所は今年3月、副業に関する調査(個人編)を実施。8月13日(金)にその結果を公開しました。

調査結果によれば副業を行っている正社員は9.3%と、1回目調査(2018年)と比べほぼ横ばいの割合に。また、需要(副業者の受け入れ先)と供給(副業をしたい個人)にギャップがあることが判明しました。

希望と実態にギャップ

「現在副業をしている」と回答した正社員の割合は9.3%。

その属性をみると、収入面では年収1500万円以上から副業を行っている割合が急激に高まっていることがわかりました。職位別にみると部長相当以上で副業を行っている割合が最も高く、高いスキルを持っている人が、そのスキルを活かして副業を行っていることが多いようです。

一方で、本業の年収が低いほど「副業を行いたい」という意向が強くみられ、希望と実態にギャップが生じていることが判明しました。

「副収入(趣味に充てる資金)を得たいから(70.4%)」「現在の仕事での将来的な収入に不安があるから(61.2%)」などが副業を始めた理由として挙げられるなか、実際に副業を行っているのは高いスキルを持ち比較的高収入の人材。

副業を始めたいと思ったら、まずはスキルを磨くことから始めてみる方が確実かもしれませんね。

副業がきっかけでキャリア意識や学習意欲が高まる人も

なお、副業を行っている正社員のうち、2~3割が「転職したい」「独立・起業したい」とキャリア意識が高まっており、3割以上が「専門性の高いスキルを身につけたい」「学び直しをしたい」などの学習意欲が高まっていることもわかりました。

副業を始めたことで「スキル・知識向上」「成果意識・自律性向上」などが実感でき、本業へ良い影響を及ぼしていると感じている人も多いようです。

副業を始めるためにスキルを磨いたり、始めた後に新たなスキルを身につけたいという意欲が生まれたりと、副業にはその人を成長させる力があるのかもしれません。副業に興味を持っている人や、すでに始めている人などは、この調査結果を参考にしてみてはいかがでしょうか。

※調査結果詳細についてはプレスリリースをご確認ください。

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