株式会社リブセンスが運営する新卒就活サービス「就活会議」は5月28日(木)、「学生が本当に行ってよかったINTERNSHIP 2020」を発表。この調査は今年で3回目の実施となる。
企業と学生の双方にとって有意義なインターンに
今回発表した「学生が本当に行ってよかったINTERNSHIP 2020」は、昨夏のインターンシップに参加した学生の体験記をもとにまとめたもの。
ここでいう体験記とは、各社が開催するインターンシップのテーマや内容に加え、「志望度が上がったか」「その後の就職活動にどのような影響を与えたか」という学生の本音のほか、「総合評価」「選考難易度」「業界理解」「会社理解」「メンターのコミット」「自己成長」「内定直結度」「学生のレベル」「テーマの面白さ」の全9項目について、5段階評価にて評点を取得したものだ。
学生満足度上位企業を公開
今回公開された学生満足度上位企業について、一部を下記に紹介する。
【総合評価が高かった部門】
総合的に満足度が非常に高く、その後の就職活動に良い影響があったと評価された企業1位:PwCコンサルティング合同会社
2位:ソフトバンク株式会社
3位:デロイトトーマツコンサルティング合同会社
4位:パナソニック株式会社
5位:アイカ工業株式会社【メンターのコミット部門】
「社員が全力で取り組んでくれた」「積極的にフィードバックをくれた」等メンターに対する評価が高かった企業1位:PwCコンサルティング合同会社
2位:三菱電機株式会社
3位:日本アイ・ビー・エム株式会社
4位:東京海上日動火災保険株式会社
5位:ソフトバンク株式会社
その他、【業界理解が深まった部門】、【自己成長につながった部門】や、【テーマが興味深かった部門】、【選考に有利に働いた部門】などを公開している。
学生にとって参加価値があるインターンか
同社によれば学生の採用活動の一環として、インターンシップを導入する企業が増加しており、学生が企業や産業についての実践的な知見を深める機会になっている一方、インターンシップが学生にとって参加価値のあるプログラムになっているかどうかは、企業によって大きな差があるという。
その背景には、企業が他社のインターンシップの特長を知ったり、学生の満足度向上に取り組むための知見を得る機会がなかったことが、ひとつの課題として考えられるそうだ。
「就活会議」は、インターンシップが企業と学生の双方にとって、より有意義な機会となることを目指し、2017年から調査結果を公表してきた。
インターンシップを受け入れる担当社員にとっても、他社の取り組みなどを知ることは、自社のインターン制度や受け入れ体制について改めて考えるきっかけになるだろう。
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